海外進学・留学を考えている人は知っておいた方がいいシンガポールならではの常識・カルチャー
海外留学でまず悩みがちな国選び。このシリーズでは、留学先として人気の国の「文化」や「生活習慣」の特徴など、「この国、面白いな。行って体験してみたいな」と思えるような、その国ならではの情報をピックアップしてお届けしています。第5回は、アジアにおける英語圏のシンガポール!実際に現地に行った時の「カルチャーショック」が少し弱くなるかも!?
多様性豊かで、他者に寛容な社会
シンガポールは多民族国家です。中華系が大半を占めますが、マレー系やインド系も多く、さらにさまざまな人種の人々が共存しています。そのため、文化や宗教、言語(母語)も人それぞれ。多様性を受け入れて成り立っている国のため、異なる文化や習慣、価値観にも理解のある人が多いです。
外食率が高い!ホーカーでの食事は安価でおいしい
シンガポールでは共働き家庭が多いなど、様々な理由から外食文化が発達しています。家で食事を作ることもありますが、3食とも外食で済ませるという家庭も少なくありません。シンガポールの人々の日常の食生活を支えているのが、「ホーカー」と呼ばれる屋台がたくさん集まったフードコートのような場所。多様な料理が、一皿200円程度の手ごろな価格でお腹いっぱい食べられます。
住宅価格が高騰しているため、驚くほど家賃が高いことがある
東南アジアのハブとして驚異的な発展を続けているシンガポールでは、小さい国土にたくさんの人が集まっているため、土地や住宅価格がかなり高騰しています。賃貸物件の価格も驚くほど高くなっているので要注意。基本的に賃貸は2年契約ですが、契約更新の際に家賃が2倍近くになることも珍しくないようです。
ちなみに前述の通り、外食文化が根付いているため、多くの物件でキッチンが狭いなどあまり充実していない傾向もあります。
英語がわからないことがある!? Singlishと呼ばれる特有の英語
シンガポールの公用語は英語・中国語・マレー語・タミール語の4つ。学校や政府機関、ビジネスの現場などでは基本的に英語が使われており、シンガポールの人々は日常的に英語を話しています。ただ、人口のおよそ3分の1が外国人というほど多様な背景を持つ人々が暮らす国のため、それぞれの民族がそれぞれの母語の影響を受けたかなり特徴のある英語をしゃべるので、街では多様な英語が聞こえてきます。一般的にシンガポールの英語はSinglishと呼ばれるほど独特で、文法が簡略化されていたり、発音やアクセント、イントネーションに癖があることが多いです。慣れるまでは、「英語なのに何を言っているかわからない…」ということもあるかもしれません。
規律を守るための法律が厳しめ、違反すると罰金
さまざまな民族の人々が共に暮らすシンガポールでは、国内の秩序を維持する法律が細かく、厳しいことで知られています。公共交通機関内での飲食、街中でのコミのポイ捨て、国内へのチューインガムの持ち込み(もちろん食べることも)、夜間の公共の場での飲酒などはすべて禁止。違反すると罰金刑になります。公園にいる鳩に餌をやっても、道路で唾を吐いても、街中で誤って非常ベルを鳴らしても罰金です。他にもいろいろなルールがあり、日本の感覚で生活していると知らないうちに法律違反をしているかもしれないので、注意が必要です。
電車やバスの中では席を譲る人が多い
電車やバスでは、高齢者や子どもが乗ってくると、多くの人がすぐに席を譲ります。電車やバスでは、車内が混んでいても優先席は空けているのが基本。社内で居眠りをしている人もほとんど見かけないでしょう。
常夏の国。1年中暑いので、服装はかなりラフ
年間の平均気温が30度近いシンガポール。「熱帯モンスーン気候」に属しているため雨季・乾季はありますが、日本のような四季はなく、常に暑いです。そのためプライベートでの服装はかなりラフなことが多く、1年中、Tシャツ・短パン・サンダルのような格好の人がほとんどといった印象。カラフルな服を好む人が多い傾向もあります。衣替えをする必要もなく、衣料費も休めなので、あまりお金はかからないでしょう。
店員さんの接客がかなり自由
店員さんがレジを打ちながら他の人とおしゃべりしている、などというのはよくあること。日本で非常に丁寧な接客に慣れているとびっくりするかもしれませんが、現地の人にとってはそれが当たり前のようです。
日本と同じアジアの国とはいえ、シンガポールと日本では文化や習慣はかなり違います。それなりにカルチャーショックを受けることも少なくないかもしれません。ただ、慣れれば日本人にとっては「最も生活しやすい国の1つ」とも言われています。新たな発見をしながら、異文化での体験を楽しんでみましょう。
★アメリカならではの常識・カルチャーを知りたい方は★
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★イギリスならではの常識・カルチャーを知りたい方は★
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★カナダならではの常識・カルチャーを知りたい方は★
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※この記事でご紹介している内容は2024年2月25日現在の情報に基づいています。