海外大の学校見学に行けない、でも行きたい!…そんなとき、Webで雰囲気を知る方法
志望校を選ぶ際には、オープンキャンパスに参加するなど実際に気になっている大学を自分の目で見に行ってみたい、と思うことも多いのでは?でも海外大の場合、実際にキャンパス見学に行くとなると、日本からだと時間も費用もかなりかかります。思い立ったらすぐに見学、というわけにはなかなかいかないのが実情といえるでしょう。
しかしありがたいことに、コロナ禍を経た現在では、もともと提供されていた大学のバーチャルツアーがさらに整備されるなど、遠くにいながらにしてキャンパスの様子を知る方法がいくつも存在する時代になっています。今回は、日本に居ながらにして海外大の雰囲気をオンラインで知る方法を具体的にご紹介します。例としてアメリカを取り上げますが、あらゆる国で使える方法なので、知っておいて損はないはずです!
オンラインでキャンパス見学、こんなときに利用しよう!
海外留学の充実度を左右する要因は、いくつもあります。自分の興味に沿った学びができるか、生活環境は快適か…もちろん重視するポイントは人それぞれですが、結局のところ「自分に合っている大学か」という一言に尽きるのではないでしょうか?
とはいえ、たくさんある海外大学の中から、自分に合った志望校をみつけるのは意外と大変。大学の公式ホームページなどに掲載されている情報も参考になりますが、それだけではわからないことは自分の目で確認するのが一番。現地にキャンパス訪問に行くことが難しい場合は、Webを活用してキャンパス見学することをおすすめします。
メリット
- ●世界のどこからでも、ほとんどと費用がかからずにキャンパスを見ることができる
- ●時間を問わず、いつでも好きなときに参加できる
- ●同じ日に複数校への参加も可能
- ●文字情報ではわからない施設・設備や学生の雰囲気を見極めることができる
オンラインでキャンパス見学をする主な方法
気になる大学の情報を自宅で快適に入手できる方法を、いくつかピックアップしてご紹介します。
●大学の公式HP動画を見る
まずは大学の公式ホームページにある動画を一通り見ましょう。その大学がどんな点に自信を持っており、どういう部分をアピールしたいかが把握できます。一部の大学では、クラスに仮想的に参加する機会を提供していることもあるので、ホームページの情報は隅々までしっかり確認することをおすすめします。
●大学のバーチャル見学ツアーを利用する
キャンパスの施設や様子について詳しく知りたい場合は、バーチャルツアーが最適です。現在、アメリカでは非常に多くの大学が提供しており、様々なパターンがあります。ビデオやスライドショーなどで構成されていることもあれば、VR技術を駆使してキャンパス全体を案内してもらえるインタラクティブな3D体験ができることも。ノールカロライナ大学など、バーチャルツアー用の独自のアプリを開発している大学もあります。
●バーチャル見学プラットフォームを利用する
多くの大学をバーチャル見学できるサービスもあります。アメリカで人気なのはYouVisitというプラットフォーム。多くの大学のキャンパスを、360度見学できるバーチャルツアーを提供しています。
【参考ページ】:YouVisit College Search
●バーチャルオープンキャンパスデーを利用する
大学によっては、バーチャルオープンキャンパスを実施しているところもあります。職員や学生がキャンパスの中を案内してくれる企画や、アカデミックスタッフとのチャットで興味のあるコースやオプションについて相談できる企画など、それぞれに趣向が凝らされていることが多いです。複数の大学が参加するバーチャルイベントが開催されることもあります。
●CampusReelで学生が作成した学校紹介クリップを見る
キャンパス見学とは少し意味合いが違ってきますが、CampusReelというサイトでは各大学に実際に通っている学生が作成した、短いビデオコンテンツが数多く提供されています。学生目線でのリアルなキャンパスの様子が発信されているので、大学主導のコンテンツにはない情報を得られることもあります。
【参考ページ】:CampusReel
オンラインでは大学のこんなところをチェックしよう!
オンラインとはいえ、気になる大学の様子を見ることができるのはワクワクするもの。つい楽しいだけで終わってしまいがちですが、それではオンライン見学のメリットを生かし切れているとはいえません。バーチャルツアーなどに参加する場合は、事前にしっかりと目的を定め、とくにどういった部分を見てみたいか・どんな情報をゲットしたいかといったことをあらかじめ書き出しておくなどしましょう。
チェックする場所の例
◆教室や講堂
大学で学ぶ際に、最も多くの時間を費やす場所。自分が入学したい学部の建物、教室の様子はしっかりチェック。教室で使用されている設備や、キャンパス内の安全対策も確認しておきたいところです。
◆図書館・学生室・その他の共有スペース
書籍や雑誌などの学術リソースにアクセスできたり、仲間と協力して学習プロジェクトに取り組んだりする場所。とくに図書館の雰囲気や蔵書数などは必ず確認しましょう。
◆課外施設
スイミングプール、各種スポーツコート、運動場などのスポーツ施設や、音楽ホール、劇場などの文化施設。こうしたスペースの充実度は、大学が学業を超えて学生のサポートを行うことにどれほど力を入れているかが表れている部分とも言われることがあります。
◆学生の宿泊施設
もし見学できるなら、ぜひ見たいところ。各部屋や共用スペースなどをチェックして、自分がそこに住んだらどんな生活ができそうか想像してみるとよいでしょう。実際に入学が決まった際に、何を持って行くべきかの参考になることも。
◆食堂
海外で学生生活を送るうえで食事は重要。全体的な雰囲気やメニューの豊富さ、さらには食事の量などもわかるとベターです。
◆キャンパス内、もしくは近くの各種施設
日用品や食べ物の店、銀行、レクリエーションスポットなどがあるかも可能ならチェックしましょう。
オンラインの見学中に、疑問に思ったこと・もっと知りたいことがあれば、しっかりメモしておくことも忘れずに。後日、大学のアドミッションオフィスや入学カウンセラーなど出願希望者用窓口に、メールで問い合わせるときちんと返答がもらえます。気になるところは深く掘り下げて調べることが、自分にぴったりの志望校をみつける近道です。
▼実際に海外に行ってキャンパス見学をしたい人はこちら!
【参考記事】:海外大のキャンパスを、実際に見学する方法
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※この記事でご紹介している内容は2023年2月17日現在の情報に基づいています。