【保護者向け】海外TOP大生が身につけた 英語だけじゃない! 「一生モノ」の人間力5
「海外留学」は、当たり前ですが『外国』で生活し、勉強します。異なる文化の中で、多様な人々と触れ合うことになります。時には、予想外のハプニングに苦労することもあるでしょうが、それもまた貴重な経験。未来を生きていく「一生モノ」の力につながります。
そこで今回は、海外大で学ぶ先輩たちに、海外で身についたと感じる“一生モノの人間力”について教えてもらいました。「もし海外大に行ったら、こんな成長をするのかも」と、お子様の未来の姿をイメージできるかもしれません!
<一生モノ>の人間力① 専門分野の学びを楽しむ力
海外大の授業は、もちろんすべて英語で行われます。かなり英語が得意でも、やはり最初のうちはついていくのが大変だったという先輩もたくさん。ただ、大学の授業に毎日参加しているうちに、専門用語がバンバン飛び交う授業を理解し、最新の研究書を読み解き、プレゼンができるようになるそうです。
また、授業は熱意ある教授や周りの学生たちと協力しながら、自分なりの答えを出すスタイルが一般的。最先端の研究者である教授から英語「で」直接学べる、その内容がマニアックでとても面白い!
このような環境の中、日本ではまったく気づかなかった「学ぶ楽しさ」を大学生になってから、初めて気づいた!という先輩も多く、また自分で「なぜか?」を考え、学ぶ意味を見出し、自分から勉強する姿勢(マインド)が身につくそうです。それにより、本当にやりたいことが見つかって、大学卒業後の大学院や就職などの 進路にも結びつきやすくなります。
自分なりのやり方を見つけるまでは、試行錯誤の連続。でも、いざ自分なりのアプローチ方法がつかめれば、世界が変わります。そして、どんどん「学ぶ楽しさ」が感じられるようになるのが海外大の大きな魅力です。
●先輩体験談●
何時間でも、考え続けることができるように!
海外の大学で学んだからこそ身についたと思う力は、「考え続ける力」だと思います。私は純粋数学専攻だったので、テストはすべて証明の問題。3時間で一問解くという世界でした。今でも、6時間にわたって考え続けることがまったく苦ではありません。
Haruka K.先輩(カナダ/トロント大学卒)
●先輩体験談●
専門分野のことを英語で語れる力は、間違いなく一生モノ
工学分野の大学でしたが、書いたり発表したりすることがたくさんありました。またチームプロジェクトの授業で、完成したプロダクトのプレゼンなどをこれでもか!というぐらい行いました。専門分野のことを英語で語れるのは間違いなく一生モノだと思います。
Y.M.先輩(アメリカ/マサチューセッツ工科大学)
<一生モノ> 人間力② コミュニケーション力
留学先では、クラスはもちろん大学の寮や行事などで、さまざまな国籍や個性をもった学生たちと交流します。初めは英語の壁にぶち当たり、お子さまが弱気になることもあるかもしれませんが心配はいりません。
カルチャーやルールの違いなどを超えて協力しあったり、自分の好きなアーティストの話から専門分野、政治情勢までいろんな話をしたりするうちに、英会話の力はどんどん磨かれます。それと同時に、どんな人とも濃い関係を築いていける対人スキルが自然と高まっていくのです。
このコミュニケーション力こそ、まさに一生モノ。何より、世界中に友達ができるなんて、素敵な人生だと思いませんか?
●先輩体験談●
対人スキルの学びの集大成として、一生モノの友人ができた!
大学の友人たちとはもちろん楽しい思い出もあるんですが、それよりも思い出すのは「一緒に課題を頑張った」ことや「一緒に試験勉強した」こと。大変なことを一緒に乗り越えた思い出が、今になってもすごく強く残っています。彼らとは今でも仲がいいし、何でも話せるし、この友情は一生続くんだろうなって思っています。勉強のレベルが高く、かつ全寮制で四六時中、一緒にいる環境だからこそ深い友情が作りやすかったのかも。いろんな対人スキルの学びの集大成として、大事な一生モノの友人ができました。
H. Yamada 先輩(アメリカ/ハーバード大学卒)
<一生モノ> 人間力③ ライティング力
海外大で学ぶと、流ちょうに英語で会話ができるようになるのはもちろん、英語ですらすら文章を書くこともできるようになります。
実は海外大では、感想文やエッセイ、レポートなど、「文章を書いて提出する」という課題が非常にたくさん与えられます。毎回の授業のたびに、課題提出が求められることも。
「海外の大学生は、日本の大学生より勉強する」なんてよく言われますが、書く課題が多いこともその理由の1つ。授業が終わると、夜遅くまで図書館にこもってペーパーを書く学生も多いようです。初めのうちは大変かもしれませんが、繰り返すことで次第に英語でのライティング力も上がっていきます。
●先輩体験談●
どんどん書けて、アイディアも出せます!
エッセイを書くのが早くなり、書くためのアイディアをどんどん出せるようになりました。例えば今学期は3~5ページのエッセイを6つ程、10ページのリサーチペーパーを1つ、毎週1~2ページの感想文を1つ、小さいエッセイたくさん…など書きました!おかげでどんなテーマでも、期限に余裕をもって書き上げるスキルが磨かれました。
Lilia T. 先輩(アメリカ/カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
<一生モノ> 人間力④ 人を巻き込んで問題解決する力
留学すると、お子さまはこれまで育ってきた環境とは言語も文化も異なる場所で、何もかも一人でやっていかなければなりません。海外で生活するということは、想像している以上に、苦労することもたくさんあります。お子さまがどんなに困っていても、遠く離れた日本からすぐに手を差し伸べることは不可能…保護者としてはもどかしい思いにもなるかも。
海外での一人暮らしで困ったことが起きたら、自分だけで抱え込まずに、周囲の人に頼るのも大切なこと。たとえちょっと英語が苦手でも、自分がなぜ困っているのか・どんな助けを必要としているのかを周囲に伝えていけば、必ず力を貸してくれる人が出てくるものです。
自分でしっかり考えて行動することで、適切な人の助けを借りて、問題を解決する。人生において、意外と重要になってくるそんな力を、お子さまは困難をいくつも乗り越えていく中で自然と身につけていきます。
●先輩体験談●
自分が行動しないと何も解決しないと学びました!
私は日本にいた頃からシャイで、人前や新しく知り会った人と話す事が苦手でした。でもオーストラリアで、何か困ったことが起きるたびに、自分がどんな問題を抱えていて、どんな助けを求めているかを周囲に伝えていくというプロセスを何度か繰り返すうちに、自分が行動しないと何も解決できないと思うようになりました。その結果、アルバイト先やインターンシップ先を探して自ら応募したり、大学のネットワークイベントで新たな人と出会ったりして、自分のコミュニティの輪を広げることができました!
Lisa I.先輩(オーストラリア/シドニー大学卒)
<一生モノ> 人間力⑤ 時間やりくり力&リカバー力
海外大での勉強は、はっきり言って、かなりハードです。日本の大学だと、入学するまでは受験勉強が大変だけど、入ってからは…などと言われたりしますが、海外大ではそんなことはありません。勉強、だけでなくスポーツや行事などの課外活動、休日には映画や美術館などのカルチャーに積極的にふれる、などもめいっぱい、全力で取り組む風土があります。
そのため海外大の学生は、たくさんのことを全部うまくやる時間のやりくりがとても上手です。
もし、どこかでうっかり時間をロスしてしまっても、他の部分でリカバーして、やりたいことをあきらめないバイタリティのある学生が多いようです。やるときはやる、楽しむときは楽しむ。そんな充実した海外大の学生生活、とても魅力的ですよね。
●先輩体験談●
やりたいことを中心にスケジュールを組めるように!
大学のアイスホッケーチームに所属していて、そのための時間をたっぷり取りたいと思っています。でも宿題がものすごく多かったりして数回すごくあわてました…。そこでまずは自分のスケジュールを1週間前から調整。1日1日完璧を求めすぎず、ここまで終わったらやめるとか、自分の中で区切りをつけて健康的に生活するペースを作り上げました!
Lunasa S.先輩(アメリカ/ハーバード大学)