海外大生体験談

南極への興味がオーストラリアへの興味につながった


世界で活躍中のGLC卒業生「海外進学・留学ラボ協力隊」が書き下ろし原稿、動画で入試や大学生活についてレポートします。4月のテーマは「大学進学を考えたきっかけ」。
第2回目は、オーストラリアのメルボルン大学で学部入学準備コースに通うNatsume T.さんにご登場いただきます。

 

 

Natsume.T先輩

オーストラリア 
メルボルン大学 学部入学準備コース
(The University of Melbourne / Foundation Program )

 

 

■海外進学を意識したきっかけ■

南極・生態系について幅広く学ぶなら海外で学びたいと思っていました
高校1年生の時に、南極の研究をしている研究者が学校に授業をしに来てくださいました。その講義で、極限状態を生き抜く生物の工夫や、それらの繋がりを学び、南極という他の大陸とは全く異なる世界に興味をもちました。南極についての本を読み、インターネットで調べている中で、だんだんと日本の外に出て南極・生態系について学びたいなと思い始めました。海外の方が学部で南極・生態系について幅広い分野で学ぶことができるからです。また、オーストラリアは南極研究の1つの拠点にもなっているためオーストラリアに興味を持ちました。また、単純に海外に憧れがありました。
そんな時に、海外大学進学の支援プログラムを横浜市が行っていることを知りました。その当時は、海外の大学で勉強をしてみたいという気持ちはありましたが、何をしていいのかも分からず、日本の大学に進学するのだろうな…と思っていました。しかし、このプログラムを知ったことで海外進学を本気で考え始めました。

 

■海外進学を決断した決め手■

留学フェローシップサマーキャンプで進学の迷いが晴れ、決断
留学フェローシップに参加したことが決め手です。高校2年生になると学校でも本格的に進路指導が始まり、周りの友達も国内大学の受験のために塾に通い始め、志望校を考え始めました。学校全体に国内入試の雰囲気が高まる中、私も国内かオーストラリアかの進学を迷い始めました。なぜなら語学試験のスコアがなかなか上がらず、費用や就職のことも考えると日本の大学に進学してから大学院で海外に行った方が良いと考え始めたからです。また、オーストラリアの大学はペーパーテストがないため、周りの友達が国内入試の勉強をしている中、オーストラリアの大学に進学することは“逃げ”のような気がしていました。
高校3年生の夏休み、今何をするべきかを悩んでいる時、留学フェローシップという海外の大学に通っている大学生が主催しているキャンプに参加しました。そこで、海外大学のリアルな話を聞いたことで、海外の大学に通うイメージが湧き、自分が何について勉強したいのか、将来何をしたいのか、を再び考えることができました。 そして、語学力や費用に関しても、先輩方に勉強の仕方やコツ、奨学金団体を教えていただき、努力次第で解決できる問題だとわかりました。そして、オーストラリアの大学に出願することをきめました。

 

■海外に進学した今、感じること■

多様性のある生活環境を通して今までなかった考え方を学べています
今は、オーストラリアの学校に進学したことをとても良かったと思っています。ファンデーションプログラム(学部入学準備コース)に入学したので専門的な勉強はまだ始まっていませんが、入学のために、奨学金を得るために自分の夢を詳しくたくさん書いて表現をする機会が多く、自分が何をしたいのかが自分の中で明確になり、今の授業を楽しんで受けることができています。
英語を使っての勉強は日本語に比べて時間がかかるので、日本の大学に行っていた方が生物を深く学べたかもしれないと思うこともありますが、文学や演劇、歴史など直接生物に関係のないクラスを受講したり、多様性のある生活環境を通して今まで自分に無かった考え方を学ぶことができています。 また、何より今はオーストラリアという新しい土地で友達と暮らしたり、旅行に行ったりすることがとても楽しいです。

オーストラリアで観光名所としても有名なエアーズロック
地球と宇宙を感じました。
先住民アボリジニの言葉で『ウルル』とも呼ばれています。

※この記事でご紹介している内容は2020年4月14日現在の情報に基づいています。

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