海外大に合格した「後」にする10のこと
憧れの海外大についに合格! 長い時間をかけて入念に対策し、準備してきた結果として合格を勝ち取った喜びは何物にも代えがたいものでしょう。合格通知を受け取ったところで、安心して気が抜けてしまう人もいるかもしれません。ところが、海外大への進学準備はそこで終わったわけではないのです。合格した瞬間から、待っているのは留学・渡航の準備、まだまだ入学に向けてやることは盛りだくさんです。
今回は、もしあなたが海外大に合格して留学するとしたら、いったいどのようなことが待ち受けているのか、確認しておきたいポイントをご紹介します。日本の高校生が考えつかないような「その後」の手続きや、やっておいたほうが良いことがいろいろあります。ぜひ「合格気分」で、読みながらイメージしてみましょう。晴れて入学するその日を思い描くことで、気持ちもアップすること間違いなしです。
<海外大学の合格後にやっておくべきこと10>
① 他の大学にキャンセル連絡をする
複数の大学に出願していると、複数の合格通知(オファー)を受け取ることがあります。まずは入学する大学を決め、それ以外の大学には入学を辞退する連絡を確実に行いましょう。第一志望に合格したときなどは、喜びのあまり他大学のオファーを断るのを忘れがちなので注意が必要です。
メールもしくは専用のオンラインフォームで辞退連絡をするよう指定している大学が多いですが、具体的な手順については必ずそれぞれの大学のWebサイトやアプリケーションポータルなどを参照してください。
② 大学のメールアカウントをチェックする
入学の意思を伝えた大学からは、早い段階で個人用のメールアカウントが発行されます。ほとんどの場合、この個人アカウントは卒業まで変わらずに、教職員やクラスメートとのコミュニケーションに使用されます。入学前から、学生寮の割り当てやオリエンテーションの日程など、大学からの重要な連絡がたくさんきますので、アカウントの設定は速やかに完了させてください。定期的に受信トレイをチェックする習慣も身につけておくとよいでしょう。
③ 住居などの選択を確認する
出願時に寮の申込みをしている場合などは、入学決定後に住居やルームメイト等についての希望を尋ねるアンケートがくることがあります。複数の寮がある大規模な大学だと、この回答によって部屋のタイプなどが決まるので正直に答えましょう。寮の食事プランが選択できるようになっているときは、自分のライフスタイルや資金などを考慮して決定します。キャンパス外でアパートなどを探す場合は、大学側の担当者が相談にのってくれることがあります。
④ 必要な学生サポートサービスを連絡する
もし特定のニーズがあって大学側に配慮してほしい場合やサポートを求めたい場合は、キャンパス内の関連するサポートサービスをしっかり調べ、必要であれば担当者に連絡しましょう。何らかの障がいがある場合は、個人のニーズに応じたアカデミックアコモデーション(大学で学ぶための配慮・対応)のリクエストが可能なので、あらかじめ大学のアクセシビリティオフィスに連絡し、医者の診断書など必要な書類を提出します。
⑤ 大学独自の奨学金を申請する
出願の際に、あわせて奨学金や財政援助の申請も行うケースが多いですが、入学が決まった段階で初めて申し込める大学固有の奨学金が用意されていることもあります。合格したら、大学のホームページなどを再度しっかり調べて、自分が利用できる奨学金等があれば検討したいものです。合格通知と一緒に、大学側からの学資援助パッケージや奨学金のオファーを受け取っている場合は、それらを比較して、どれを受けるか決定しましょう。
⑥ 他の新入生や在校生とコミュニケーションをとる
合格後、実際に入学するまでには時間があるので、他の入学予定者と繋がるための交流の機会やソーシャルメディアグループを探してみましょう。寮に入る場合、ソーシャルメディアを介してルームメイトになる予定の学生と知り合い、入学前に親しくなることもできるかもしれません。一部の学校では、新入生同士が交流できる地域イベントを開催していることもあります。また、在校生と交流するために、大学を通じてメンターシップの機会があるか確認してみるのも良いでしょう。
⑦ キャンパス内のイベントに参加する
新年度が始まるまでに、大学側の主催で、オリエンテーションなど新入生がキャンパスに慣れるためのイベントが実施されるケースがほとんどです。通常、オリエンテーションではキャンパス内の建物の案内、アカデミックカウンセラーや新入生同士の顔合わせ、学生IDの設定、クラスへの登録、プレイスメントテストなどが行われます。コロナ禍の影響で、オンラインで開催されることもあります。予定を合わせて、しっかり参加しましょう。
⑧ ライフスキルを磨く
大学入学後は、海外での一人暮らしが始まります。掃除や洗濯、身の回りのことなど、すべてを自分でやる必要があるため、家事のやり方を学んでおくのも大切なことです。また、海外大生の学業スケジュールは、一般的に日本の高校までのクラス形式とはかなり異なります。日本の高校を卒業した学生にとっては、ギャップを感じることも多いため、大学生の生活を意識した時間管理の練習もしておくとよいでしょう。
⑨ 英語で学ぶ力を高めておく
海外大に進学した先輩たちに話を聞くと、入学までにあらためて英語の検定試験を受けたり、語学学校で英語の力を高めたという人がほとんど。英語に自信があったとしても、海外の大学の授業についていくのはかなり大変です。むしろ合格してからが本番、というぐらいの意識で、しっかり英語のレベルアップを図りましょう。普段から洋書を読んだり、Youtubeや映画などで積極的に英語に触れる機会を増やし、楽しみながら英語力を高め続ける工夫をするのがおすすめです。
⑩ 高校を良い成績で卒業する
海外大の場合、スムーズにいくと、かなり早い時期に合格通知が届きます。そのため、進学先決定から高校卒業までは、少し時間があることが多くなります。無事に志望校に合格したことで気が緩みがちですが、高校を卒業した段階で正式な成績証明書を提出する必要がある大学もあります。高校の成績は奨学金などの選考に影響がでる場合もありますので、最後まで気を抜かずに、しっかり取り組みましょう。
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※この記事でご紹介している内容は2022年5月26日現在の情報に基づいています。