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国際的に活躍したいなら知っておきたい 『国際資格』11選〜ユニーク編


日本国内だけでなく、世界に目を向けて生きていきたい! 働くなら世界を舞台に! そんな夢があるなら、国際資格の取得はぜひ視野に入れておきたいところ。海外でも通用する国際的な資格は、グローバルに仕事をするうえで自らの信頼と評価に直結します。今回は国際資格に関する連載企画の最終回になります。世界で広く認められている、ユニークでバラエティに富んだ国際資格を4つご紹介します!

国際的に活躍できる『国際資格』11選_ユニーク編

世界で通用する!ユニークな国際資格4選

国際的に活躍できる職業は、なにもビジネスシーンだけに限りません。今回は世界で通用するユニークな国際資格を4つピックアップ。得意なことを生かして世界に羽ばたくのもいいですね。

1. 英国IFA認定アロマセラピスト

IFA(国際アロマセラピスト連盟)は、アロマテラピーの普及・教育を目的として世界で初めて発足した国際機関です。アロマテラピーの本場であるイギリスをはじめ、ヨーロッパ諸国、オーストラリア、アメリカ、カナダ、日本、香港、中国、シンガポール、南アフリカなど世界中に会員を持つ、非常に権威のある国際的な団体です。アロマテラピーを学ぶ人にとって、英国IFAが認定するアロマセラピストは世界最高峰の資格になっています。アロマテラピーは主に、さまざまな種類の精油をブレンドしたアロマオイルを使ってトリートメントする仕事で、クライアントの症状に合わせて適切な対応ができる知識と技術が求められます。IFAのアロマセラピスト試験では、精油の特性を幅広く理解しているのはもちろんのこと、人体への影響や脳や嗅覚等に関する生理学、病理学、機能解剖学、植物学など多岐にわたる分野の知識を正確に把握していることが要求されます。資格取得者は、世界各国の医療・介護施設やアロマテラピーサロンで活躍し、業界をリードし続けています。日本でも就職で優遇されることが多く、医療現場での活動や独立開業に活かしたいという人におすすめの資格といえます。

2. 国際秘書検定(CBS)

国際秘書検定(CBS=Certified Bilingual Secretary)は、英語と日本語の両方を使いこなし、秘書として実務処理能力、人間性ともに優れたオフィスプロフェッショナルであることを証明する国際資格です。バイリンガルで働く秘書の実力を証明する資格として、世界で広く認められています。受験動機としては「秘書としての実力向上」や、「就職・転職への活用」が主な目的になっており、既に秘書として活躍している人や、これから就職する大学生まで幅広く受験されています。試験では、英語力はもちろんのこと、マネジメント、やオフィスコミュニケーション、英文での会計業務、ITスキル、データのセキュリティ管理など、さまざまな知識やスキルが試されます。難易度が高い資格ですが、今後さらなる需要が期待できる資格といえるでしょう。なお、CBSには準CBS資格(CBS Associate)とCBS資格(CBS)があり、準CBS資格取得者のみが受験できるCBSファイナル試験に合格するとCBS資格が授与されます。最終的に目指すなら、CBS資格がオススメです。

3. NSCA認定CSCS

NSCA(National Strength & Conditioning Association)は、健康増進やアスリートの競技力向上を目指す国際的な団体で、CSCS(Certified Strength & Conditioning Specialist)とは、NSCAが認定するグローバルな「スポーツトレーナー資格」のことを言います。スポーツ競技におけ選手のパフォーマンス向上などを目的に、トレーニングを実施できる知識と技能を有する人に与えられる資格になります。
CSCS認定試験は世界300か所以上で実施されており、現在までに世界で25,000名以上が取得しています。1999年から日本語での受験も可能となっていて、2016年時点での資格認定者は約1,500名にのぼっています。なお、資格取得のためには大卒以上の学歴が必要となります。
メジャーリーグやNFLをはじめとするプロスポーツの世界においてCSCS資格者が活躍しています。日本でも公営・民間の各種スポーツ施設などから、プロスポーツチーム・実業団・社会人スポーツチーム、病院・スポーツクリニック等の医療機関まで、CSCS資格が役立つフィールドはさまざま。世界でも日本でも、ニーズが高まっている専門的なライセンスです。

4. チャイルドマインダー

チャイルドマインダー(家庭的保育者)はイギリスで発祥した少人数保育の専門家のことを言います。0歳から12歳までの子どもを1~4名、自宅で預かったり相手の家庭に出向いたりして保育サービスを行います。保育士や幼稚園教諭が集団保育なのに対し、チャイルドマインダーは子ども一人ひとりと向き合った家庭的な保育を行うのが特長です。少人数保育という意味ではベビーシッターにも似ていますが、子どもを主体とした質の高い関わり方を追求しながら「個」を尊重し、自立心を育成することを目的としている点で大きく異なります。保育・教育に関する豊富な知識と技術だけでなく、子どもの健康管理や安全面に対する責任感、保護者との信頼を築くためのコミュニケーション力などが必要になります。
ここ数年、日本の保育の現場でも「こどもの心を理解する人」であるチャイルドマインダーが必要とされることが増えてきています。今後の保育市場の拡大の可能性を考えると、さらに人材ニーズは高まって活躍の場は広がっていくと思われます。
チャイルドマインダーの資格には、いくつかの認定団体があります。その際、イギリス政府非公認の資格認定団体もあるので、注意が必要です。もし取得を考えるなら、「国家職業資格」が得られる政府公認の機関がおすすめです。イギリス最大規模で、世界100か国以上で導入の実績を持つBTECなどは特におすすめです。

グローバルに活躍したいなら、早いうちから英語力を向上させよう

将来は海外で人の役に立つ仕事をしたいと思っていても、どんな職業に就きたいかまでは決まっていないという人も多いのでは? そんな人は視野を広げて、いろいろな仕事に目を向けてみるとよいでしょう。世界で活躍する仕事は、専門的で個性的なものがたくさんあり、興味が湧く仕事がきっとみつかるはずです。自分の好きなことや得意なことを生かせる仕事が見つかったら、海外でも通用する資格を取得して世界で活躍することを目指しましょう。ただし、国際的な資格を取る際にも、海外で働く際にも、語学力は必須になります。英語力向上には早いうちから取り組んでおきましょう。

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※この記事でご紹介している内容は2016年10月7日現在の情報に基づいています。

※この記事は、旧GLCウェブサイトの「グローバル海外進学コラム」2016年10月7日に掲載されたものです。

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