海外進学だからできた!私にぴったりの進学ルート ~ワシントン大学 Ayami K.先輩~
海外進学の魅力は、多様な進学ルートから自分に合った道を選べること。Ayami K.先輩はアメリカの2年制大学であるコミカレを経て4年制大学へ編入学し、理想の学びと経験を実現しました。専攻の決め方や卒業後の進路も含め、最適なルートを選んだ過程をお聞きしました。
※ここでご紹介している内容は個人の体験です。実際に準備する際は、必ず最新の情報をご確認ください。
ずっと憧れていた留学を実現。コミカレ+4年制編入を経て、計3年間で米国大学を卒業!
今回の「ラボ協力隊」
Ayami K.先輩
アメリカ ワシントン大学4年生、コミュニケーション専攻に加えて起業学を副専攻。
ショアラインコミュニティカレッジを1年半で短縮して卒業後、ワシントン大学に3年次編入した(2025年3月卒業予定)。
Q. あなたの進学ルートを教えてください。
高校卒業後すぐ渡米! 1年3ヵ月でコミカレを修了し、ワシントン大学3年次に編入。
Ayami K.先輩の進学ルート
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【2022年4月】高校卒業後、ショアラインコミュニティカレッジ進学。5クォーター(約1年3ヵ月)在籍
【2023年9月】ワシントン大学3年次に秋学期から編入。のちに専攻・副専攻を決定
【2025年3月】卒業予定
高校卒業後に渡米し、語学学校には行かず、TOEFL®のスコアでコミュニティカレッジに直接入学しました。そこで5クォーター*過ごした後、4年制大学であるワシントン大学に編入しました。
*クォーター制:1年間を4つの学期に分けて授業を行う制度
Q.「海外に行こう!」と思ったきっかけは?
異文化や言語、人との交流が好き。海外旅行やホームステイを通して思いが強まった!
家族で海外旅行に行く機会などもあってか、幼いころから「海外に行ってみたい」「新しいことをしてみたい」という思いが強かったです。違う国の文化や言語、人と交流することが好きで、日本では経験できないであろう日々に憧れを持っていました。
高校1年生の時にはオーストラリア短期語学研修でホームステイを経験し、海外で長く住みたいという思いがさらに強まりました。
Q. 海外進学先として特にアメリカ、中でもシアトルを選んだ決め手は?
入学後に専攻を決められるのが米国大の魅力。4学期制なら高校卒業後すぐ入学可能。
イギリスやオーストラリアも検討しましたが、「留学するならやっぱりアメリカ!」という強い思いがありました。入学してから専攻が選べるところ、日本の大学よりも編入が一般的で2つの学校で学べる(コミュニティカレッジと4年制大学)ので文化の多様性をより実感できるところに魅力を感じました。
また、シアトルを選んだのは、ワシントン州がクォーター制のため、日本の高校を卒業してからすぐ4月から入学することができたからです。
その中でもショアラインコミュニティカレッジは、英語のテストスコア無し(ただしその場合は語学学校を経る)、もしくはTOEFL®スコアで直接入学、クラスを履修できるということで選びました。4年制大学への編入サポートが充実していて、編入実績が良いことも進学の決め手になりました。
3年次からの編入先としては、違う州の4年制大学も考えていましたが、大学の施設やプログラムを見たうえで、コミカレと同じシアトルにあるワシントン大学を選びました。シアトルは気候も町も過ごしやすく、1年と3ヵ月暮らしている間に愛着が湧いたからというのもあるかもしれません。
(左)ワシントン大学の自然豊かで広大なシアトルキャンパス
(右)全米で最も美しい図書館とされるワシントン大学のSuzzallo Library
Q. 実際にそのルートを選んでみてどうでしたか? 大変だったことは?
自己管理がカギ。授業形式の違いに慣れるまで苦労したけど、海外生活は楽しい!
米国大学の授業スタイルに関して大変だったのは、自主学習がメインなのでたくさんのReading課題や、授業の復習など自分で管理すること。授業中のディスカッションやグループワークなども、日本の高校で経験したことがなかったので、慣れるまでは苦労しました。
それでも1年と3ヵ月でコミュニティカレッジを修了できたのは、クォーター制のおかげでした。一学期あたりの単位数が多く取れ、セメスター制*よりも期間が短いので回転数が多く、修了が早められたと思います。
*セメスター制:1年間を秋・春学期の2つに分けて授業を行う制度
留学生はフルタイム学生としてのビザステータス(在留資格を満たす条件)を維持するため、12単位以上(1クラスあたり5単位がほとんど)が必要ですが、私はほとんどの学期で20単位=4クラス履修していました。クラスがハイブリッド(出席日が少なく、オンラインでの課題が多く出るような形式)で、クラスの時間の被りをそこまで気にせずに済んだことも履修を早めるのに役立ったと思います。
生活面では、期待以上に異なる文化や言語に触れることが毎日楽しく感じられて、自分に合っているなと感じました。しかし、アルバイトが校外でできないことは知っていたものの、大学内での職が限られていたのが想定外でした。
Q. 日本にはあまりない、海外ならではの学びや経験で特に役立ったものは?
点と点がつながり、最終的な専攻決定へ。途中変更できる柔軟性が自分に合っていた!
コミュニティカレッジから4年制大学に編入というのが割と一般的で、専攻を途中で変更できるというのは高校卒業時点で学びたい学問が定まってなかった私にはぴったりでした。
実際、コミュニティカレッジ入学時点では一般教養からスタートして、後にビジネスを専攻。4年制大学に編入してからはコミュニケーションを専攻、起業学を副専攻しています。もともとコミュニティカレッジで一般教養の選択クラスとして取ったコミュニケーションのクラスがプレゼンなどで楽しかったので、より専門的に学びたいと思い専攻を変更しました。
企業学の会社を作るグループワークで大学のロゴを使ったパーカーを販売しています
できるだけ早く卒業したいという思いは最初からありましたが、3年間でアメリカの大学を卒業するというのは、結果的に短縮できたという感じです。コミカレにおいては、最初にカレッジのアドバイザーと全学期の予定を立てて、「もう1クラス取れそうだな」など様子を見ながら後から調整しました。
Q. 海外進学を経て、大学卒業後の進路はどのように考えていますか?
専攻の学びを生かして現地就職にチャレンジ!卒業後の進路は人によって様々です。
大学を終えたら、アメリカ現地就職を考えています。就職先としては様々ですが、私は専攻のコミュニケーション、副専攻の起業学での学びを掛け合わせて、経営やマネジメントに携わる仕事につけたらと思っています。
アメリカの就活は日本と違って、期間が決まっていません。卒業後は旅をする人や、アルバイトをしながら将来を考える人、インターンで経験を積む人など様々です。私は現在OPT*を申請中で、卒業後はすぐに日本に一時帰国をしようと思っています。
*OPT(Optional Practical Training):アメリカで卒業後に1年間の就労経験を積むことができる制度。大学、短大等、SEVP(Student and Exchange Visitor Program)に認可された学校に1年以上フルタイムで通い、卒業またはコースを修了した学生に与えられる。
Q. 今海外大を目指して頑張っている高校生にアドバイスを!
英語が得意でなくても、高校の成績が足りなくても諦めないで。道は見つかります!
たとえ英語が得意でなくても、TOEFL®など英語のテストスコアがなくても、語学学校を経由するルートがあります。
高校での成績が足りなくても、コミュニティカレッジで一からスタートすることができます。コミュニティカレッジでは学費を抑えることができるし、私立大学では奨学金が得られることもあります。私の学校は州立ですが、学部での奨学金をいただいたことがあります。
諦めなければ、自分に合った進路は見つかります。ぜひいろんな道を探してみてください!
いかがでしたか?
高校卒業後すぐに渡米し、コミカレから4年制大学へ編入したAyami K.先輩。クォーター制を活用し3年間での卒業を実現できたのは、留学生活そのものを楽しめたことに加え、やはり日々のたゆまぬ努力の賜物。理想の留学生活や卒業後のビジョンを持つことで、自分に合った国や進学ルートを選びやすくなることがわかります。迷わず挑戦し、自分だけの道を切り拓いていきたいですね。
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アメリカ / ワシントン大学 Ayami K.先輩(この記事)
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