海外大を受験する前に!大学に問い合わせておくべき5つのこと
たくさんある海外大の中から、志望校を選んでいくのは意外と大変です。自分がやりたいこと・学びたいことに取り組める大学であるのはもちろんですが、大学選びでは「楽しく、快適に過ごしていけるか」が、実はかなり重要なポイントになります。そのためにも、実際に入学した後にどんな授業や生活が待っているか、日本でどのような準備をしていけばいいのか、といった大学に関する情報収集は大切。必要だと思う情報は、「調べてもわからなかった…」で終わらせず、不安がなくなるまで徹底的に確認しましょう。「情報は自分からとる」という姿勢は、入学後にもとても大事になってきます。
Webやモバイルのメディアなどを使って情報発信に力を入れる大学が増えてきたことで、オンラインで得られる情報がかなり充実してきてはいますが、それでも日本で調べられる情報にはいまだ限界があることもまた事実。サイトを見てもわからないこと・もっと知りたいことがある場合は、大学に聞いてみましょう。今回は、受験前に海外大に聞いておくとよい5つのポイントをご紹介します。大学の担当者とやりとりをすると、その大学とのつながりを強く感じられるようにもなるので、明日のモチベーションにもつながります!
わからないことは留学生オフィスに聞く!
海外のほとんどの大学には、留学生をサポートする留学生オフィス(International Student Office)があります。多くの場合、公式サイトなどで留学生オフィスへのコンタクト方法が公開されているので、入学希望者はオフィスに直接、電子メールや電話で連絡することができます。また、一部の学校では、入試の担当者や学生のチューターなどと、チャット、ソーシャルメディア、オンライン会議ツールなどを利用してコミュニケーションをとれる機会を提供していることもあります。
<海外大に聞いておくとよいこと5>
1.「(志望学部の)クラスの空き状況はどうなっていますか?」(What is class availability like at this college?)
海外の大学では、日本の大学に比べて多様なコースや授業が提供されていることが多く、それが海外大進学のメリットの1つでもあります。ただ、人気のあるコースはすぐに満席になり、欠員がでるまで長く順番待ちをしなければならない場合があります。また、大学によっては、定期的に提供されるクラスと、隔年開講など常に提供されているとは限らないクラスが混在していることもあります。
憧れの大学に入学できたものの、希望するコースや授業が予定通りにとれないと、学位の取得に影響を及ぼし、卒業までの時間が伸びてしまうこともあるので注意が必要です。学生ビザの関係でフルタイムを維持しなければいけないのに、選択できる授業がない、などということになると学生ステータスに問題が生じる恐れもあります。
希望するコースの空き状況や、クラスの実施状況などは、あらかじめなるべく詳細に確認しておきましょう。
2.「大学は留学生のための奨学金を提供していますか?」(Does the college offer any scholarships for international students?)
海外大への進学を検討する際に、大きな要素となる「費用」。留学生オフィスでは、奨学金や財政援助に関する様々な情報を提供してくれます。Webサイト等では詳細条件まで書かれていないことも多いので、留学生(とくに新入生)が利用できる奨学金などがあるか、また受給できる資格はどう設定されているか、ぜひ一度確認してみましょう。大学の制度だけでなく、企業や各種団体によって提供されている奨学金などを案内してくれることもあるようです。
財政援助ポリシーや奨学金の締め切りは、大学によって異なります。奨学金などの選考は申請順に行われることも多いため、なるべく早めに問い合わせすることをおすすめします。
3.「留学生のための住居について、どんなサポートが提供されていますか?」(What are the housing options for international students?)
海外大での生活の質や満足度を大きく左右するのが「住環境」。住まいは志望校を検討する材料として非常に重要です。出願先の候補と考えている大学それぞれについて、留学生が利用できる住居にはどんな選択肢があるかしっかり調べましょう。大学によっては、新入学の留学生はキャンパス内の寮に住むことが義務付けられているなど、独自のルールがあることも。なるべく早いうちから情報収集し、わからないことがあれば、細かいことでも留学生オフィスに質問することをおすすめします。
大学が斡旋してくれる住居の申し込みや支払いの締め切りなど、申し込みプロセスの詳細も忘れずに確認しましょう。
4.「相談できる学生担当者はいますか?」(Are there any student representatives I can talk to?)
多くの大学の留学生担当スタッフや入試担当者は、大学や学業、学生生活などに関する質問に親身になって答えてくれます。彼らから得る情報も有益なのですが、最も正確かつ現実に即していて役に立つのは、やはり同じ留学生からの情報。現在、すでに留学生として授業を受けたり、キャンパスやコミュニティで生活したりという経験を持っている留学生の先輩に話を聞けると、非常に参考になります。学生目線のリアルな話が聞きたい場合は、相談できる学生を紹介してもらえるか留学オフィスに聞いてみると良いでしょう。
一部の大学では、学生のアンバサダーやメンターといった制度が設けられており、入学希望者との連絡役を担っているケースもあります。もしそうした制度がなかったとしても、質問に答えてくれる現役の学生を紹介してもらえることもあります。
5.「学生がこの国で就職するのをサポートしてくれますか?」(Will your university help students find jobs in U.S.A /Canada…?)
大学卒業後に現地で働きたいと思っていても、留学生の就職には様々なハードルが待ち受けていることも多々あります。国によっても状況は大きく異なりますが、大学のキャリアサポートがないと、就職が非常に難しい場合もあります。
海外で学び、海外でキャリアを積んで世界で活躍したい、という夢を持っている場合は、留学生の就職について大学のサポートがあるかどうかは大きなポイント。留学生のキャリアに対してその大学がどんな考えで、どんな姿勢をとっているか、入学前にしっかり確認しておきましょう。数は多くありませんが、留学生専用のキャリアセクションを設置している大学もあります。
海外の多くの大学は、公式サイト内に問い合わせフォームが設置されており、何か聞きたいことがある場合はオンラインで問い合わせができるようになっています。問い合わせフォームがない場合でも、留学生オフィスや入試担当者のメールアドレス・電話番号などが公開されており、指定時間内であれば自由にコンタクトできるようになっていることがほとんどです。
大学によっては、特定の問い合わせ内容について電話を指定されるなどのケースもありますが、ほぼすべての大学がオンラインでの連絡が可能。もちろん質問は英語でしなければなりませんので、まずは聞きたいことを英文で考え、推敲してから、問い合わせフォームやメールでコミュニケーションをとってみると良いでしょう。
ただ、問い合わせをする前に注意したいのは、知りたい情報が公式HPやソーシャルメディアなどにすでに掲載されていないか、ということ。大学・学部のサイトをきちんと調べれば書いてあるような事実ベースの話(クラスの人数、専任教員の割合など)はわざわざ聞かないように気を付けてください。留学生用のサイトやSNSがある場合は、そちらもしっかりチェックしてから大学に連絡することをおすすめします。
ベネッセの海外進学プログラムなら、
自信を持って進める自分だけの進路ルートや、奨学金を「狙える」ところまでを
徹底的にサポートできます。
いっしょに海外大で学ぶという夢をかなえてみませんか?
▼
※この記事でご紹介している内容は2022年8月19日現在の情報に基づいています。