海外大生体験談

海外TOP大に合格&入学するためにハズせなかった対策 〜トロント大学 Shion I.先輩〜

海外トップ大学の合格に不可欠な情報収集や対策について聞く先輩体験談。今回登場するのはトロント大学でビジネスを学ぶShion I.先輩です。「インターやIB校でなくても海外進学はできる」ことを自ら証明した先輩から、北米屈指のトップ校合格を引き寄せた秘訣を教えてもらいました。

 

学べる内容、大学生活を徹底リサーチ。エッセイの完成度だけでなくモチベキープにも役立った!

 

今回の「ラボ協力隊」


Shion I.先輩

カナダ トロント大学1年生、経営学専攻。
元々アメリカで働きたいという意向が強く、米国大進学を目指して出願準備を開始。スポーツや国際交流が好きで、中高時代はサッカー部、ビジネスコンテストなど様々な課外活動に取り組んだ。

 


 

Q. トロント大学を志望した理由は?

 

ビジネスを1年次から専門的に学べること、安全に過ごせる環境が決め手!

 

将来アメリカで働きたいという想いがあり、ネットワークという意味でも北米で学ぶことを目指していました。その念願かなって高校の留学制度でファイナリストに選ばれ、アメリカのボーディングスクールに1年間留学するつもりでした。しかし、高校3年生を迎える3月、突如相手の学校から受け入れ拒否の通知が届いたのです。

 

高校での留学は断念しなければならなかったものの、あと4年間の大学生活、そして就職も日本に居続けることが私には想像できませんでした。海外ドラマやインフルエンサーの影響でアメリカに強い憧れをもっていた私は、海外大学のオプションを考えはじめ、高校3年生の6月ごろに海外大の受験を決めました。

 

現在はカナダのトロント大学のRotman Commerce(商学部)というプログラムに在籍しています。アメリカではなく、最終的にカナダのトロント大に決めたのは「自分が学びたいことを最速で専門的に学べるから」というのが一番の理由です。

 

私はビジネスを海外で学びたいという思いが強くあり、大学はすべてビジネスプログラムに出願しました。合格をもらったアメリカの大学では1、2年生は総合的に幅広い教育を受け、3年生からビジネスの専門的な授業が始まるというシステムでした。

 

一方、トロント大は1年目から8割がビジネス科目の必修であり、入学直後から好きなことを専門的に学べる環境にとても惹かれました。その他の決め手としては、都市部の中心にキャンパスがあること、インターナショナル生の割合が高く人種差別がないこと、安全性が高いことも考慮しました。

 

楽しみにしていたプロスポーツの競技場 都会に囲まれた競技場

トロントに行ったらプロスポーツMLBやNBAなどを観戦できるのが楽しみの一つでした!

 

 

Q. 大学合格に向けてどんな情報を集めた?その目的は?

 

学校情報サイトを読み込んで専攻を決定。条件で選別後はランク順にさらに深く。

 

そもそも志望校をどうやって決めるか、という部分に着目したいと思います。私はまず学びたい専攻(Major)を決めるために、US NEWSNicheといったサイトで様々なプログラムの説明を読み、自分の興味がある専攻を決めました。

 

その後、志望校を決めるためにも上記のサイトでプログラム別のランキングを確認し、フィルターで自分が「譲れない」と思う条件をいくつか選択し、その中で残った学校をトップ校から順に調べていきました。

 

私が大学を調べる際に譲れない条件としていたのは、主に以下の3つです。

1. 学びたいプログラムがあるか
2. 都心にあること
3. 私立 or 公立、申請できる奨学金制度があるか

 

1. 学びたいプログラムがあるか:
Bachelor of Business Administration / Commerce といった、実践的な経営が学べるビジネスプログラムが確立していることをまず重視しました。(Economics Major + Business Certificateや、Business Economics といった経済学に寄ったプログラムしかない学校は志望校から外しました)


2. 都心にあること:
キャンパスが都会にあり、生活しやすく、様々な機会があること。郊外や地方(Suburban, Rural area)もしくは、公共交通機関があまりないところは候補から外しました。


3. 私立 or 公立、申請できる奨学金制度があるか
日本の奨学金の対象校以外(つまり、進学すると全額自腹で払う学校の場合)は、私立校(Private)に限定し、出願時に大学側に奨学金を申請しました。

 

 

Q. 振り返ってみて役立ったと感じること、「もっとこうすればよかった!」と思うことは?

 

好成績は合格チャンスに直結!課外活動は幅広く、長く取り組めれば良かったかも。

 

カナダの大学、特にトロント大はアメリカとは違い、高校の成績がフォーカスされます。

 

ただ、私は日本の高校に通っていたため、IB(国際バカロレア)やAP(Advanced Placement:高校在学中に特定の科目を大学初級レベルまで学べるアメリカの早期履修プログラム)などの国際的なスコアは一切ありません。そのため、高校の成績TOEFL®のスコア(大学によってはSATのスコアも)を提出しました。

 

高校の成績が良かったことは、とても合格のチャンスを高めたことだと思います!ただ、課外活動などはもっと早めから始め、継続性やバリエーションをもっと増やしていれば良かったなと思っています。

 

 

Q. エッセイや課外活動、面接など、志望校別に特化した対策は?

 

動画・SNSも駆使してリサーチ!自分にしか書けない説得力あるエッセイに。

 

エッセイのクオリティーを高めるために効果的なのがリサーチです。そして、大学の特徴出願対策を知るために一番「リアル」な情報が得られるのがYouTubeだと思います。

 

私は、現役大学生のブログや大学受験のアドバイザー動画などを毎日のように観つくし、イメージを膨らませていました。その後、大学のプログラムのWebサイトを片っ端からクリックし、なるべく具体的その学校でしかない授業やプログラムなどを見つけ、エッセイの内容の参考にしました。

 

また、InstagramなどSNSを通して日本人の現役大学生にコンタクトをとり、上記で集められなかった内容について質問し、自分にしか書けない志望理由などを書けるようにしました。

 

課外活動は自分の学びたい専攻に合わせたものが複数あると、エッセイを書くときや面接の際にとてもいい題材になります!ですが、それだけではなくアドミッションの興味を引くような、より「面白い人」になるためにも専攻にかかわらない幅広さも大切です。

 

 

Q. トロント大学に憧れる中・高生へアドバイスを!

 

モチベが一番大切!志望校にいる自分をリアルに想像できるほどやる気アップ。

 

高校の成績は絶対に良ければ良いほどよく、課外活動の開始は早ければ早いほど良いです。ですが私が思う、それをこなすために最も大切だと思うのが「モチベ」です!

 

そのモチベーションは、自分がなぜ海外大学に行きたいのか、行きたい大学にはなぜその大学に行きたいのか、行ったら何をしたいのかというのが具体的にイメージできればできるほど良いです!

 

エッセイや高校の成績キープと課外活動の両立は大変です。ですが、将来自分が夢の志望校にいる姿を想像できると、それらは自分でその夢を実現するためのチャンスであり、ステップの一つだと感じることができ、段々と楽しくなってきます。

 

だからこそ、モチベを持ち続けることが一番のアドバイスです!パッションさえあれば、努力もついてきてきっと志望校の合格をつかめます!

 

いかがでしたか? 

「やらずに後悔するくらいなら、絶対にやってみるべき」と海外進学へのやる気と情熱を大切にしてきたShion I.先輩。日々コツコツと積み上げ、高いハードルを越えていくためにも、常に自分を奮い立たせられる具体的な到達イメージを持っておくことが大切と教えてくれました。

 

【海外TOP大に合格&入学するためにハズせなかった対策:シリーズ記事をチェック!】

アメリカ / カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD) A.K.先輩

イギリス / ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン Toko H.先輩

アメリカ / ミシガン州立大学 Kai F.先輩

アメリカ / プリンストン大学 Tomoka O.先輩
カナダ / ブリティッシュコロンビア大学 K.S.先輩

アメリカ / ヴァンダービルト大学 Alisa H.先輩

アメリカ / カーネギーメロン大学 Soma N.先輩

カナダ / トロント大学 Shion I.先輩(この記事)

 

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※この記事でご紹介している内容は2024年3月19日現在の情報に基づいています。
 

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