海外大学進学情報

【国内グローバル大】海外留学制度が充実している大学は?

将来、英語を活かした職業に就きたい方や世界で活躍することを夢見る方の中には、国内グローバル大を選択肢の1つとして検討している方も多いのでは。ただ、実際に国内グローバル大を志望する際にチェックしておきたいのが、「留学制度が充実している大学か」という点。そこで今回は、国内の大学のうち、海外留学する学生が多い大学TOP10(2021年度)を取り上げ、それぞれの大学がどのような留学制度を用意しているかをご紹介します。

国内グローバル大_海外留学制度が充実している大学

日本から海外への留学状況

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が実施している「日本人学生留学状況調査」によると、2021年度中(2021年4月1日~2022年3月31日)に海外の大学等に留学した日本人学生は10,999人。これは対前年度比9,512人(639.7%)増となります。留学先の国・地域としてはアメリカが1位で、以下、韓国、カナダ、イギリスと続いています。

世界が「コロナ後」を迎え、新型コロナウイルスの影響で縮小されていた大学等の派遣留学プログラムの再開が進んでいることが大きな要因と考えられます。多くの国内大学で国際化を意識した取り組みが進み、交換留学制度、短期留学、長期留学制度(提携校/自分で探す)、ダブルディグリー制度など多様な海外留学制度を提供する学校が増えてきています。

日本から海外への留学生の多い大学TOP10(2021年度)

2021(令和3)年度の「日本人学生留学状況調査」で、大学等が把握している日本人学生派遣数の多かった大学の上位10校と、留学制度の特色などをご紹介します。

1位:早稲田大学(私立)

<派遣人数:479名>

600近い協定校との留学プログラムを提供

世界約90の国と地域に広がる約600校の海外の協定校(2023年6月1日現在)に、学内選考で選抜された学生を派遣する留学制度が充実。交換留学(Exchange Programs:EX)、ダブルディグリープログラム(DD)、留学先の大学が早大生のために定めるカリキュラムに参加するCustomized Study Programs (CS)など多様な種類があります。1~2年の長期から1セメスター(学期)の中期、春・夏休みを利用した短期プログラムまで期間も様々です。

【参考ページ】2022-2023 留学の手引き 日本語版|早稲田大学 留学センター

2位:近畿大学(私立)

<派遣人数:435名>

留学先の修得単位は60単位を限度に卒業単位として認定

交換・派遣・認定留学制度は、海外の大学へ1学期間から2学期間留学する制度。留学先で専攻分野に応じた専門科目を受講すると、同大学の科目に読み替えて単位認定されます(学部生の場合、最大60単位まで)。各留学先の語学及びGPAなどの要件を満たすと応募でき、書類審査及び面談などによって選考されます。

【参考ページ】海外留学ガイドブック2023~2024|近畿大学

3位:関西外国語大学(私立)

<派遣人数:328名>

留学先の授業料等が免除・支給される独自の「給付型」奨学金が充実

各学部・学科がめざす人材育成の目標にそった留学プログラムが展開されており、学内成績・出席状況や筆記試験、スピーキングテスト、面接などによって選考されます。派遣学生には独自の返済不要(給付型)の留学奨学金制度があり、留学先大学での授業料、住居費、食費が免除または支給されるフルスカラシップ、留学先大学での授業料が免除または支給となるスカラシップあわせて全留学生の約73%が受給しています(2022年度実績)。

【参考ページ】留学プログラム|関西外国語大学

4位:慶應義塾大学(私立)

<派遣人数:311名>

「留学」の認定を受けると海外大の履修単位が卒業単位に

派遣交換留学やダブルディグリープログラムなどの学期期間を中心とした半年(1学期間)以上の長期留学と、夏・春休みの休校期間を中心とした数週間から数ヶ月程度の短期留学、学生が直接申し込み(契約)する私費留学などがあります。所定の申請をし、「留学」と認定されると、海外⼤で履修した単位が同大での卒業に必要な単位として認定されることがあります。

【参考ページ】留学のてびき 2024年度|慶應義塾大学

5位:名古屋外国語大学(私立)

<派遣人数:252名>

「留学費用全額支援制度」で留学費用の負担を大幅に軽減

最短半年、最長2年間の長期留学には、「TESS留学」やウォルトディズニーワールドでの有給実習を含む「UCR特別留学」などユニークなプログラムが揃っています。「TESSⅠ(ダブルディグリー留学)」「TESSⅡ(スタンダード)」「TESSⅢ(2か国)」「TESS IV(航空サービス)」には、留学先の学費免除、かつ留学先で必要とされる「居住費、渡航費、保険料、教科書代、ビザ申請料」を大学が全額負担する留学費用全額支援制度があります。派遣人数に制限はありません。

【参考ページ】留学ハンドブック 2023年度募集

6位:同志社大学(私立)

<派遣人数:237名>

協定校への派遣留学には学部の制限なし

外国協定大学派遣留学生制度は、37カ国(地域)176大学(2023年3月現在)の協定校に半年間または1年間留学するプログラム。派遣留学には所属学部・研究科にかかわらずほとんどの学生が出願することができ、留学期間は卒業に必要な修業年限に算入されます。語学能力、同大での学業成績、学部・研究科の面接結果を総合して選考が行われます。他に、認定留学や休学留学、短期のプログラムもあります。

【参考ページ】留学プログラム|同志社大学 国際課

7位:桜美林大学(私立)

<派遣人数:204名>

豊富なプログラムと充実した留学サポート

海外提携校に1学年もしくは1学期間留学する長期交換プログラム、学群ごとに特色ある内容を学ぶ1学期間の中期プログラム、夏・春休みを利用する短期プログラムなど、5日〜1年間の多様な留学期間で、約40以上の豊富なプログラムを提供しています。条件を満たすと経済的支援が受けられる奨励制度や事前・事後学習サポートが充実しています。

【参考ページ】桜美林の留学について|桜美林大学 国際交流センター

8位:上智大学(私立)

<派遣人数:176名>

多くの枠がある交換留学制度は留学先の授業料免除

1学期以上の長期留学(交換留学、一般留学、休学留学)、夏・春休みを利用した短期留学の制度があります。交換留学の場合、学内選考を経て世界約80カ国、300超の交換留学協定校への派遣となります。学費互換制度により留学先の授業料は免除、留学先で取得した単位の認定制度があるので4年間で卒業することも可能です。

【参考ページ】留学ハンドブック 2023年度版|上智大学

9位:東京外国語大学(国立)

<派遣人数:172名>

派遣(交換)留学は留学先の授業料免除で単位互換制度あり

1学期間もしくは1年間の派遣(交換)留学、休学をしての留学(休学留学、自由留学)、夏学期もしくは冬学期の短期留学(ショートビジットプログラム)などがあります。派遣(交換)留学は協定校への派遣となり、留学先の授業料は免除、かつ単位互換制度があります。語学力、大学での成績(GPA)、書類・面接等による学内選考があります。

【参考ページ】東京外国語大学の留学制度について

10位:玉川大学(私立)

<派遣人数:164名>

留学先の学修内容に応じて単位が認定される

1セメスター(1学期間・4~7か月)または2セメスター(1学年間・8か月~1年)を海外の提携大学や大学付属の語学学校などで学ぶ「SAE海外留学プログラム」や、夏・春休みに2~5週間学ぶ「SAE海外研修プログラム」があります。留学先での学修内容に応じて単位認定の制度があり、SAE海外留学プログラムであれば1セメスターあたり最大16単位が帰国後に認定されます。

【参考ページ】国際教育(国際教育センター大学国際教育課)|玉川大学


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※この記事でご紹介している内容は2023年12月15日現在の情報に基づいています。

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