海外大生体験談

海外TOP大に合格&入学するためにハズせなかった対策 〜カーネギーメロン大学 Soma N.先輩〜

海外大学の先輩たちが行った熱望校合格のための対策について教えてもらうシリーズ、今回はカーネギーメロン大学1年生のSoma N.先輩です。ロボティクスの代名詞的存在といえる超名門大学で学ぶことを夢見て、先輩はどのように準備したのでしょうか。

 

ものづくりに情熱を注げる最先端の環境へ!求められる学生像に理解を深め、必要な就業経験も。

 

今回の「ラボ協力隊」


Soma N.先輩

アメリカ カーネギーメロン大学 工学部1年生、コンピューターエンジニアリング専攻。
中高時代からプログラミング、ロボット製作に打ち込んでおり、世界大会入賞を機に海外進学を意識し始めた。

 


 

Q. カーネギーメロン大学(CMU)を志望した理由は?

 

ものづくりを大切にする校風、好きなことに情熱を注げる環境を求めて決定!

 

私はカーネギーメロン大学(CMU)のものづくりをとても大切にしている校風に惹かれ、行きたいと思いました。“My Heart is in the Work(自分の仕事に情熱を持つ)”という大学のモットーからわかる通り、CMUにはものづくりに好きなだけ情熱を注げるような環境が整備されています。

 

例えば、TechSparkというメイカースペース(作業場)があり、3Dプリンター、レーザーカッターなど一般的な設備から溶接や宝石加工用の本格的な道具が揃えられていたり、それらの設備を使うための授業もたくさん用意されていたりします。

 

カーネギーメロン大学にあるTechSparkの写真

TechSparkのメインの作業場

 

授業も実践的な内容1年生時から多く用意されています。例えば、コンピューター工学の1年生コースでは、回路作りに必要な道具が揃えられた道具箱が無料で全員に配られ、ラジオ回路や加算回路などを授業内で作ります。

 

カーネギーメロン大学の学生が授業中に作成した回路の写真

コンピュータ工学の授業で作った加算回路

 

ハッカソンなどのものづくりイベントも学期中に何回も開催され、仲間とプロジェクトを作るなど他の人から刺激を受けることができます。

 

 

Q. 大学合格に向けてどんな情報を集めた?その目的は?

 

目的ごとに情報源を使い分け。合格に職業経験が重要と知りインターンも!

 

大学を調べる上で私が一番大切にしていたことは、その大学の学生がどのような生活を送っているか調べ、自分がその大学にいることが想像できるか考えることでした。そのために私は学生や卒業生が直接書いているネット掲示板などを読んで情報収集していました。RedditQuoraなどが便利です。

 

大学生活を詳しく調べていたことで、大学の志望動機のエッセイを具体的に書くことができたので役に立ちました。また、モチベーションをキープすることにもとても有効だと思います。

 

大学のWebサイトで大学生活の情報を集めるのもよいとは思いますが、やはり学生の経験が美化されて書いてあることもあるので、私は大学の公式サイト学部や研究のことを調べるためだけに使っていました。

 

また、私が大学に合格する上で欠かせなかったWebサイトは、Common Data Setという大学受験の詳しいデータが載っているサイトです。SATの平均値や合格者の高校GPAの分布、どのようなことが受験者に求められているか詳しく書いてあるので、便利だと思います。実際に私も、カーネギーメロン大学では職業経験が重要視されているとこのWebサイトで読み、インターンを始め、受かることができました。

 

 

Q. 振り返ってみて「もっとこうすればよかった!」と思うことは?

 

興味をそそる授業がいっぱい!前倒し履修できていればよかったと思うことも。

 

後悔していることとしては、もっと大学の授業や教授、研究について調べればよかったと思っています。自分が選んだ専攻以外にも面白そうな授業がたくさんあることに、大学に入って初めて気づいたからです。

 

もっと早くわかっていればAP試験*(Advanced Placement)などを多く受けて、大学在学中に受講しなければいけない必修科目を減らし好きな授業を多くできたと思います。

 

*Advanced Placement:高校在学中に特定の科目を大学初級レベルまで学べるアメリカの早期履修プログラム。大学で必修科目に指定されているもののうち、入学前にAP試験でパスできたものは前倒しで履修済みとできる。

 

 

Q. エッセイや課外活動、面接など、志望校別に特化した対策は?

 

書き方は変えず、大学ごとに求める学生像に合った内容を書き分けました。

 

エッセイの書き方は大学ごとには変えませんでした。ただ、その内容は大学の求める学生像に合わせて書くようにしました。

 

例えば、カーネギーメロン大学はものづくりを大切にする大学なので、今まで作ってきたものに関するエッセイなどを書きました。

 

 

Q. カーネギーメロン大学に憧れる中・高生へアドバイスを!

 

課外活動に入れ込みすぎて、学業をおろそかにしないように注意!

 

どんなに課外活動がよくても成績が悪ければ意味がなくなってしまうので、成績は高くキープすることに努めましょう。とは言え、私も成績は学年の中では中の上ぐらいで特別良いわけではなかったので、低くても諦めないでください。

 

いかがでしたか? 

ロボット製作に打ち込んできたSoma N.先輩にとって夢の学び場であったカーネギーメロン大学。課外活動歴もさることながら、インターン経験を得たりエッセイで相手に響く内容を盛り込んだりと、大学が求める学生像について理解を深め、戦略的にしっかりと的を絞った対策を行っていることが印象的でした。

 

【海外TOP大に合格&入学するためにハズせなかった対策:シリーズ記事をチェック!】

アメリカ / カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD) A.K.先輩

イギリス / ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン Toko H.先輩

アメリカ / ミシガン州立大学 Kai F.先輩

アメリカ / プリンストン大学 Tomoka O.先輩
カナダ / ブリティッシュコロンビア大学 K.S.先輩

アメリカ / ヴァンダービルト大学 Alisa H.先輩

アメリカ / カーネギーメロン大学 Soma N.先輩(この記事)

カナダ / トロント大学 Shion I.先輩

 

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※この記事でご紹介している内容は2024年3月5日現在の情報に基づいています。
 

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