海外名門大に留学中の先輩が試した!役に立った! TOEFL®得点アップ術 ~カリフォルニア工科大学 Jun I.先輩~
米国大を目指す人の多くがTOEFL®、SAT®の両方を受験しますが、どちらも全て英語での試験。Jun I.先輩は高2〜3にかけて並行して対策を進めていましたが、思わぬ相乗効果も得られたようです。
TOEFL®、SAT®をほぼ同時並行で対策。繰り返し練習と対策講座による英語力アップで攻略!
今回の「ラボ協力隊」
Jun I.先輩
アメリカ カリフォルニア工科大学(通称:Caltech / カルテック)1年生。
中3の時、複数の米国大見学をきっかけに、選択肢の一つとして海外進学を意識。コンピュータサイエンスまたは数学専攻予定。
Q. TOEFL®ってどんな試験?実際に受けて感じた特徴を教えてください!
高度なオール英語の問題と対峙する3時間。4技能バランスよくスコアを上げるのがカギ!
TOEFL®はとにかく長いです。3時間もハイレベルな英語の試験に取り組むこと自体、TOEFL®以外ではなかなか経験しないと思うので、初めは集中力を保つのも一苦労だと思います。
また、画面で受ける試験に慣れていないと、目も疲れてくるでしょう。通常、中学や高校の授業では紙のテキストで文を読む練習を重点的にしていると思います。そのため、このようなテストの経験がないまま突然受けると、目で行を追う感覚が普段と違って戸惑うと思います。
非常に細かい点ですが、時間制限下でできるだけ多くの情報を読み取るためには、TOEFL®公式の少し安いオンライン模試などを受けたり、パソコン上で英文を読む練習を重ねたりすることで、感覚をつかんでいくといいと思います。
また、TOEFL®はSAT®などと比べると易しいですが、4技能が求められる点で特殊だと思います。全てでバランスよくスコアを上げることが大切です。私は特に苦手だったSpeaking とWriting を重点的に練習することで、全体的なスコアを効率よく上げられました。
特に、10秒程度で内容を考えて話すSpeakingなどは、私のような海外在住経験がなかった人にとっては非常に厳しいものです。私は日常的に英語を話す習慣をつけることで、時間をかけて何とか自信をもって詰まらず話せるようになりました。
Q. TOEFL®の具体的な対策として、どんなものを使って勉強しましたか?
同じ文章で、何度も地道に練習。速読力・リスニング力アップにつながりました!
主に市販の参考書など活用しました。TOEFL®対策を始める前から英語は教科として得意なほうでしたが、演習問題を解いてみたとき、各セクションの制限時間に対して問題を解くスピードを圧倒的に上げる必要があると感じました。そこで、音読、シャドーイング、スキミングの練習を、同じ文章で繰り返しやることで、速読、リスニングなどを鍛えました。
ただ、私にとって最後まで課題だったのはWriting でした。市販の参考書で効果的なエッセイ構造などを学びましたが、やはり練習で書いたものへのフィードバックなどがないとなかなかコツがつかめません。最終的には、ベネッセのGlobal Learning Center(GLC)の先生に何度もフィードバックをもらって、徐々にクオリティを上げていきました。
また、Writingに限らず全般的な話になりますが、大詰めのときは「毎日〇題」とノルマを決めて、1ヵ月程度続けるなどして、徹底的に問題に慣れるようにしていました。
Q. 4技能(Writing, Listening, Speaking, Vocabulary)のうち、特に弱点だったものと対策は?
スキマ時間を自主練習に徹底活用。さらに、SAT®対策講座も英語力アップに貢献!
Speakingが最も苦手でした。限られた時間で即座に内容を練らないといけないのが、特に難しかったです。点数が伸びないと焦った時期は、家から駅まで歩いている時間などで、脳内で練習したりしました。また、オンライン英会話で毎日英語をしゃべる習慣をつけました。
また、間接的ではありますが、GLCのSAT®対策講座も役に立ったと感じています。もともとSAT®を高2の冬に独学で受験したものの思うような結果が得られず、スコアアップを目指して受講を決めました。
この講座で初めて、全て英語で進行する授業を経験しました。TOEFL®のSpeaking Sectionの対策になると同時に、総合的な英語力向上・進学の準備ができました。
Q. TOEFL®対策と海外大・国内大併願の両立は大変そう。どうスケジュールを立てた?
優先順位を決め、取り組みの軽重をつける!高い英語力があれば国内大受験も有利に。
私は、あまりスケジュール通りに受験が進みませんでした。国内大も併願予定だったため、高2くらいでTOEFL®は終えたかったのですが、結果的に高3までもつれこんでしまいました。実際のスコア推移は、高2の5月頃に98点、高3の6月頃に106点、最終的に高3の9月の109点で提出しました。
当初の想定より遅れていたものの、GLCで毎週英語で授業を受けたりする中で、着実に総合的な英語力は上がっている自覚があったので、少し準備してまた受験すれば、すぐに目標スコアを達成できるだろうと楽観視していました。
実際、Writing の特訓を少ししただけで、すぐに109点に届きました。トップ大に出願するには高いとは言えない点数ですが、この時期はエッセイに専念したかったのと、数点の差は他の実績などと比べると微々たるものだろうと思い、そのまま提出しました。
加えて、TOEFL®やSAT®でハイスコアを達成できるまで英語力をつければ、国内大の英語の試験はかなり有利になります。もちろん問題の形式は多少異なりますが、それでも、特に難関大の試験であればあるほど、確実に差をつけられる武器になります。私の場合、国内大の英語試験対策を特別せずに、東大の2次試験で合格を勝ち取る大きな要因になりました。
その一方で、国内大併願は全く異なる出願プロセスをすることが求められます。私は、優先順位をはっきりさせることをおすすめします。一番大きな分類では「海外と国内どちらを優先させるか」、小さなところだと「どちらのエッセイにより時間をかけるか」などです。
これは人それぞれの目標、強みなどによって変わるので、私からこれを優先した方がいい、と言うことはありません。もし迷って決めかねたら、あなたのことを良く知る人に相談してみるといいかもしれません。
いかがでしたか?
同じ文章を使った繰り返し練習や毎日のオンラインレッスンなど、努力を重ね続けたJun I.先輩。弱点を強化し、英語4技能を鍛え上げたことがスコアアップ、さらに国内大の合格にもつながったということから、TOEFL®攻略は小手先のテクニックに頼るよりも、地道な英語力の積み上げが一番の近道といえそうです。
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アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校 Misato O.先輩
アメリカ・カリフォルニア工科大学 Jun I.先輩(この記事)
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