海外大に進学するならおさえておきたい「返済不要」の奨学金まとめ -’25/9月更新版-
コロナ禍を経て、海外留学の動きが再び活発に。海外大進学を進路の1つとして考えるという動きは今、盛り上がりを見せてきています。
ただ、海外大には憧れるけれど、渡航費や授業料、生活費などの費用が気になり、躊躇している方もいるかもしれません。そんなときに、金銭面で大いに心強いのが「奨学金」の存在です。
そこで今回は、海外奨学金について、現在の最新情報をお伝えします。2026年秋からの留学に向けて、動き始めている奨学金もあります。募集人数や条件のハードルが高い奨学金もありますが、自分のやりたい学びを叶えるために必要であれば、しっかり対策をたてて臨んでみてはいかがでしょうか?

日本で募集している返済不要の奨学金情報
海外留学を目指す人向けの奨学金は多くの団体によって実施されています。卒業後に返済が必要な「貸与型」、返済不要の「給付型」、特定の大学で学ぶための学費等支給など、多種多様なタイプがあります。対象者や支給の条件なども様々です。
今回はその中から、「日本国内で募集していること」「大学生向けであること」「返済不要であること」という3つの条件を満たす海外奨学金をピックアップしてご紹介します。
日本学生支援機構(JASSO) 海外留学支援制度(学部学位取得型)
学士(Bachelor)の学位取得を目指して、日本から諸外国(地域)の大学に留学する日本人学生等を対象に、日本学生支援機構が国費により学修活動に必要な経費を支援する制度。グローバル人材の育成に必要な海外留学促進などを目的とし、給付型の奨学金が支給されます。
<2026年度募集要項>(2026年4月~2027年3月の間に留学を開始)
支援対象者(主な資格要件) | 海外の大学で学士の学位を取得するために留学する日本人学生等 ※日本の大学と外国の大学との間におけるジョイント・ディグリー及びダブル・ディグリー等国際共同学位プログラムによる留学を除く <主な要件例> ● 日本国籍または日本への永住許可(特別永住者含む)/応募時日本在住 ● 高校までの評定平均が5段階3.7以上相当 ● 主たる使用言語の基準:英語=TOEFL iBT 80 以上 or IELTS 6.0 以上/英語以外=CEFR B2 以上 ● 家計支持者の2024年分所得金額(共働きは合算)が2,000万円以下 ● 支援期間開始までに留学先大学の入学許可を得ることができる者 など |
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支援対象となる留学計画 | (1) 学士が取得できる分野(芸術の実技分野を除く)・課程。通信/遠隔教育は対象外。 (2) 学位取得が可能な諸外国(地域)。 (3) 大学入学準備コース在籍期間は支援期間に含むが、支援開始時点で学士課程の(条件付き)入学許可が必要。 |
支援人数(予定) | 100名 |
支援期間 | 原則4年間 ※学位取得のために定められた修業期間を限度とする |
給付内容 | ● 奨学金:国・地域別に月額 13万9,000円~35万2,000円(例:米・英・加・シンガポール=35.2万円、豪NZ=29.7万円、欧州=19.4~29.4万円、中韓=18.9万円、東南アジア=13.9万円) ● 渡航支援金:1万円(新規採用時) ※ 授業料は支給対象外(上記月額に含まれる) |
他の奨学金との併給 | 可 |
応募時期の目安 | 【学位応募システム 事前登録期間】 2025年9月1日(月)~2025年9月25日(木)13時(日本時間) *事前登録期間中に、学位応募システム(オンラインシステム)で登録を完了しない場合は応募不可 【応募書類受付期間】 2025年9月1日(月)~2025年10月2日(木)13時(日本時間) ※郵送書類は、10月2日(木) 必着・持ち込み不可 |
採否結果の通知 | 2026年3月上旬 |
WEBサイト | 2026年度海外留学支援制度(学部学位取得型) https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/gakubu/2026.html |
笹川平和財団スカラシップ
世界の舞台で活躍する新しいリーダーを日本から輩出させ、また、日本の地域的課題を国際的な視野から解決するリーダーを育てるという理念のもと、日本国籍を有する若者が、米国または英国大学において、学士号を取得する目的で留学することを支援するための奨学⾦事業。
「社会課題解決に意欲があり、海外で学ぶことで成長したいと考えているすべての方」を対象とした給付型の奨学金で、年齢や家庭の所得の制限、学問領域、卒業後の条件等は特に設けられていません。
※留学中は可能な限り寮生活を続けることが推奨されています。
<2025年度募集要項>(2026年秋入学)
対象者(主な応募資格・要件) | ●指定大学(米国25校・LAC17校・英国4校)への入学許可取得見込みで2026年秋に第1学年入学を目指す者。 ●日本国籍。米国4年/英国3年の受給に同意。 ●他の給付型奨学金受給時は差額支給に同意。未成年は保護者同意。 ※詳細は公式案内参照:application-guide |
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対象となる大学・専攻分野 | 米国もしくは英国に所在し、財団が指定する大学リストに掲載されている大学 (米国大学25校、リベラルアーツカレッジ17校、英国大学4校) ※詳細は公式ページ参照 https://scholarship.spf.org/application-guide/ ※専攻分野の指定はなし ※英国のファウンデーションコースは対象外 ※編入学は原則として対象外 |
支援予定人数 | 最大35名程度 |
支給金額 | ● 実費:授業料・寮費(食費含む)・健康保険料(必要に応じ上限設定の可能性あり) ● 定額:米国 US$15,000/年・英国 £11,000/年 ● 一時給付:入学/卒業時の準備金(旅費・保険相当等、金額別途通知) |
支給期間 | 米国:通算4年/英国:通算3年(原則、入学年次から5年以内卒業) ※休学等で上記期間を超える場合は支給しない |
奨学金の支給開始時期 | 2026年8月下旬(予定) |
応募受付 | (ア) 秋期:2025年7月17日~8月7日 15:00(JST) (イ) 春期:2025年12月以降(締切は2026年4月2日頃を想定) |
合格発表 | (ア) 秋期:2025年9月下旬 (イ) 春期:2026年2月以降 |
他の奨学金との併給 | 可 (他給付型は差額支給。返済型や研究助成・起業資金等は制限なし) |
WEBサイト | 笹川平和財団スカラシップ https://www.spf.org/scholarship/ |
柳井正財団 海外奨学金プログラム
日本と世界の発展のために、高い志や情熱を持つ日本人学生がグローバルな水準で学ぶことを支援する返済不要の給付型奨学金プログラム。原則として、対象とされている米国の概ねトップ50に入る大学、および同等レベルの英国の大学への留学に対し、奨学金が支給されます。
≪奨学金の種類≫
下記の「予約型」「合格型」の年2回の選考が行われており、応募条件を満たしていれば両方の選考に応募することが可能です。
◆公募制学校推薦海外大学奨学金(予約型)
学校から推薦を受けた、インターナショナルスクール含む世界中の高等学校に在籍している日本国籍を有する学生を対象とした選考です。1校ごとの推薦人数の上限はありません。
◆公募制海外大学奨学金(合格型)
インターナショナルスクール含む世界中の高等学校に在籍している日本国籍を有する学生を対象とした選考です。学校からの推薦は必要ありません。
≪奨学金の概要≫
対象大学 (2026年秋入学者) |
米国Top50相当・英国同等レベル(米国 University 29大学/Liberal arts college 18大学、英国7大学)。 詳細:柳井正財団 公式ページ |
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募集人員 | 予約型 約20名/合格型 約20名 |
支給金額 | 奨学生1名あたり年間 US$105,000(英国は £70,000) を上限に、大学ごとの必要費(授業料・寮費・保険料)を算出し米国4年(英国原則3年)支給。 (ア)授業料+寮費(Room & Board)=大学請求額(長期休暇中の追加寮費は対象外) (イ)保険料=年 US$6,000/英国 £3,000 を上限(超過は自己負担) (ウ)学習・研究・生活支援金=年 US$15,000/英国 £11,000 ※(ア)+(イ)の合計は年 US$90,000/英国 £59,000を上限。 ※現在の居住地から留学先大学への最短経路の往復旅費は、留学期間中1回に限り支給。 |
支給期間 | 米国:通算4年(入学年次から5年以内卒業が原則。休学等の1年分は不支給) 英国:原則通算3年(原則4年以内卒業。休学等1年分は不支給) |
他の奨学金との併給 | 日本国内の複数の給付型奨学金との併給は不可 ※就学のために大学から請求される費用以外の使途(研究費、起業資金、行政による一時金等)や返済型との併給は可 |
WEBサイト | 柳井正財団 海外奨学金プログラム https://www.yanaitadashi-foundation.or.jp/ |
<2025年度(第10期)公募制学校推薦海外大学奨学金(予約型) 応募要項【抜粋】> *2025年度の募集はすでに終了しています。
応募資格・条件 | 応募には、以下の(1)~(9)の全てを満たす必要があります。 (1)将来、グローバルな知見を持って各分野をリードし、日本社会の発展に貢献し得る資質を持つ者 (2)在学期間中を通じて日本国籍を有する者 (3)国内の他の給付型奨学金を受給していない者(国・自治体の奨学金、返済型、海外の給付型、研究助成金・起業資金・行政の一時金等との併給は可) (4)当財団の奨学金を4年間(英国は原則3年)受給することに合意した者 (5)当財団が企画する広報活動、コミュニティ構築等に協力することが出来る者 (6)国や地域に関わらず、在籍している高校から推薦状が得られ、2025年9月から2026年8月末までに卒業見込みの者 (7)本奨学金プログラムの対象大学に入学できる学力、資質等を備え、原則20歳以下で、2026年9月の入学を目指す者 (8)本奨学金プログラム出願時点で、語学:TOEFL iBT 90 又は IELTS 6.5/学力:SAT 1400 又は ACT 31 又は IB 38(予測可) ※推薦高校の判断により例外あり (9)家計支持者の所得が2024年度(2023年分)と2025年度(2024年分)で各年2,700万円以下(所定書類で確認) *詳細については応募要項(米国/英国)で確認してください。 |
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必要書類 | ① 日本語または英語の推薦状1通(学校長/担任/同校教員。学校長サインまたは学校印) ② 原則、在籍校の直近1年以上の成績表または調査書 ※語学・学力試験スコアは一次面接時に原本確認(事前提出不要) |
応募受付 | 日本時間 2025年7月17日(木)~8月12日(火)16:00 ※Website上の応募フォームから応募 推薦書類受付:2025年5月15日(木)~8月12日(火)(消印有効/海外校はEmail提出可) |
面接・合否(予定) | 一次面接:2025年9月7日(日)(原則オンライン) 最終面接:2025年9月12日(金)(原則オンライン) 合否通知:2025年9月26日(金)までにEメール通知 |
<公募制海外大学奨学金(合格型) 応募要項【抜粋】>
※2026年秋入学の応募要項が発表されています。
応募資格・条件 | ●日本国籍/国内給付型との併給なし/原則20歳以下で2025年9月以降卒、2026年秋入学を目指す。 ●出願時に語学・学力試験スコア保持が原則(未保持でも応募可)。家計基準あり。 *詳細は今年度の応募要項で必ず確認してください。 |
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応募登録 | ① 財団ホームページ内の海外奨学金応募ページの奨学金応募フォームより新規登録し個別のID番号発行 ② 奨学金応募フォームより基本情報、出願大学、各種試験のスコア、課外活動、趣味、資格、Essayなどの必要事項を入力 ※予約型で応募した人も、新規登録のうえID番号を発行してください。 |
合格大学登録 | 大学合格発表後、合格した米国・英国の大学情報を奨学金応募フォームに入力 |
一次面接 | (対象):一次面接招聘者/(会場):原則オンライン ※4月上旬に財団サイト上で一次面接招聘者のID番号を掲示、詳細はEメール通知 |
最終面接 | 原則オンライン(英語対応あり) |
合否通知 | 2026年4月末までにEmail通知 |
孫正義育英財団
「高い志」と「異能」を持った若者を財団生として認定。財団生には、新しい価値観やテクノロジーに触れる環境や、一流の志を持つ仲間と交流する機会に加え、必要に応じて夢を実現するための支援金の提供など、未来を創る人材として世界へ羽ばたくための様々な支援が提供されます。希望者には、進学・留学に限らず、将来経験したいことや今後成し遂げたいことを応援するための支援金が給付されます。支援内容・金額は選考過程で個別に決定されます(給付された支援金には原則として返済の義務はありません)。
<財団生の募集> (第9期、10期支援人材募集)
*第9期の募集はすでに終了しています。
*第10期募集は2026年1月頃に開始予定(プレエントリー受付中)。
対象者(応募資格) | 応募時点で25 歳以下で、かつ下記(1)から(5)の応募資格のいずれかを満たしている方(応募資格のある者のうち、選考委員会による選考を通過した者が財団生となる。ただし、原則として認定日から1年間は準財団生となる) (1)分野は問わず、国際大会または全国大会規模のコンテストで優秀な成績を収めた方 (2)国際的に通用する資格を保有、または団体に所属している方 (3)学業や研究活動において、明らかに秀でた成績や成果を収めている方 (4)起業準備中または既に自身の経営する事業で業績を上げている方 (5)本財団事務局の論文選考で優れた思考を発揮している方 |
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募集人数 | 30名(目安) |
支援金給付の対象 | 財団生のうち希望者は、会員支援金の給付に応募することが可能(応募者のうち、選考を通過した全員が財団生支援金の給付を受けることができる) 学費、研究費、その他成し遂げたい夢の実現に向けて必要な費用を支給する。支援金給付者の進路、その他一切については、本人の自由 <給付対象> ア 奨学支援 学費及び生活費(海外留学の場合の留学費用を含む) イ 研究支援 研究を行うにあたって発生する費用及び必要な生活費 ウ その他支援 財団が支援対象と判断した費用 |
支援金給付金額 | 給付対象となる内容に応じて合理的に必要と認められる金額を支給 ※原則として、返済の義務はなし |
支給期間 | 奨学支援を受ける場合、財団生支援金給付対象者に採用された年度に入学したときは、学費及び生活費で既に発生した費用を一度目の交付日に遡って支給 |
募集期間 | (第9期)2025年1月15日(水)午前10時~3月3日(月)午後2時(日本時間)【募集は終了】 (第10期)2026年1月頃に募集開始予定/プレエントリー受付中(本エントリー開始時の通知・イベント案内を受領可) |
他の奨学金との併給 | 可 |
WEBサイト | 孫正義育英財団 https://masason-foundation.org/ |
公益財団法人グルー・バンクロフト基金
95年におよぶ歴史と実績を持つ、アメリカの一流リベラルアーツ大学への進学を支援する奨学金制度。毎年、日本の高校卒業生に奨学金を支給し、4 年間アメリカ各地にある一流の小規模・全寮制リベラルアーツ大学に留学することを支援しています。また、200名以上の卒業生との交流を通じて、後輩に対する情報提供や各種支援も行われています。
<25年度基金奨学生募集概要(2026年秋入学)>
*2025年度の募集は終了しています。
奨学金の種類(4種類の奨学金から、1つを選んで応募) ※いずれも返済義務なし
- ■ 奨学金1:年間80,000米ドルを上限に4年間支給(計1名)
自ら志望し、合格した米国のリベラルアーツ大学(基金が認めるものに限る)に進学する者に対して、毎年80,000米ドルを上限に4年間支給。出願時は最大2大学まで基金奨学生として推薦を受けられる。 - ■ 奨学金2:奨学金15,000米ドル/年 + 提携大学の授業料免除枠(各校1名、計4名)
提携大学:Carleton College(授業料全額免除)/DePauw University(授業料5万ドル免除)/Grinnell College(授業料全額免除 ※家計状況により全額とならない場合あり)/Union College(授業料全額免除)。
※既に日本の大学に在籍している場合は対象外。 - ■ 奨学金3:提携大学への授業料一部または全額免除の推薦(提携大学各1名、計6名)
対象校:Earlham/Knox/Lake Forest/Ohio Wesleyan/The College of Wooster/Lewis & Clark。
このうち Earlham・Knox・Lake Forest に進学する者には、基金より10,000米ドル/年を上限に4年間支給。 - ■ 奨学金4「捨松スカラシップ」:年間65,000米ドルを上限に4年間支給(女子1名)
対象校:Barnard/Bryn Mawr/Mount Holyoke/Smith/Vassar/Wellesley(いずれかへ進学が条件)。
※奨学金2・3・4は原則 Early Decision が条件(合格した場合は当該大学への進学を確約)。
≪募集の概要≫
応募資格 | 下記5つにすべて当てはまること 1. 本基金の趣旨を理解し賛同すること 2. 在学期間中を通じて日本国籍を有すること 3. 家計支持者の課税所得金額(共働きの場合は合算額)が2,000万円以下 *2024年度の課税証明書を提出(保護者同伴面談時) 4. 応募時に米国の大学に入学していない、または入学予定がないこと 5. 下記a, b, cのいずれか a. 高校3年在学中で2026年6月までに卒業見込み、または2025年3月以降に卒業 b. 高専3・4年在学中 c. 国内インター/フリースクール/海外現地校などに所属し2026年6月までに卒業見込みまたは2025年3月以降に卒業し、小・中・高の課程を計8年以上履修または高卒認定合格のいずれかを満たすこと |
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留学中の保護者負担 | 当基金奨学生は在学中、月1万円の会費を支払う。 ※毎年6月頃に1年分を一括請求/留学生支援経費に充当。 |
出願受付 | 2025年7月1日(火)〜 2025年9月8日(月)23:59(日本時間) ※推薦状・調査書も含めて全て締切必着/ネット出願(受験料10,000円)+専用アップローダーで提出 |
保護者同伴面談 | 2025年10月12日(日)・13日(月・祝)(事務局またはオンライン) |
他の奨学金との併給 | 全枠で可 ※ただし、大学の学資援助(financial aid / scholarship)・当基金奨学金・他の奨学金の合計が予想経費を上回る場合は減額。 |
WEBサイト | 公益財団法人グルー・バンクロフト基金 http://grew-bancroft.or.jp/ |
リクルートスカラシップ
「学業・人格ともに優れ、向学心旺盛な学生で、経済上の理由のために就学困難な者に対して、学資の援助を行い、これによって人材の養成をはかり、社会の発展に貢献する」ことを目的に、「リーダーシップのある人・向学心旺盛な人・将来何かやりそうな人」を応援するための返済不要の給付型奨学金制度です。現在は音楽、スポーツ、アート、学術の分野において世界に挑戦し、ずば抜けた活躍をしそうな日本の若者を応援しています。
<2026年度 リクルートスカラシップ 概要>
リクルートスカラシップには下記の4部門があります。
*スポーツ部門(2025年度)は応募受付終了しています。
- ■器楽:
ピアノまたは弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)専攻で、海外音楽大学·院に進学する方を対象とした奨学金です。海外の専門教育機関への留学支援に加え、毎年12月に成果発表※の機会が提供されます。(ピアノと弦楽器は、隔年で募集)
※対象校の指定はありません。 - ■スポーツ:
プロ/アマチュア問わず、スポーツ競技で世界のトップを目指し、国内外の教育機関で研鑽を積む25歳未満の学生アスリートを対象とした返済不要の給付型奨学金です。世界のトップを目指すために必要な研鑽にかかる費用や中学・高校からの海外留学支援を通じて、アスリートとして世界でずば抜けた活躍を志す人材を応援します。
※対象校の指定はありません。 - ■アート:
美術作家として作品制作を通じて社会に貢献することを目指し、海外大学·院に進学する24歳以下の方を対象とした返済不要の給付型奨学金です。海外の美術大学等の教育機関への留学支援を通じて、作家として世界でずば抜けた活躍を志す人材を応援します。
下記いずれかの大学を対象とします。
・QS World University Rankings by Subject 2025 : “「Art & Design」 ” TOP50
・Times Higher Education World University Rankings 2025 by subject: arts and humanities- “art,performing arts&design” TOP50
・財団が指定する海外美術大学- ■学術:
理系分野専攻で、卓越した研究成果を挙げることを目指して、海外大学・院に進学し、在籍中に成果を論文等で発信することに意欲のある24歳以下の方を対象とした返済不要の奨学金です。
下記1)~3)のいずれかに該当する大学を対象とします。
1)QS/THE世界大学ランキング30位以内
2)下記分野の部門別(by subject)ランキング30位以内(ただし、応募者が在籍または進学する部門に限る)
[QS World University Rankings by Subject]
Engineering & Technology / Life Sciences & Medicine / Natural Sciences
[Times Higher Education World University Rankings by subject]
Clinical & health / Computer science / Engineering / Life sciences / Physical sciences
3)各国のQS/THE世界大学ランキング1位の大学
<募集要項>
部門 | 器楽部門「ピアノ」 | スポーツ | アート | 学術 |
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応募資格(主要) | 次のすべてに該当する方 ●2026年4月1日時点で24歳以下/2028年3月までに進学予定のピアノ専攻 ●国内外主要コンクール上位など相当の実力 ●2026年・2027年12月のコンサート出演可 ●国籍/居住地は不問(書類・面接は日本語) ※応募者の国籍および過去・現在の居住地は問わない |
次のすべてに該当する方 ● 世界トップレベルで活躍する強い意志を持つ24歳以下の方 ● 個人競技:国代表・全国大会上位+国際大会で顕著な成果を持つ方 ● 団体競技:年代別代表や強豪国トップチームでの活躍が期待される方 ● 日本国籍または日本で教育を受けたことがある方 ※応募者の国籍および過去・現在の居住地は問わない |
次のすべてに該当する方 ● 2025年4月1日時点で24歳以下 ● 2025年4月~2026年3月の間に対象校に在籍または入学予定(学部・修士・博士課程の正規留学に限る) ● 美術作家として作品制作を通じて社会に貢献する意欲を持つ方 ● 現代アートの分野を学びたい方 |
次のすべてに該当する方 ● 2025年4月1日時点で24歳以下 ● 2025年4月~2026年3月の間に対象校に在籍または入学予定(学部・修士・博士課程の正規留学に限る) ● 理系分野専攻で卓越した研究成果を挙げることを目指す方 ● 海外大学・院で在籍中に成果を論文等で発信する意欲のある方 |
採用人数 | 6名程度 | 8名程度 | 2名程度 | 5名程度 |
支給期間 | 2026年4月~2028年3月(在籍中。最長は27歳年度末まで) | 2025年4月~2027年3月(最長で27歳になる年度末まで。更新審査あり) ※世界で研鑽を積むための奨学金のため、国内のみでの遠征費用は対象外 |
2025年4月 ~ 2027年3月 ※財団が対象とする海外の大学または大学院(以下、「対象校」)に在籍している期間中、奨学金を支給 ※奨学金支給期間は最長で27歳になる年度末(3月)まで |
2025年4月 ~ 2027年3月 ※財団が対象とする海外の大学または大学院(以下、「対象校」)に在籍している期間中、奨学金を支給 ※上記支給期間後も、毎年度実施する更新審査を通過した方には、対象校在籍中において奨学金を支給 |
支給金額 | ・米ドル:2,700/月 ・ポンド:2,000/月 ・ユーロ:2,300/月 ・日本円:200,000/月 |
・米ドル:2,700 ・日本円: 300,000/月 ※上記以外の通貨の国へ留学する場合は、財団規定の現地通貨額で支給 |
・米ドル:2,700/月 ・ポンド:2,000/月 ・ユーロ:2,300/月 |
(年間上限+生活費) ・米ドル:95,000/年(生活費最大 26,400/年、2,200/月) ・ポンド:68,000/年(生活費最大 20,400/年、1,700/月) ・カナダドル:118,000/年(生活費最大 24,000/年、2,000/月) ・豪ドル:121,000/年(生活費最大 36,000/年、3,000/月) ※上記以外の通貨:財団規定の現地通貨額 |
応募受付期間(WEBエントリー) | 2025年9月1日~2025年10月27日 23:59(日本時間) | 2024年10月1日~2024年12月2日 23:59(日本時間) ※本年度の受付は終了 |
2025年7月1日~2025年9月16日 23:59(日本時間) | 2025年7月14日~2025年9月16日 23:59(日本時間) |
採否の結果通知 | 12月末日までに財団より本人宛にメールで通知 | 後日、財団より本人宛にメールで通知 | 2025年11月末までに 財団より本人宛にメールで通知 | 2025年11月26日頃までに 財団より本人宛にメールで通知 |
他の奨学金との併給 | 可 | |||
WEBサイト | 公益財団法人江副記念リクルート財団 https://www.recruit-foundation.org/scholarship/ |
※2025年9月12日現在の情報です。予告なく変更される可能性があります。必ず各団体の公式サイトで最新要項を確認してください。
返済不要(給付型)の奨学金は人気が高く、競争率が高い傾向があります。大学入学から支給されるものは募集人員が少なめで、応募資格も厳しいため、かなりの狭き門ではありますが、「海外大学で何を学び、身につけたいのか」という学びへの強い意欲と、高い語学力があれば、奨学金獲得への道もみえてくるはず。早いうちからしっかり対策をしていけば決して無謀な挑戦ではありません。
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