海外大に進学した先輩! 今学んでいる時間割の中身を教えてください! ~ワシントン大学 Ayami K.先輩~
海外大の先輩の“時間割”を通して、授業内容やその特徴について知るシリーズ。コミュニティカレッジからワシントン大学に編入したAyami K.先輩ですが、どんな専攻や授業を取っているのでしょうか。今学期の時間割や授業のスタイルとともに、海外大で得られる学びの特徴について教えてもらいました。
コミカレで出会ったコミュニケーション学。4年制大編入後は起業学と共に実践的に学び深めています!
今回の「ラボ協力隊」
Ayami K.先輩
アメリカ ワシントン大学3年生、コミュニケーション専攻に加えて起業学を副専攻。
ショアラインコミュニティカレッジを1年半で短縮して卒業後、ワシントン大学に3年次編入した。
Q. ワシントン大学ってどんな大学?専攻の決め方は?
世界中から留学生が集う大学!3年次からの専攻決めは必修科目・試験など要件は様々。
たくさんの国から留学生が集まるワシントン大学は、多様性があり学習研究環境が良いだけでなく、自然あふれる広大なキャンパスがシアトルにあります。1・2年目は一般教養を学び、3年目から専攻に入るPre-Major方式が取られています。私はショアラインコミュニティカレッジから3年次に編入しました。
ワシントン大学の自然豊かなキャンパス
春には桜が咲いて、たくさんの人が観光に訪れます
専攻選択においてはOpen(要件なし)、Minimum Requirement(最低要件としていくつかのクラスを履修済み)、Capacity-Constrained(試験あり)の3種類に分類されています。私の主専攻であるコミュニケーションはCapacity-Constrainedにあたり、試験は夏学期を除いた毎学期実施されています。この専攻では、幅広いジャンルのクラスを取ることができます。
もともとコミュニティカレッジで一般教養の選択クラスとして取ったコミュニケーションのクラスがプレゼンなどで楽しかったので、より専門的に学びたいと思いワシントン大学編入後の専攻にしました。卒業後の進路は様々ですが、私は副専攻の起業学と合わせて、経営やマネジメントに携わる仕事につけたらと思っています。
Q. 今学期はどんな時間割?特徴的な授業もいくつか教えてください!
ディスカッションやグループワークを通して、実践的に学ぶ機会がいっぱい!
Ayami K.先輩の時間割
\海外大学ならでは!のライブ感ある授業/
Innovation and Strategy
企業の経営スタイルや提携、投資形態について、実際の企業事例を参照しながら学ぶクラスです。1週間に1つビジネスケーススタディを読んで、クラスでディスカッションを行います。最後のまとめとして、グループに分かれてそれぞれがピックアップした企業の改革案についてプレゼンテーションがありました。
具体的には、スタートアップや地域の小さな企業などの経営体系を学んだり、比べたりしました。どのように資金繰りをしたか、どのように合併をしたかなどです。どうしたらもっと良くなったのか、良くなるのかアイデアを出しながら実践的に学ぶクラスでした。
実社会でどのように理論が生かされているか学べた!
なかでも印象に残っているのが、ブートキャンプ。会社を良くするための取り組みの一つとして、従業員が参加する実践的なトレーニングを採用するということです。期間や予算によりますが、会社に大きな良い影響を与えるからです。
また、毎回ディスカッションがあるため、自分の意見を積極的に言えるようになりました。たくさんのアイデアを出す「間違い」のないクラスなので、失敗を恐れずに発言することができました。
まだ自分から話すのは得意ではありませんが、スモールグループでの話し合いなど、よりアットホームな雰囲気で発言するのが苦でなくなったと思います。
\専攻の特色がよく表れている授業/
Health Communication
コミュニティにおける健康問題や、ヘルスワーカーのコミュニケーションなどについて学ぶ1.5時間のクラスです。前半は教授の講義、後半がグループワークの時間になっていました。
授業の一環で、グループで健康問題を改善するための呼びかけをする動画を制作しました。私たちは「10代のソーシャルメディア依存による社会不安」を問題とし、スクリーンタイム減少を勧めることをテーマとしました。
コミュニケーションで留意したい違いに気づけた!
他にはドラッグ、LGBTQや人種をテーマにしているグループもありました。日本よりも、アメリカでは身体だけでなく精神的な健康問題もたくさん取り上げられていると感じました。
このクラスだけでなく、前学期ではビジネスのクラスでこれらの話題が取り上げられていて、人とコミュニケーションをとる上でのいろいろな違いを理解できるようになれると思います。
\専攻に直接関係ないけど、発見や面白さがあるお気に入りの授業/
Digital Storytelling and Global Citizenship
デジタルメディアを用いたストーリーテリングと、それを通じてグローバルな市民意識の育成を目指すという2時間のクラスです。このクラスも前半は教授の話、後半はグループワークでした。
とてもアットホームな雰囲気で、教授が講義をするというよりは「話をしている」感じでした。割り当てられた課題のリーディングもしくは映画について、何か意見がある人が発表して討論する形で進行します。
動画制作の機会が重なり、リサーチ力がアップ!
このクラスでも、グループワークで環境問題について呼びかけるビデオを作りました。「ワシントン大学の発電所」についてです。意外にも様々なクラスでビデオを作るということもあって、動画制作のスキルだけでなくリサーチ力が身についたと思います。
Q. これらの授業を海外の大学で受ける良さってどんなところ?
知識を得るだけではない。社会で役立つスキル、経験を得られる機会が豊富です!
ワシントン大学のコミュニケーション専攻では、多様な視点からの学びが強調されており、実践的なスキルを養う機会が豊富にあります。
例えば、ヘルスコミュニケーションの授業では、健康問題に関する理解を深めるだけでなく、実際に情報を伝えるためのスキルも身に付きます。また、デジタルストーリーテリングの授業では、創造力や協働作業の重要性を学びます。
これらの授業は、卒業後のキャリアにおいても役立つものになると思います。
ワシントン大学のSuzzallo Library は全米で最も美しい図書館とされています
いかがでしたか?
コミカレを経て4️年制大学で専攻・副専攻を学び深めているAyami K.先輩。ディスカッションやプレゼンだけでなく、考えや意見を動画にする機会が多いことからも、理論だけでなく実践的な学びを重視する大学であることがよくうかがえましたね。
【海外大に進学した先輩! 今学んでいる時間割の中身を教えてください!:シリーズ記事をチェック!】
アメリカ / カリフォルニア州立大学モントレーベイ校 Naoki H.先輩
アメリカ / ワシントン大学 Ayami K.先輩(この記事)
イギリス / インペリアル・カレッジ・ロンドン Hazuki Y.先輩
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