海外大生体験談

海外大新入生に起こること 〜カナダ ブリティッシュコロンビア大学 Kokoha S.先輩〜

海外大での生活は、慣れない異国の地で暮らすだけでなく、様々な手続きを自分で進めることも多く求められます。中学時代から憧れていたブリティッシュコロンビア大学に見事入学を果たしたKokoha S.先輩に、入学前後に不可欠だった手続きやイベントなどを振り返ってもらいました。

※ここでご紹介している内容は個人の体験です。実際に準備する際は、必ず最新の情報をご確認ください。

 

到着後すぐ必要な手続きも!事前リサーチや臨機応変な行動で少しでもスムーズに。

 

今回の「ラボ協力隊」


Kokoha S.先輩

カナダ ブリティッシュコロンビア大学 2年生、社会学専攻。
中2の夏のホームステイプログラムで訪れたことをきっかけに、ブリティッシュコロンビア大学への進学を考え始める。カナダ・イギリスのほか、国内大学も併願。

 


 

Q. 留学前に知っておきたい「カナダならでは」のマスト手続きは?

 

ビザやID取得など、現地での生活に必須の手続きが渡航直後からスタート!

 

1.[現地空港に到着後]学生ビザの発給

バンクーバー空港に着いた直後、特に重要な手続きが、空港にあるイミグレーションオフィスに行って学生ビザ(Study Permit:6ヶ月以上留学するための就学許可証)を発給してもらうことです。

 

カナダの大学に長期滞在して勉強するためには必要不可欠です。イミグレーションオフィスは手荷物を受け取る場所の近くにあるので、忘れずにそこに行くこと!

 

2.[入国後]社会保険番号の取得

社会保険番号(Social Insurance Number:SIN)の取得も欠かせない手続きの一つ。カナダでアルバイト*するなど、働くためには必須です。

 

私は直接Service Canadaのオフィスに行って手続きをしましたが、思った以上に大変でした…(詳しくは後述します!)。

 

*カナダではStudy Permitを所持している場合、学期中は週に24時間まで、長期休暇中はフルタイムで就労することが可能

 

3.[入国後]ブリティッシュコロンビア州(BC州)のIDカード作成

必ずしもマストではないですが、BC州公認のIDカード(British Columbia Identification Card:BCID)も作成しておくと良いです。

 

たとえば、成人しか立ち入りできないようなパーティーやイベントでは、2つ以上の身分証明書の提示が求められます。パスポートを持ち歩くのは危険なので、必ず大学に入学してすぐ登録する保険証(Health Card)の他にBCIDを作り、その2つをIDとして持ち歩くことをおすすめします。

 

作成時間はそこまで長くなく、1〜2時間ほどで済みます。

 

 

Q. ブリティッシュコロンビア大学(UBC)ならではと感じた手続きやイベントは?大学生活のお役立ち情報もぜひ!

 

貴重な交流機会になるオリエンは逃さずに!学生向けの特典もしっかり活用を。

 

1.[入学時]新入生向けオリエンテーションの参加

授業がスタートする前の、ジャンプスタートと呼ばれるオリエンテーションに参加することをおすすめします!

 

UBCは特にキャンパスが広く、道や施設の場所を覚えるのが大変です。オリエンテーションに参加すると、先輩がキャンパスツアーをしてくれるので、大体の場所を何となく理解できるし、おすすめのスタディスポットを知ることもできます。

 

また、ジャンプスタートでは20人ほどのグループに分かれて同じメンバーと約1週間ともに過ごすので、入学前にたくさんの友達をつくることができます!特に留学生には、新しい友達を見つけるとっておきの機会だと思います。

 

ジャンプスタートで同じグループのみんなと記念撮影!

 

2.[入学時]Compass Cardをゲット!

“Compass Card(コンパスカード)”は、バンクーバー市内の公共交通機関で利用できる電子カードで、日本のPASMOやSuicaのようにタッチして乗り降りできます。そのUBC生向けとして、市内のバスや電車に無料で乗れる“U-Pass BC”プログラムがあります。

 

Compass Cardは6ドルほどで購入でき、その後は無制限に公共交通機関を使用できるので、1年生の一番初めのうちに購入することがマストです。

 

 

Q. マスト手続きで困ったことは?どう乗り切った?

 

手続き待ちで長蛇の列。じっと待つのではなく、時間を効率よく使えるように動く!

 

前述の社会保険番号(SIN)の入手は、学期初めに2〜3日間くらい、Service Canadaの係員がUBCのキャンパスに出張で来てくれたので、キャンパス内で手続きができました。ただ、パスポートとビザを提示するなど手続き自体は難しくなかったものの、列が長すぎて、とても時間がかかりました

 

▼ こうして乗り切った!

受付番号を係の人に見せると、だいたい何時くらいに呼ばれると思う、と教えてくれました。ずっとその場で待つのではなく、時間を効率的に使うと良いと思います。

 

また、オフィスのオープンと同時に行くとそこまで混んでいないので、朝の時間を狙うことをおすすめします。

 

 

Q. 入学前後に必要なマスト手続きをスムーズに進めるコツは?

 

あまり自分でやったことのない手続き。渡航前のリサーチで少しでもスムーズに!

 

渡航後には、携帯の会社に行って電話番号を取得したり通信プランに入ったりしますし、銀行口座の開設も必要になります。到着したばかりの慣れない土地で、こういった手続きをしないといけないのは結構負担が大きいです。

 

着いてからスムーズに手続きができるように、どの会社に契約するか、どの銀行に口座を開設するか、事前にリサーチして決めておくと渡航してから楽だと思います。

 

いかがでしたか? 

一つ一つが複雑だったり、長い待ち時間が発生したりすることもある海外大生のマスト手続き。Kokoha S.先輩のように、受動的に待つのではなく自ら動いて時間を有効活用する、なるべく事前に準備しておくなど、日頃から生活の中で少しでも工夫できないか考える癖をつけておきたいですね。

 

【海外大新入生に起こること:シリーズ記事をチェック!】

アメリカ/クレアモント・マッケナ大学 Ryu S.先輩

カナダ/ブリティッシュコロンビア大学 Kokoha S.先輩(この記事)

アメリカ/シカゴ大学 Yura M.先輩

 

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※この記事でご紹介している内容は2024年10月15日現在の情報に基づいています。
 

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