留学の持ち物Vol.2 先輩が実感「意外と必要なかった…」モノは?
初めての留学生活、できるだけ使い慣れたもの・お気に入りの品とともに海を渡りたいけれど荷物に限りがあるのも現実。海外大へ進学した先輩も、いろいろな情報をもとに選び抜いて日本から持ってきたものの、「そこまでいらなかったな…」と感じるものが実はあるそうです。
海外留学で日本から持ってきたけど必要なかったもの、その理由は?
今回の「ラボ協力隊」
Natsume T. 先輩【オーストラリア】
メルボルン大学2年生。南極・生態系について幅広く学びたいという気持ちから海外進学を決意。大学のファンデーションプログラム(学部入学準備コース)を経て、現在は進化・生態学を専攻。
Hibiki T. 先輩【アメリカ】
オレンジコーストカレッジ2年生。フィルムと音楽を世界のエンターテイメントの中心であるアメリカで学びたいと思い海外進学を決意。高校卒業後はELS(語学学校)のプログラムをオンラインで履修し、カレッジへ入学した。
Yasuko K. 先輩【多拠点】
アメリカ ミネルバ大学 2年生。4年間で7都市を移動しながら学ぶ全寮制の大学生として現在はソウルで学ぶ。中3の時、2週間の語学留学で英語力だけでなく人間的な成長を感じ、海外進学を考え始めた。コンピュータサイエンス専攻。
留学にいらなかったもの
Q: 日本から持ってきたものの「必要なかったかも?」と思うのはどんなモノ?
Natsume T. 先輩【オーストラリア】
日用品は現地でOK!こだわりあるもの、自分に合うサイズのものは持ち込んで。
必要なかった?もの①:シャンプーとリンス
シャンプーもリンスも近くのスーパーですぐ手に入りました。日本に比べると種類は少ないですが、特にこだわりがなければ持っていかなくていいと思います。ただ、現地に到着した日などすぐに使えるように、旅行用のミニサイズのものは持っていくと便利です。
必要なかった?もの②:ノート
日本で使っていてなじみがあったB5のノートを持っていったのですが、オーストラリアはB5ではなくA4のノートが主流とのこと。いざA4のノートを使ってみたら意外と使いやすく、どちらでもいいなと思いました。どうしてもB5サイズがいいという人も、メルボルンの市街地に無印良品があるので、そこでB5のノートを買うこともできます。
A4サイズのノートは1ページにたくさん書けるので意外と使いやすかったです。
必要なかった?もの③:大量の洋服
圧縮してたくさん洋服を持ってきたのですが、日本と気候が少し違うのであまり出番がなかったり、洗濯の手間や乾燥機のダメージを考えて着なくなったりする服がたくさんありました。また、服の趣味は変わるので苦労して持ってきた服でも意外と着なくなったりします。
お気に入りの服は持ってきた方がテンションも上がるのでいいと思いますが、それ以外は現地で買うことができました。しかし、私の場合ボトムスはサイズが合うものを探すのが大変だったので、持ってきて良かったです。体格差のせいかオーストラリアはサイズが大きめの服が多いので、小さめのサイズが必要な人は最低限の服は持っていくほうが良いと思います。
Hibiki T. 先輩【アメリカ】
少々高くつくけど日本製の文房具も入手可能。ご当地のものを試すのもアリ!
必要なかった?もの①:文房具
私はアメリカのカリフォルニア州の大学に通っているのですが、渡航前に「アメリカの文房具は質があまり良くない」と思ってノートやペンなどをたくさん持ってきました。確かにアメリカで一般的に売られている文房具は日本のものに比べて質は劣ると感じますが、日本製の文房具も簡単に手に入れられるので、持ってこなくてもよかったかなと思いました。ただ、少し値は張ります(笑)。
必要なかった?もの②:日本の調味料や食材
ほとんどのものは日系スーパーで購入することができるので、わざわざ持ってくる必要はないと思います。しかし、味噌や醤油など地域によって味が変わるものは、必要であれば持ってきても良いかもしれません。とはいえ、せっかく海外に留学しているので、ご当地のものを試してみるのもいいと思います。
Yasuko K. 先輩【多拠点】
現地の最新情報はネットで。調味料も手に入りやすいので心配無用です!
必要なかった?もの①:日本の調味料
日本の調味料は意外と手に入りやすいです(これまでに住んだ地域はアメリカ・サンフランシスコと韓国・ソウル)。逆に、意外になかったものは鶏ガラスープのもとでした。
今の時代は外国でも日本のものは意外に手に入れられるので心配しすぎることは無いと思います。それでも外国で日本のものを買う場合はお値段が高めなので、普段使う愛用品は持っていくといいかもしれませんね。
ミネルバ大学は完全に自炊。自分の舌に合った食べ物を好きなだけ食べられるので私は気に入っています。
必要なかった?もの②:日本語の観光客向けガイドブック
土地感を日本語で習得出来るかなと思い、親にも勧められて持っていきましたが、今はどこでもネットでいろいろな情報が手に入るのでほとんど使いませんでした。また観光客向けのガイドブックは、載っている情報も一度行ければいい観光名所や宿泊情報が中心。あまりその場所に住んで生活する人には向いていない気がしました。
必要なかった?もの②:本
自分の好きな本をいくつか持っていきましたが、学期中は学外でのリサーチや課題などでとにかく目まぐるしく、ゆっくり読書をする時間があまり無かったです。持ってきた本をほとんど開くことなく、一時帰国することになってしまいました。「これだけは!」というお気に入りの一冊を持っていくくらいでいいように思います。
いかがでしたか?
食料品や文房具などの日用品は、生活に根付くものだけに日本から持っていきたくなりますが、手軽に現地調達ができるところが多いようです。その分、自分のこだわりや心身の安定につながるものを厳選して持っていけますね。また、留学の醍醐味として現地で手に入るものをいろいろと試してみるのも面白そうです。
次回は、お国柄・大学ごとの特色が見えてくる意外な“マストグッズ”についてご紹介します。
【留学の持ち物:シリーズ記事をチェック!】
Vol.1 日本から持ってきてよかった!先輩の海外大生活マストグッズ
Vol.2 先輩が実感「意外と必要なかった…」モノは?(この記事)
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