海外大生体験談

海外で学びたい&卒業したい!と思ったきっかけストーリー Ema H.先輩:アラブ首長国連邦・ニューヨーク大学アブダビ校

入学から卒業まで一貫して海外大生として学ぶことは、えてして多くの困難が伴うもの。あえてその道を選び取って、ニューヨーク大学アブダビ校に進学したEma H.先輩に、進路の決め手や現在の海外大生活を通して感じる長期留学のメリットをお聞きしました。

 

迷ったらワクワクする道へ。様々な困難も長期留学の醍醐味、新たな環境で人生の大挑戦!

 

今回の「ラボ協力隊」


Ema H.先輩

アラブ首長国連邦 ニューヨーク大学アブダビ校 1年生、数学と哲学のダブル専攻。物心ついた頃から海外進学は選択肢にあったが、本格的に考え始めたのはRoute Hのセミナーがきっかけ。

 


 

Q. 「海外で学ぶのもいいかも?」と思い始めたのはいつ頃、どんなきっかけだった?

 

勉強・課外活動に打ち込む海外大の生活に憧れて。海外大の受験方式も魅力的!

 

幼い頃から海外大進学という選択肢は漠然と頭の中にありましたが、本格的に意識し始めたのは中学3年生の時で、海外大進学をした先輩の話を聞きに行ったことがきっかけです。

 

海外大の生活ってどんな感じなんだろうと軽い感じで聞きに行ったら、毎日学業と課外活動に必死に打ち込み、寮生活でかけがえのない友人を作るという海外大の生活に憧れを抱くようになりました。大学では勉強に打ち込みたいという思いがあったので、図書館に夜遅くまで残ったり、寮で友達と勉強したりできる環境は私にとって最適でした。

 

あと、自分の好きなこと、課外活動などで評価される海外大の受験形式は魅力的でした。自分の好奇心の向くまま、高校時代に好きなことをやり続けていたら評価されますからね。

 

とはいえ、海外大受験を意識し始めた頃は「課外活動って何やればいいんだろう」と、受験のための活動という意味で捉えていました。でも、そんなものはなく、ただ自分のやりたいことを授業外でやっていけば大学に最終的に評価されると理解していくと同時に、そういう評価の仕組みにも好感を抱きました。

 

受験する中で、なぜ自分がその大学に行きたいのか、海外に行きたいのかなど、自己分析を重ね自分と向き合いながらエッセイを書く、という経験ができたのも今思えば良かったです。

 

大学に入ってからますます自己分析は深まる一方で、「自分は何を勉強したいんだろう」「なんでこの大学に来たんだろう」「将来何をしたいんだろう」と、受験という枠にハマらずに日々自分と向き合って、自分のことをひたすら考えています。そんな下準備が受験を通してできたのは大きかったです。

 

正直にいうと、高2の時、自分は本当に海外大に行きたいのか自問自答する時期もありました。日本の大学の入試の方が自分には向いているのでは、海外大は大変すぎるかも、楽がしたい…と思ったこともありました。

 

でも、最終的には自分がワクワクするところに行きたいと考え、海外大と日本の大学両方にとりあえず出す、という結論に至りました。結局のところ受験は縁、もし海外大がダメだったら潔く日本の大学に行こうと心が決まりました。

 

 

Q.「国内ではなく海外で学ぶ!」という気持ちが固まった理由は?

 

自分自身に課すチャレンジ!心おどる未知の世界で、人として成長したいから。

 

          • <大きな決め手はこの3つ!>
          • ◆ 新たな環境に飛び込み、自分のコンフォートゾーンから抜け出したかったから
          • ◆ 留学を一回経験してみないと得られない経験があると思ったから
          • ◆ 見知らぬ世界に行ってみたかったから

海外でしか得られないものは、挙げようと思えばいくらでも挙げられると思います。しかし、私が海外進学を決めた最大の理由は、海外という新しい環境に出ることで、自分に挑戦を仕掛けて人としてもっと成長したかったからです。

 

もし本当に海外が自分に合わなくても、いつでも日本に戻って来れる。けれど、一度日本の大学に進学したら、一から海外大の受験をして4年通うことはもう無いだろうと思いました。それなら、まずは海外に挑戦しようと。好奇心旺盛でチャレンジ好きな性格なので、海外に飛び込むのは自分にとってワクワクでたまらないことでしたね。

 

あと、日本と海外大で迷っていることを大学生の人に相談すると、ほぼ海外の大学に行った方がいいとアドバイスされたことも大きかったです。たとえ相談した相手が海外の大学に行っていなくても、「機会があって行けるなら行った方がいい」「行けるうちに行って視野を広げる方が自分のためになる」と、たくさんの人からアドバイスされ、自分の選択は間違っていないんだと確信できました。

 

やはり、自分が一番ワクワクするのはどこだろうと考え抜いて、必然と海外大という選択肢しかありませんでした。国内大の生活はある程度予想がつくし、自分にとって居心地がいいのはわかっていましたが、海外大は大変なこともあるだろうと思うとかえってワクワクしました。人生は一度きり、困難がある道を選びたくなります。

 

アブダビを進学先に選んだのは、大学進学のタイミングでなくても、大学院や仕事などでいつでも行けると思われる欧米より、日本に住んでいるとあまり馴染みのない中東に行ってみたかったというのが理由です。

 

それに、現地のUAEの人は学生全体の2割程度、その他は世界中から留学生が集まっていて、そんな環境はどこを探してもないだろうと思いました。ここならいろいろな価値観に触れ人としても成長できる、毎日の生活がワクワクで満ち溢れている、そんな気がしたのでこの大学を選びました。

 

 

Q. 短期留学や国内大からの編入ではなく、「入学〜卒業まで海外大!」を選んだ理由やメリットは?

 

長いようで短い4年間。多くの困難も覚悟で、正規生として濃密な留学生活を選択!

 

短期留学では、どうしてもアウトサイダー=外の人としての経験しか味わうことができないのでは、得られるものが少なくなるのではと考えたからです。長期間の留学をすることで、より多くの困難を経験し、人として成長できることを期待しました。

 

正規生だと専攻を自由に決められたり、全く異なる分野を二重専攻したりできることも魅力でした。ニューヨーク大学アブダビ校はリベラルアーツ教育で自由度が高いので、4年間自分の好きなようにいろんな分野に触れたいと考えました。

 

また、4年間通うことで一生の友人ができるといいなとも思っていました。寮生活で24時間、4年間一緒に過ごすことでしか得られないコミュニティは、短期留学ではなかなか得づらいのではないでしょうか。

 

大学の4年間は、長いようであっという間です。いざ始まってみると、やはり4年間でも留学や異国生活のすべてを味わい尽くすことは不可能に近く、4年間でも体験しきれないことはあるだろうと感じています。短期留学だったらさらに短く、物足りなかったと思います。

 

 

Q. 進学前に感じていたメリットは、実際に海外で学んでみてどうだった?

 

大変だけど学びが身につく実感あり。長期留学の醍醐味を味わっています!

 

渡航前に国内の大学にも1学期通ってみましたが、勉強面ではあまり違いがないと思います。日本の大学の授業も、授業によってはディスカッションなどがあり楽しいです。

 

しかし、海外大での生活で一番変化を感じるのは、寮生活や人間関係です。海外という親元を離れた環境で一人で生活し、母語の通じない友人たちと部屋を共にし、四六時中一緒にいるのはなかなか大変というか、独特な体験です。

 

授業ではあまり苦労することはありませんが、生活面では入学して1年近くたった今も大変さはあります。苦労というよりも、いろいろ学ぶことがあって楽しいですね。価値観もそれぞれ全く違いますが、文化の違い、考え方の違いを知れて毎日が勉強です。このメリットは、本当に留学することでしか得られないと思います。

 

勉強面だと、毎週課題もたくさん出されるので毎日のように学ぶ習慣がついています。一夜漬けの勉強になっていないので、学びが身についている感じがしますね。大変なことも多いですが、とにかく楽しい!生きてるっていう実感があります。

 

ニューヨーク大学アブダビ校の図書館の様子

近未来的な図書館。夜遅くまで沢山の人が勉強しています。

 

予習課題としてリーディングが毎回の授業で数百ページあったり、難しい内容の論文が課されたりと、質・量ともに負荷は高め。友達と協力したり、教授にオフィスアワーで助けを求めたりしてなんとかなっています。

 

大学に入るまでは授業でディスカッションをあまりやったことがなかったので、最初は心理的ハードルが高くて大変でした。それでも、どんどん慣れてきたし、自分と異なる意見を聞いたり、また自分の意見に対するクラスメートの意見新しい価値観とかも知ったりできて、今ではディスカッションに参加するのが楽しいです。

 

私は大学で理系に転向したのですが、中学以来やっていなかった化学や生物を英語で一からやるのは正直大変!英語の専門用語をいちいち日本語で調べないとだし、ほとんどの内容が私にとって新しく、日本語でも聞いたことない言葉ばかり。でも、それこそ英語で学ぶ経験だなとメリットを感じることもあります。日本語で学んでいない分野を、あえて全て英語で学ぶと比較対象もなくて、案外学びやすいなんて思ったりもしています。

 

いかがでしたか? 

見通しがつく道よりも、何が起こるかわからないワクワクする道へ。自ら好奇心旺盛でチャレンジ好きと認めるEma H.先輩。数々の海外・国内大からアブダビという地を留学先に選び取ったのは、海外大受験を通して自分の特性や学びたいこと、夢中になれることにしっかり理解を深められたゆえといえそうです。

 

【海外で学びたい&卒業したい!と思ったきっかけストーリー:シリーズ記事をチェック!】

Vol.1 Natsumi K.先輩:アメリカ・マウントホリヨーク大学

Vol.2 Subaru S.先輩:オーストラリア・トーレンス大学

Vol.3 Hiyo K.先輩:アメリカ・ブラウン大学

Vol.4 Karin F.先輩:アメリカ・ポモナ大学

Vol.5 Ema H.先輩:アラブ首長国連邦・ニューヨーク大学アブダビ校(この記事)

 

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※この記事でご紹介している内容は2023年5月30日現在の情報に基づいています。
 

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