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海外進学・留学を考えている人は知っておいた方がいいオーストラリアならではの常識・カルチャー

海外留学でまず悩みがちな国選び。このシリーズでは、留学先として人気の国の「文化」や「生活習慣」の特徴など、「この国、面白いな。行って体験してみたいな」と思えるような、その国ならではの情報をピックアップしてお届けしています。実際に現地に行った時の「カルチャーショック」が少し弱くなるかも!? 第4回はオーストラリアです!

海外進学・留学の際に知っておくべきオーストラリアならではの常識・カルチャー

独特な英語、とくに言葉を短縮するのが好き

オーストラリアの英語は「オージーイングリッシュ(Aussie English)」と呼ばれ、若干癖が強いことで知られています。発音やアクセント、言い回しなどに独特のものがあり、慣れるのに時間がかかる場合もあります。たとえば、オーストラリアでは「A」の発音が「ei」ではなく、「ai」になります。「today」が「トゥダイ」になり、「name」が「ナイム」になるわけです。ちなみに「I」に発音も「ai」になるため、「wine」が「ワアイン」に。また、語末の「G」「T」「K」は発音しないため、似たような単語は聞き分けがかなり難しくなります。

さらに、オーストラリアでは単語やフレーズを短縮して使うことが非常に多いのが特徴です。Afternoonは arvo(午後)に、sandwichはsanga(サンドウィッチ)に、Good dayはG’day(こんにちは)に、mosquitoはmossie(蚊)に。Thank youにいたってはTaとなってしまいます。こちらも慣れるまでは戸惑うかもしれません。

お店の営業時間が短い

オーストラリアのお店は全体的に閉店時間が早いです。平日はだいたい18時ごろ、遅くとも20時にはほのすべてのお店が閉まってしまいます。レストランでも21時ぐらいには営業が終了。夜遅くまでお店が開いていて食事や買い物ができる日本に慣れていると、少し不便に感じるでしょう。
なお、日曜日や祝日はほとんどのお店が閉まっているので要注意。休みの日に買い物の予定を入れておかないほうが賢明です。

バスと電車は時間通りに来ないのが普通

オーストラリアのバスや電車は時間通りに来ないことは当たり前。遅く来る分にはいいのですが、早く来てしまうことも。待っている現地の人たちはとくに気にすることもなくのんびりと待つのが一般的です。ただ、急に運休されることもあるので、電車・バスを使うときは時間に余裕を持って行動したいところです。

ちなみに、バスに乗るときは運転手さんに向かって手を挙げたり振ったりして合図をする必要があります。日本ではバス停に人がいると停まってくれますが、オーストラリアでは合図をしないと停まってくれないので注意。満員だと、合図をしても素通りされることもあります。降りるときも意思表示を。ただし社内アナウンスなどはなく、バス停に名前もついていないことが多いので、バスが今どのあたりを走っているのか自分で把握しておく必要があります。

時間やスケジュールは遅れるもの、ドタキャンも多い

オーストラリアは他民族国家・多文化社会のため、他者に対して寛容でフレンドリー。おおらかでマイペースな人も多く、時間にもルーズな傾向があります。待ち合わせ時間を決めても、遅れるのが当たり前ぐらいの感覚。当日はもちろん、約束の数分前にキャンセルなどということもよくあります。日本人からすると驚くこともありますが、たいていのことは「No worries!(気にしない!)」で受け入れてしまう国民性があります。
さすがに学校は時間通りに行く学生も多いですが、パーティなどに呼ばれたら遅れていくのがむしろマナーです。日本ではあまり考えられませんが、開催時間に到着してしまうと、主催者は準備ができていなくて困ってしまうこともあります。ホームパーティーなどは食べ物・飲み物を持参して、ゆっくり行くとよいでしょう。

チップの義務はないが、サービスに満足したらチップを払う

アメリカなどと違い、飲食店などでチップを払わなければいけないという慣習はありません(高級レストランや観光地などを除く)。ただ、たいていの飲食店では、レジのそばにチップを入れるボックスや瓶が置いてあります。基本的にはチップは必要ないですが、サービスに満足したらそこにチップを入れて帰ることもあります。

スポーツ大好き、日本でいうマニアックスポーツもメジャー

オーストラリア人は総じてアクティビティが大好きな国民性と言われ、スポーツが身近な存在です。特に人気があるのはオーストラリアンフットボールやクリケット、ネットボール、ラグビーなど。日本では耳慣れないスポーツもありますが、現地ではプロリーグがあるほど盛ん。冬はオーストラリアが発祥のオーストラリアンフットボール、夏は国技でもあるクリケットの注目度が高く、応援にも熱が入ります。

節電・節水の意識が非常に高い

国を挙げて環境問題に対する意識が高いこともありますが、現実的な問題としてオーストラリアでは光熱費が非常に高いことも大きな原因。干ばつにより慢性的な水不足に悩まされていることもあって、水道費も高騰しています。生活に大きな影響を及ぼすとあって、オーストラリアの人々の間では節電・節水が徹底されています。

とくに水は貴重なので節水は必須。家庭によってはシャワーの使用は1人5~10分程度と時間制限のルールを決めていることも。建物が古いと、お湯は10~15分程度で出なくなってしまう場合もあります。

裸足で外を歩く人が多い

なぜかオーストラリアでは、季節や性別に関わらず、裸足で外を歩く人が多い(服装も、季節関係なく半袖・短パンの人が多い)です。ビーチのそばだからというわけでもなく、街中やスーパーでも靴を履かずに歩いている人をよく見かけるはずです。道路にはゴミやガラスも落ちていることが多々ありますし、夏になるとアスファルトが非常に熱くなっているのですが、気にしない人が多いようです。

紫外線が強いので、対策は必須

オーストラリアの紫外線は、日本の5倍以上とされています。日差しが非常に強く、1年中強い紫外線が降り注ぐため、政府が「皮膚がんの発生率」に対して注意を促すほど。そのためオーストラリアでは紫外線対策が必須で、誰もが日焼け止めを使うのが当たり前となっています。現地で売られている日焼け止めは、日本よりもかなり強力です。
夏場は日焼け止めだけでは紫外線を防げないこともあり、帽子やサングラス、肌を守る薄手の長袖なども必需品です。

海外で生活を始めたときに、カルチャーショックを受けること自体は悪いことではありません。ただ、それによってせっかくの留学をマイナスにしかとらえられなくなるのはもったいないですよね。文化や習慣が異なるのは当たり前、と受け止め、その違いを楽しむぐらいの気持ちの方が実りある留学生活になるはずです!

▼オーストラリアの大学生活について知りたい方は!

【参考ページ】「オーストラリア留学について知っておいたほうがいい10のこと」

★アメリカならではの常識・カルチャーを知りたい方は★
【参考ページ】「海外進学・留学を考えている人は知っておいた方がいい!アメリカならではの常識・カルチャー」

★イギリスならではの常識・カルチャーを知りたい方は★
【参考ページ】「海外進学・留学を考えている人は知っておいた方がいい!イギリスならではの常識・カルチャー」

★カナダならではの常識・カルチャーを知りたい方は★
【参考ページ】「海外進学・留学を考えている人は知っておいた方がいい!カナダならではの常識・カルチャー」


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※この記事でご紹介している内容は2024年2月24日現在の情報に基づいています。

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