海外大生体験談

海外名門大に留学中の先輩が試した!役に立った! TOEFL®得点アップ術 ~トロント大学 Kosei U. 先輩~

海外大受験に活用される外部英語試験としておなじみのTOEFL®ですが、短期間での対策は至難の業。特に海外トップ大ともなるとハイスコアが求められますが、トロント大学進学を果たしたKosei U.先輩が、本格的に海外大を目指し始めたのは高3の5月。出願までの約半年、どのように試験対策を進めたのでしょうか。

 

短期決戦だからこそ、王道の反復演習と複数回受験。英語漬けの環境で目標スコアを達成!

 

今回の「ラボ協力隊」


Kosei U.先輩

カナダ トロント大学 1年生。物理・数理科学(Physical and Mathematical Sciences)専攻。
多種多様な人々と交流できることと、大学院進学を見据えてトロント大学進学を選択した。

 


 

Q. TOEFL®の具体的な対策として、どんなものを使って勉強しましたか?

 

ひたすら問題を解きまくる!ヘタな近道を探すより、徹底的にやり込むのが一番。

 

TPO(TOEFL Practice Online:オンライン模試)を主としてYouTube、ネット上に出てくるほとんどの問題を使いました。TOEFL®対策のスタート時、私は英語がそんなにできなかったので、考え得る全ての勉強法を試しました!

 

ただでさえ受験生は忙しいので、効率よくショートカットできそうな勉強法を追い求めたくもなりますが、今思えば徹底的にやるのが一番の近道だと思います。とにかく演習を繰り返して、TOEFL®の出題形式を体に染み込ませて慣れていくのが大切です。

 

 

Q. 4技能(Writing, Listening, Speaking, Vocabulary)のうち、特に弱点だったものと対策は?

 

苦手だったSpeakingは毎日授業を取り、ひと通りポイントを理解したら繰り返し練習!

 

TOEFL®対策を始めた当初、苦手だったのはSpeakingです。本番の試験のように、話す内容を短い時間で考えるのが難しかったです。特に対策が必要だと感じていたので、ベネッセGlobal Learning Centerの対策講座で、Speaking の授業を毎日取りました。

 

授業回数を重ねるごとにTOEFL®における大事なポイントを理解してきたので、途中からは自分でひたすら反復練習をしました。英会話のレッスンをとったり、オンラインのSpeaking対策講座を同時並行で進めたり…それでも最初の1ヵ月は全く上達している気がせずとても辛かったです

 

そんなこんなで、高3の夏にSAT®の勉強を始めるまではSpeakingがあまり上達した実感はありませんでした。しかしSAT®の勉強を終えた後、10月以降では英語力はついてきたのもあり、英語で考えるという力がついてきました。特にタスク1で、Speakingのアイデアを出すのがだいぶ上手になった実感がありました。
 
私は、TOEFL®を英語というより「試験」だと割り切っていました。そのため、Speakingセクションでは、いかに無難でわかりやすいことを論理的に言えるのかを磨きました。特にタスク2〜4では英語で問題を読み・聞きしてメモを取り、それを元に英語で話すという、瞬時にあらゆる情報を処理して適切に返す力が求められます。
 
問題に向かうときの感覚としては、メモを取るのに使う頭とListeningで相手の言うことを理解する頭は4対6。いざメモを見ながら話す(解答する)工程では、メモの理解に3割、話すのに7割くらいの頭を使って解答するといった具合です。あくまで試験として捉えて的確に答えているかに注意し、得点に固執するようにしました。

 

 

Q. TOEFL®対策と学校の両立は大変そう。勉強方法など工夫したことは?

 

対策スタートは高3の5月。“疑似留学”で英語漬けになり、間隔短くリピート受験!

 

私の場合は海外大学を目指すのが遅く、半年でSAT®とTOEFL®のスコアを揃える必要がありました。それ以前はこれらの試験を受けることも、試験対策としての勉強も全くしてきませんでした。

 

しかし、国内大に向けた受験勉強を高校3年の5月までしていたので、あまり勉強をしなくても必要な学校のGPA(評定)を取るのは容易かったです。そこで5月以降は、海外大受験に向けて全ての勉強時間を英語に変え、擬似的に留学している環境を作りました。

 

とにかく時間がなかったので、2週間ごとにTOEFL®を受けました。8,9月はSAT®の勉強に集中しましたが、12月は最後の追い込みとして1週間に1回以上受けていました。外部英語試験は目標点に近いスコアを一旦取れれば、あとは数を打つのみ!個人的には、とにかく受験回数を重ねるのが良いと思います。

 

 

Q. TOEFL®の会場型or自宅型、それぞれのメリット・デメリットは?

 

出願要件に合うなら自宅受験型がおすすめ!静かな環境でリラックスして受けられます。

 

TOEFL®は通常の会場受験型に加えて、コロナ禍の対応として始まった自宅受験型の「ホームエディション」があります。それぞれにメリット・デメリットはあるのですが、私はどちらも受けてみて、試験を静かに受けられるというメリットが大きいと感じたのでホームエディションがおすすめです。

※ただし、志望校によっては、会場受験が可能な国・地域では自宅受験のスコア提出を認めないということもあるようです。出願書類の要件など入試要項を十分に確認してください。

 

TOEFL®を会場で受ける場合、自分のListening中に他の受験者がSpeakingを始めることもあるので気をつけましょう。

 

ホームエディションの場合、静かな環境でできますが、不正がないか試験官がずっと監視してきます。特にListeningのメモ取りで顔が画面外にいくと、Listening中だろうがチャイムを鳴らされて、試験が台無しになります。カメラの角度や自分の映り方には気をつけましょう。

 

いかがでしたか? 

TOEFL®、SAT®の両方を半年で仕上げきったKosei U.先輩。本格的にTOEFL®対策を始める以前から、大学受験を意識した学習の積み上げがベースにあったこと。加えて、早い段階で弱点克服のポイントをつかみ、徹底した反復演習・受験で試験慣れしたことが、短期間で目標スコアを達成できた秘訣といえそうです。

 

【海外名門大に留学中の先輩が試した!役に立った!TOEFL®得点アップ術:他の記事をチェック!】

アメリカ・ニューヨーク大学 Mei T.先輩

カナダ・トロント大学 Kosei U.先輩(この記事)

アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校 Misato O.先輩

アメリカ・カリフォルニア工科大学 Jun I.先輩

 

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※この記事でご紹介している内容は2023年1月17日現在の情報に基づいています。
 

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