海外留学生のための住まい選び!寮、ホームステイ、シェアハウスのメリットとデメリットとは?
一般的に、留学費用のうち、学費についで大きな割合を占めるのが住居費。海外進学・留学を検討する際には、資金計画に多大な影響を与えるため、渡航先での滞在方法の選択が非常に重要になってきます。そこで今回は、留学中の主な滞在方法である寮、ホームステイ、シェアハウスのメリットとデメリットをご紹介します。自分にはどのスタイルが合っているか、ぜひ考えてみてください。
<寮>
通学に便利!友達づくりもしやすいが、プライバシーが薄くなることも
学生のために用意された宿泊施設に滞在する方法。部屋のスタイルは様々ですが、1~4人部屋が一般的。食事は自炊や併設の食堂を利用、または併用などのタイプがあり、申込時に滞在プランを選択できることもあります。
寮には大きく分けて、大学が独自で設置しているものと、別の団体が学生向けに運営しているものがあります。大学付属の寮だとキャンパスの敷地内もしくは徒歩圏内にあることが多く、学校によっては新入生の入居が義務付けられているケースもあります。
メリット
- ・同じ留学生や同世代の入居者が多いので友だちができやすく、学校の情報収集もしやすい
- ・比較的自由に、自分のペースで生活ができる
- ・学校付属の寮なら、学校の近くにあることがほとんどなので通学に便利
- ・食事がついている場合も多い(ただし、費用は別途かかる)
- ・独自のイベントやパーティーなどが開催されることもあり、交流の輪を広げられる
デメリット
- ・一人部屋だと費用が高めになる
- ・2人部屋以上だとプライベートな時間が確保しにくく、ルームメイトの生活スタイルにある程度合わせる必要がある
- ・バスルームなどの共有部分は、時間帯によっては混みあいやすい
- ・食事がついていない場合は自炊が必要
- ・食費や光熱費などすべての費用を合計すると意外と高くなることもある
<ホームステイ>
現地のリアルな生活や文化を体験できる!ただし相性の良し悪しがネックにも
留学先の国に在住する一般家庭の住居で、彼らと一緒に生活をしながら滞在する方法です。一般的には個室が与えられ、リビングやバスルームなど他の生活スペースはホストファミリーと共用になります。掃除や洗濯、食事などは、申込み時に希望を伝えることはできるものの、実際に滞在する家庭のルールを守るのが基本となります。
メリット
- ・ネイティブスピーカーと生活するため、英語を話す機会が増える
- ・留学先の国の一般家庭の生活環境に触れ、リアルな文化の違いなどを体感できる
- ・食事を含めて身の回りの生活必需品が含まれているのが基本のため、自分で用意する必要がない
- ・個室であることが多いため、自分のスペースを確保できる
- ・現地の習慣などの知識を得やすく、困った時にホストファミリーに頼ることができる
デメリット
- ・ステイ先の家庭のルール(例:門限、食事やお風呂の時間、洗濯回数など)に従う必要があるので、自由度が低く感じることがある
- ・食事の好みや生活習慣が自分とは合わないこともある
- ・ステイ先の家の場所によっては、通学に時間がかかる可能性がある
- ・英語力が不十分なうちは、コミュニケーションが難しいこともある
- ・ビジネスとしてホストファミリーを行っているケースもあり、本当に親身になってくれるかは運まかせの面もある
<シェアハウス>
自由で柔軟な生活スタイルが確保できる!ただし社交性や配慮も必要
何人かで1つの物件をシェアして滞在する方法。一軒家をシェアするケースや、マンションの一室をシェアするケースなど、いろいろなスタイルがあります。各自の寝室は個室で、リビングやキッチン、バスルームを共有で使うのが一般的。シェアメイトも留学生のみの場合や、現地の人もまじえての場合など様々で、シェアハウスごとに生活のルールが決められていることがほとんどです。
メリット
- ・自由度が高いので、自分のペースで自立した生活を楽しめる
- ・物件によっては、寮やホームステイより滞在費用が抑えられる可能性がある
- ・学校以外のコミュニティができるので、交友関係を広げられる
- ・現地で複数の物件を見学してから、自分好みの立地・条件・予算で選ぶことが可能
デメリット
- ・良い物件は費用が高めの傾向があり、早い者勝ちになるので、探すのに苦労する
- ・個々が自由に生活をしているため、入居者同士のコミュニケーションが薄くなる可能性もある
- ・契約や退去の際、またはせ生活中に問題が起きたときは自力で解決しなければならない
- ・中長期の契約期間が定められていることが多い
留学生活の一部であり、充実度・満足度をも大きく左右しかねない海外での住まい。寮、ホームステイ、シェアハウスのいずれも一長一短があり、何に魅力を感じるかは人それぞれです。志望先の大学ではどのような住まいが提供されているのかしっかりと調べたうえで、自分の性格や目的に合った住まいを選ぶことが大切になってきます。納得のいく住まいを選んで、快適な生活環境を作り上げましょう。
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※この記事でご紹介している内容は2024年1月25日現在の情報に基づいています。