海外大新入生に起こること 〜アメリカ シカゴ大学 Yura M.先輩〜
海外大学での新生活は、刺激に満ちたイベントだけでなく諸々のやらなければならない手続きも同時並行。シカゴ大学新1年生のYura M.先輩は、渡航後〜入学前後の出来事をどのようにくぐり抜けてきたのでしょうか。
※ここでご紹介している内容は個人の体験です。実際に準備する際は、必ず最新の情報をご確認ください。
入学前後はマスト手続きも参加したいイベントも目白押し!下調べや事前準備で余裕を持って。
今回の「ラボ協力隊」
Yura M.先輩
アメリカ シカゴ大学 1年生、公共政策・環境学専攻。
国際河川の水紛争に関心を持ち、公共政策が専攻として存在し大学院もあることなどから志望大学を選定。UWC(United World College)で学んだ経験を通して、多様性に富んだ環境に身を置きたいとも考えていた。
Q. 留学前に知っておきたい「アメリカならでは」のマスト手続きは?
学生ビザに関わる入国証明手続きは最優先!現地の電話番号取得も早めに。
1.[入国後すぐ]入国証明のチェックイン手続き
米国到着後、入国したことを証明するためのチェックイン・フォームを提出する必要がありました。私の場合は、大学のOffice of International Affairs (OIA)という留学生をサポートする部署に、オンラインでいくつかの書類を提出しました。
このチェックイン手続きは、新しいF-1/J-1ビザを持つ留学生に義務付けられていて、米国到着後2週間以内に完了する必要があります。チェックイン・フォームを期限内に提出しない場合、F-1/J-1ステータスが無効化され、アメリカに滞在できなくなってしまいます。
手続き自体は15分ほどで終わる簡単なものですが、渡米後は新生活で忙しくなるため、カレンダーやTodoリストに前もって提出期限を書き込んでおきました。
また、ほとんどの大学にはOIA Advisorというビザや入国・出国手続きをサポートするカウンセラーがいらっしゃいます。可能であればカウンセラーと入学前に一度オンラインでお話しておくと、渡米前の不安が少し和らぐかもしれません。
2.[入国後早めに]現地での電話番号取得
電話番号の取得はかなり重要でした。
保険の加入やオンラインショッピングの際に、2段階認証として電話番号が必要な場面が何度かありました。Webサイトによっては国番号を入力できないことがあり、アメリカ以外の電話番号が使用できないケースもありました。
そのため、現地の電話番号をできるだけ早く取得することをオススメします。
Q. シカゴ大学ならではと感じた手続きやイベントは?大学生活のお役立ち情報もぜひ!
オリエン、キャリアプログラムなど、交流や見識を広げる機会を積極的に活用!
1.[大学到着時]必須アプリのダウンロード
大学生活ではいくつか必要なアプリがあるので、早めにダウンロードし、使い方を確認しておくと良いかもしれません。特に、洗濯機の使用に必要なアプリ、学生の安全を確認するアプリ、大学のシャトルバスの時刻表を確認できるアプリは必須でした。
もし使い方がわからない場合は、周りの友人や同級生に聞くと、きっと親切に教えてくれると思います!
2.[入学前]留学生向けオリエンテーション参加
個人的には、留学生向けのオリエンテーションへの参加をオススメしたいと思います。プログラムでは先輩留学生や同学年の留学生と話したり、キャンパスツアーに参加したり、楽しい時間を過ごすことができました。
特に、雨の中で行われた “Amazing Race”というチームアクティビティでは、ダウンタウンの公共交通機関の使い方を覚えられただけでなく、友人との絆を深めることができて、とても良い思い出になりました。また、留学生ならではの悩みを共有できる場があることも大きな安心感につながりました。
留学生向けのオリエンテーションではシカゴの博物館も訪れました
3.[入学前]キャリアプログラム参加
私は入学前の夏期休暇にCareer Exploration Week (CEW)という大学主催のキャリアプログラムに参加しました。5日間ほどの短いプログラムでしたが、企業訪問や卒業生とのネットワーキングを通じて、充実した時間を過ごすことができました。
私はサンフランシスコのビジネスキャリアに焦点を当てたものに参加しました。このプログラムでは、Dodge & Cox(投資管理会社)、Capgemini(コンサルティングファーム)、Meta(IT)などの企業を訪問し、コンサルティングや投資銀行などのキャリアの様子を知ることができました。
それまで触れることのなかったビジネスの世界を学ぶ貴重な経験ができ、新鮮で多くの学びがありました。自分の興味分野以外のキャリアにも触れることで、世の中の仕組みをより解像度高く理解できるようになったと感じています。
Q. マスト手続きで困ったことは?どう乗り切った?
請求先住所が米国内でなければならないケースも。現地の銀行口座を開設してクリア!
オンラインショッピングの際、日本のクレジットカードやデビットカードで支払いができないケースがありました。日本のカードの場合、請求先住所(Billing Address)が日本に設定されているため、アメリカの住所しか入力できないサイトで購入できませんでした。
▼ こうして乗り切った!
請求先住所の入力が不要なオンラインショッピングサイトを利用するか、どうしても特定のサイトを使う必要がある場合は、直接電話をして購入するなど工夫しました。
また、根本的な解決策として現地で銀行口座を開設し、請求先住所を大学の寮に設定したカードを作りました。銀行によって学生用の口座の有無や手数料などが違うため、事前にオンラインで調べておくと、慌てることなく、自分に合った銀行を選べると思います。
また、口座開設時には住所の証明書が必要な場合もあるので、事前に必要書類を確認しておくと手続きがスムーズに進むかと思います。
Q. 入学前後に必要なマスト手続きをスムーズに進めるコツは?
優先順で手続きリストを作っておくのがベター。焦らず徐々に慣れる心持ちも大事!
渡航直前や入学直後は、手続きが多くて忙しく、ストレスが溜まることもあるかもしれません。今振り返ると、手続きの優先順位を考えてリストを作るなど、スケジュールの整理をしていればもう少し安心できたかなと思います。
また、初めのうちは「早く新しい環境に慣れなきゃ!」「友達を作らないと!」と必死になることもありましたが、これからの長い大学生活の中で少しずつ慣れていけば十分だと思います。たまには趣味に没頭したり、一人でゆっくり過ごしたりするのも素敵なリフレッシュになるはずです。
大学生活、楽しみですね!応援しています!!
Convocation(入学時に開かれる新入生の集まり)の時に大学のゲートにて
いかがでしたか?
新入生向けのイベントや貴重な経験、人とのつながりを得られる機会は、その時しかできない限りあるもの。イベントごともしっかり参加しながら様々なマスト手続きもこなしたY.M.先輩がアドバイスしてくれたように、入学前後の忙しさを見越して事前準備しておくなど工夫して積極的に参加したいですね。
【海外大新入生に起こること:シリーズ記事をチェック!】
カナダ/ブリティッシュコロンビア大学 Kokoha S.先輩
アメリカ/シカゴ大学 Yura M.先輩(この記事)
【海外進学・留学に関するお役立ち情報が満載!】
→Topページで海外進学・留学について知りたいキーワードを入力・検索できます
LINE公式アカウントはじめました!
無料の海外進学イベント情報や、最新の留学記事の更新を逃さず受け取れます!
→海外進学・留学ラボのLINEアカウントを友だち登録する
ベネッセでは、グローバルな進路を実現する多様な学習プログラムをご用意しています。丁寧な個別カウンセリングをもとに、あなたの希望に合わせた、「あなただけの海外留学・進学」をプロの知識と経験でしっかりサポートします。
ベネッセの海外進学プログラムでは
「海外進学にチャレンジしたい」中高生のためのイベントを随時開催中!
自分らしい進路実現に向けてぜひお気軽にご参加ください。
▼