海外進学・留学を考えている人は知っておいた方がいい!イギリスならではの常識・カルチャー
海外留学でまず悩みがちな国選び。このシリーズでは、留学先として人気の国の「文化」や「生活習慣」の特徴など、「この国、面白いな。行って体験してみたいな」と思えるような、その国ならではの情報をピックアップしてお届けしています。第2回はイギリス。知っておけば、実際に現地に行った時の「カルチャーショック」も回避できるかもしれません。
★アメリカならではの常識・カルチャーを知りたい方は★
【参考ページ】:海外進学・留学を考えている人は知っておいた方がいい!アメリカならではの常識・カルチャー
雨が降ってもほとんど傘をささない
イギリスは雨の多い気候ですが、いわゆる土砂降りのような強い雨が降ることはあまりなく、小雨程度の雨が降ったりやんだり。そのため、基本的にイギリス人は雨の日でも傘をささない人が多いです。折り畳み傘を持ち歩くといった習慣もありません。
ちなみに、雨や曇りが多いイギリスでは、晴れの日はかなり貴重。太陽が出ると、かなり寒くても日光を浴びるために半袖で街を歩く人がたくさんいます。
パブ文化!キャンパス内にパブが完備されている大学も
イギリスではどんな田舎でもパブがあるというぐらい、イギリス人はパブが大好きです。お酒だけでなく軽食も楽しめるので、仕事や学校帰りに立ち寄って友人とおしゃべりする人がたくさんいて、暮らしに欠かせない社交の場となっています。
大学にもパブやバーが完備されていることが多く、講義の合間に息抜きをしたり、1日の終わりにビールを飲んだりと、学生たちで賑わいます。
博物館や美術館など芸術・文化施設は基本的に無料
イギリスには大英博物館をはじめとした博物館や美術館がたくさんありますが、基本的にはほぼすべて無料で入館することができます。来館者の寄付やグッズ販売の利益で運営されているため、館内には募金箱が置いてあります。
味付けをあまりしない素朴な味わいの料理が多い
イギリスの料理は、素材の味を大切にし、あまり凝った調理をしない傾向があります。基本的に薄味で、ほとんど味付けがされていないことも多いです。食べる人が自分の好みに合わせて、食卓に置かれた塩や香辛料などを使って味を付けるのも、ごく一般的な行動です。
水道から出る水は「硬水」
イギリスのほとんどの地域の水道から出る水は「硬水」です。日本の水と比べるとかなり硬く、味も違って感じられるでしょう。水道水はそのまま飲めますが、マグネシウムやミネラルが豊富に含まれているため、胃腸の弱い方は注意が必要です。シャワーで髪や肌がパサついたり、洗濯物がゴワついたりすることもあります。
また、イギリス家庭では食器洗いの際に、水ですすがないことが多いです。食器用洗剤を入れた水につけて汚れを落としたら、泡がついたまま自然乾燥させるか、布巾で拭いてしまうので、慣れるまではかなり驚くかもしれません。
「紳士の国」と呼ばれるほどマナー重視、でも冗談好き
イギリス人はプライバシーを重んじる傾向にあり、初対面の人といきなりなんでもオープンに話すような国民性ではありません。「紳士の国」とも呼ばれるように、礼儀やマナーに重きを置く文化で、公共の場では静かで落ち着いた態度が好まれるなど日本人の気質と似ているところもあると言えるでしょう。
しかし、そうした「真面目」なイメージがあるイギリス人ですが、おしゃべり好きな人も多く、冗談を言い合うのも大好きな傾向があります。一般的に、イギリスの冗談は皮肉交じりのものが多く、しかもそれを真顔で言うので、真に受けすぎると少しショックを受けてしまうかも。親しい関係であるほど失礼な冗談を言い合うものと思っていたほうが良いです。
2階は「1階」!? アメリカ英語とは異なる部分がある「イギリス英語」
たとえば、イギリスでは1階のことを「First Floor」ではなく「Ground floor」と言います。「First floor」と言うと、イギリスでは2階のことを指します。そのまま3階は「Second floor」、4階は「Third floor」とアメリカとは異なる使い方をするのです。他にも、サッカーのことは「Foot ball」と呼ぶことが多い(アメリカでFoot ballは基本的にアメフトを指します)など、同じ英語とはいえ少しずつアメリカと違う部分もあるのが面白いところです。
キャッシュレス社会なので多額の現金は不要
イギリスはキャッシュレス社会が広く発達しています。ほとんどの場所で、クレジットカードやデビットカード、電子マネーなど現金以外の支払い方法が使えます。現金を持ち歩かなくても、生活にはほとんど困りません。むしろ、バスには現金で乗れないといったこともあるので、1枚はクレジットカード(VisaかMaster)を持っていないと不便でしょう。
英語の母国と言われるイギリス。同じ英語圏でも、アメリカとは少しお国柄が違うようです。
日本と同様の国土の小さい島国ですが、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドという連合王国を構成する4つの地域それぞれにも特徴があります。留学で、イギリスならではのカルチャーを味わってみてはいかがでしょうか。
▼イギリスの大学生活について知りたい方は!
【参考ページ】:「イギリス留学について知っておいたほうがいい10のこと」
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※この記事でご紹介している内容は2024年2月2日現在の情報に基づいています。