初めての海外留学を成功させる!マストな渡航準備10選
海外大に合格して、晴れて念願の留学が決定!夢見てきたそんな状況を迎えたとき、はたしてどんな心境になるでしょうか?おそらく多くの方が初めての海外進学となるでしょうから、大きな喜びと少しの不安に包まれる…というのが本音ではないかと思います。慣れ親しんだ母国とはまったく異なる文化や環境の中で、一人で学び生活していくのですから、海外進学にはやはり入念な準備が必要になります。
そこで今回は、初めて海外に一人で渡航する新入生がスムーズに海外での学びをスタートさせるために必要となる、基本的な渡航準備についてご紹介します。必要な書類、生活面での準備、心構えなどを10にまとめて整理しました。素晴らしい留学生活のスタートの手助けとなるはずです。
1. 学校・プログラムの確認
◆受け入れ先の学校の情報を調べる
まずは留学先の学校の入学手続きに関する情報をしっかりチェックしましょう。オリエンテーションのスケジュールや重要な手続き等の日付を把握しておくと、安心して新学期に向けて準備を進めることができます。カリキュラムなどについても確認し、必要な辞書や参考書、文房具などを十分に用意しましょう。
◆必要な書類を揃える
留学先の学校で指定された期限までに、必要な書類(成績証明書や推薦状など)をすべて確実に提出しましょう。期限に遅れた場合、辞退とみなされてしまう場合があります。
また、渡航後にトラブルがあったときのために、入学許可証を含むすべての重要な書類はコピーを作成し、保管しておいてください。
2. パスポートの準備
◆パスポートの取得
パスポートを持っていない場合、もしくは有効期限が切れている場合は、必要書類を用意して各都道府県のパスポート申請窓口で新規申請をします。初めてパスポートの申請を行う際には、戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)が必要となるので注意しましょう。
パスポートの有効期限が1年未満である、もしくは査証欄の余白が見開き3ページ以下になっている場合は更新しておく必要があります(オンライン申請が可能)。
◆パスポートのコピーを用意
パスポートが用意できたら、海外でのパスポートの紛失・盗難等に備えて、念のためコピーを数部作成します。旅行中や留学先では、パスポート原本とコピーは別に保管しておきましょう。
3. ビザ・入国手続き
◆ビザの取得
留学に適切な学生ビザの取得手続きのため、パスポート・入学許可証・資金証明書など必要な書類を用意します。ビザ取得に関する要件・規定は各国で異なり、必要とされる書類も違いますし、予告なく変更される可能性もありますので、自分の留学先の国の最新情報をしっかりと確認しましょう。
ビザ発給までにかかる日数も国によって異なってきますので、十分な余裕をもって手続きを行うことをおすすめします。
◆その他の入国条件の確認
ビザの申請や入国の条件に、たとえば健康診断書の取得や健康保険への加入が必要な場合があります。期限に間に合うように対応しましょう。
4. 健康管理
◆予防接種や持病の治療
必要な予防接種がある場合は、必ず接種しておきましょう。また、持病がある場合は、医師に相談して適切な治療を受けるか、十分な処方薬を用意してもらってください。歯の治療をしておくのもよいでしょう。
◆健康保険
海外では日本と比べて医療費がかなり高額なことが多いので、留学中に病気やケガをしてしまったときのために、留学生向けの海外旅行保険や学生保険に加入しておくのがおすすめです。現地で入れる保険もありますが、あらかじめ日本で加入してから渡航するほうが安心です。留学先で健康保険に関する法令等がある場合は、それに従ってください。
◆救急セットや衛生用品の準備
基本的な救急セットなどを持参すると、ちょっとしたケガなどの際に便利です。
5. 旅行の準備
◆航空券の手配
留学先の学校で行われるオリエンテーションなどに間に合うよう、スケジュールを調整したうえで飛行機のチケットを予約します。到着日時を確認し、とくに深夜・早朝に着く場合は空港からの交通手段も必ず確認しておきましょう。
◆荷物の準備
持ち物リストを作成し、本当に必要なものを選定してスーツケースにパッキングします。ノートパソコン、充電器、その他の必要な電子機器など、学習に必須なものを優先しましょう。衣類や日用品は現地の気候や文化に合わせて選びます。現地で購入することも考え、季節に適した着心地・履き心地のよい服・靴がよいでしょう。現地でアクティビティに参加する予定がある場合は、その用具も忘れずに。
なお、海外大では特別な行事やイベントでフォーマルな衣装が必要になる場合があるので、靴を含めて1着用意しておくと安心です。
6. 生活準備
◆住居の手配
留学先で生活する住居の検討は、渡航前の最重要事項の1つ。学校が提供している学生寮やアパートなどの情報をしっかり確認し、自分にあったところを選びましょう。1 年目は、キャンパスへの近さ、快適性と費用などの要素をバランスよく考慮することが重要と言われています。学生寮に入居する場合は、期限までに必ず申請が必要です。
◆交通手段
住居からの通学方法は事前に確認しておきましょう。キャンパス内の学生寮ではない場合、現地の交通手段や費用などもしっかり調べておく必要があります。
7. 銀行・資金管理
◆銀行口座の開設
留学先でアルバイトをする場合など、銀行口座が必要になることがあります。必要に応じて、渡航後に現地の銀行口座を開設できるように情報を調べておくとスムーズです。
◆お金の管理
海外で使えるクレジットカードやデビットカードを用意しておきましょう。安全性・利便性を考えて複数のカードを準備しておくことをおすすめします。急な出費に備えて、現金(現地通貨)もある程度持っていくとよいでしょう。
8. コミュニケーション手段
◆携帯電話
海外でも使える携帯電話のプランを検討し、現地で使えるSIMカードやWi-Fiルーターを用意します。また、コミュニケーションやナビに便利なアプリをインストールしておきましょう。
◆連絡先の管理
家族や友人との連絡手段をスマートフォンやタブレット等に保存しておき、すぐに連絡がとれるようにしましょう。故障などに備えて、紙に書いたメモ等を保管しておくのもおすすめです。
9. 文化的理解
◆文化のリサーチ
新しい環境での生活に備えるため、渡航先の文化、気候、安全性など様々なことをできるだけ細かくリサーチしましょう。日本とは異なる独自の習慣やマナー、エチケットなどもあらかじめ知っておくと、コミュニケーションをとる際にお互いに誤解が少なくなり、スムーズに環境に適応できるでしょう。
10. メンタル準備
◆心の準備
慣れない環境での生活は、想像以上にストレスがたまることがあります。自分なりのリラックス方法やストレス管理法を見つけておくとよいでしょう。
◆サポートシステムの確認
学校のカウンセリングサービスや留学生の支援グループ、コミュニティなどの情報をあらかじめ調べておきましょう。つらい時、困ったときは、遠慮せずにサポートしてくれる機関を頼ることが大切です。
海外進学・留学は非常に大きなチャレンジ。緊張もするでしょうし、心配事も尽きないでしょうが、渡航までに準備をしっかり行うことで余計な不安が減り、充実した留学生活をスタートすることができます。直前になって慌てないように事前にしっかりと計画を立て、情報収集をしながら進めていくのがおすすめです。
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※この記事でご紹介している内容は2024年10月8日現在の情報に基づいています。