現地で困った!乗り越えた!! 体験談 ~カリフォルニア大学バークレー校 Misato O.先輩~
念願かなってスタートした留学生活でも、ワクワク楽しいことばかりではない毎日。日本から遠く離れた地で奮闘する先輩たちは、どのような困りごとに直面し、どう乗り越えているのでしょうか。今年海外進学を果たした1年生、Misato O.先輩にお聞きしました。
乗り越えた先には、より良い生活習慣も!日本のありがたみを感じつつ様々な発見・学びを得ています
今回の「ラボ協力隊」
Misato O.先輩
アメリカ カリフォルニア大学バークレー校 1年生。
コロナ禍の休校期間に進路を考え直し、海外進学を決意。行動経済学・開発経済学、データサイエンス領域での強さ、リサーチの機会の多さなどが進学先の決め手になった。
<留学生活で困った! 第3位> 時差が大きく家族や友達と電話しづらい!
とりわけ渡米すぐの時期は、大きな環境変化に伴ってたくさんのことを見て経験できるため、新たな発見や学び、考えを家族や友達と共有したり、議論したりしたいなと思っていました。しかし16時間の時差(デイライトセービング終了により今は17時間差)があるため、日本となかなか時間が合わず電話ができませんでした。
- Q. 日本に連絡しづらい状況が続き、どう感じた?
家族や友達に近況報告をしようと思っても時間帯が合わず、寂しかったです。また、せっかく経験したことをもとにいろんな議論をしようと思っていたのに、それができなかったことも残念でした。
- Q. 16時間の時差をどう乗り越えた?
私のいるタイムゾーンの午前6時が日本の午後10時(夏時間だと午前5時が日本の午後10時)だということがわかったので、家族や友達と話すことをモチベーションに早起きすることにしました。
今セメスター(学期)は一番早い授業が午前10時からなのですが、私の時間で午前6時から電話できるように早寝早起きをすると、早起きは三文の徳というようにたくさんのメリットがあったように思います。
例えば、以前は朝ごはんをスキップしていたのに、早起きを始めてからは7時半から10時の間に提供されている食堂の朝ごはんをいただくようになりました。お昼、夜ごはんとは裏腹に、朝ごはんでは美味しいワッフルが提供されます。朝からワッフルをいただいてエネルギーを蓄えることができるので、一日楽しく効率的に過ごすことができるようになりました。
また、早起きによって授業まで時間的な余裕があるので、授業前にキャンパスを散歩したり、キャンパスへの新しい道を探したり、芝生で勉強やお昼寝をしたりするようになりました。キャンパスにいるリスを見たり、大学の隠れお気に入りスポットを開拓したりすることで息抜きやリフレッシュができています。この習慣のおかげでメンタルヘルスはとても良好です!
さらには、この早寝早起き習慣のおかげで、来セメスターの月水金の午前8時の授業、火木の午前9時からの授業には遅れることなく参加できる気がしています。
<留学生活で困った! 第2位> 国際郵便代が高すぎる!
寮から出るのが面倒な時や食堂でご飯を食べる時間がない時、体調を崩した時にパックご飯(レンジで加熱できるもの)を食べるのですが、日本から持ってきた分がなくなってしまいました。アメリカのスーパーなどで同じようなご飯を探して食べてみたのですが、やっぱり日本のご飯に勝るものはないな、とわかりました。
そこで、日本からパックご飯を郵送してもらえないかと母に聞いてみました。しかし、いろいろ調べてみると食べ物を日本からアメリカに送ることは難しく、国際郵便代もとても高いことが発覚しました。
- Q. 食べたいあの味が食べられない!どう感じた?
日本のお米が食べたくて仕方がないのに、もう食べられないかもしれないことがわかった時はとても悲しかったです。また、もっとたくさんパックご飯を持ってきたらよかったと少し後悔しました。
- Q. 食べられないつらさ、どう乗り越えた?
バークレーの冬は結構寒いのですが、全く冬服を持ってきてなかったので日本から冬服を送ってもらうことになりました。そこで、冬服と一緒にパックご飯とお気に入りのふりかけも送ってもらうことにしました。休暇期間に日本に帰国するときは、パックご飯とふりかけをたくさん持って帰ろうと思います。
<留学生活で困った! 第1位!!> 渡米して改めて実感!日本食は美味しすぎる
私の入っているミールプラン(寮の食事のプラン)では、週に12回大学の食堂で食事をすることができます。1年生はほとんどがミールプランに入っているため、食を共にすることで交友関係を広げたいと思い、渡米前は食堂を愛用する気満々でした。
初の食堂利用、大きな期待を胸にバイキングをのぞき、お皿いっぱいに食べたいものを載せました。しかし、いざ口に運んでみると、あまり美味しくない…。とても期待していたのに、どれを食べても満足できる味にはほど遠かったのです。
- Q. 楽しみだった食事が期待はずれ…どう感じた?
食べることが大好きな私にとって、人間の三大欲求のうちの一つでもある食欲を十分に満たせないことは、もはや死活問題でした。期待値を高く設定しすぎていた私も悪いのですが、慣れない環境で頑張ったごほうびに美味しいごはんをたくさん食べようと思っていたので、とても悲しかったのを今でも鮮明に覚えています。
同時に、日本食は美味しくてヘルシーで最高だな、と改めて感じました。アメリカのごはんはカロリーが高く、お腹いっぱい食べた後は毎回罪悪感に包まれます。しかし日本食だとそんなことはあまりありません。
友達と寮の食事について話していて際に、日本食は世界の中でもトップレベルで美味しくてヘルシーな食べ物なんだということに気づき、日本食をこれまでたくさん食べてこられたことに感謝の気持ちでいっぱいになると同時に、日本食が恋しくなりました。
- Q. 日本食につのる恋しさ、どう乗り越えた?
どうしても日本食が食べたかったので、友達と一緒に日本食を料理することにしました。各寮に共用のキッチンがあるので、いろんな友達グループと日本食や他の食べ物を料理しました。
これまでに、みそ焼きうどん、たこやき、お好み焼き、おでん、ミルフィーユ鍋、餃子、チャーハン、トルティーヤ、クッキーを作りました。
手作りの餃子は最高に美味しかったです!
Thanksgiving(感謝祭)では、スモークターキー、マッシュポテト、野菜サラダ、アップルパイ、パンプキンパイを友達と作り、Friendsgiving(Thanksgivingはみんな家族と一緒に祝うので、家族のもとに帰る前に友達とThanksgivingをすることをFriendsgivingといいます)をしました。
共用のキッチンなので毎日は料理しませんが、だいたい週に一回は友達とスーパーに行って材料を買って料理することにしています。
Q. 留学先での「困った!」ことに対して、どう考えておけばいい?
容易ではない環境での学び。だからこそ「なるようになる」マインドが大切!
“Lo que será, será”(スペイン語「ロ・ケ・セラ・セラ」、日本語では「なるようになる」)という言葉を常に念頭に置いておくと、何か困ったことが起こっても柔軟に対応できると思います。
生まれも育ちも日本で、インターナショナルスクールではなくて普通の日本語の学校に通っていた私にとっては、バークレーが初めてのオールイングリッシュの教育でした。そのため、英語の環境に飛び込むこと、その上でレベルの高い難しいことを英語で学ぶことは決して容易なことではありませんでした。
しかし、何かあるたびに「なるようになる」というマインドをセットしたので、フレキシブルに様々なことを受け入れられたように思います。
いかがでしたか?
時差や食事の違いなど、留学生活ならではの障害と思えることも柔軟に受けとめてきたMisato O.先輩。想定外のことも「なるようになる」マインドで乗り越え、むしろあらゆる実体験から最大限学び取っていこうという気概も感じられたのではないでしょうか。
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アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校 Misato O.先輩(この記事)
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