留学中の先輩に聞きました! 英語の成績アップにも、国内外大受験にも!本当に役に立った英語勉強法vol.3
海外大や国内グローバル大入試で活用されるTOEFL®、SAT®、IELTSなどの試験では、英語4技能(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)が高い水準で要求されます。現在海外大で学ぶ先輩たちから、4技能それぞれの得意・苦手とともに、高校時代に取り組んでいた中で役に立った勉強法について具体的に教えていただきました。今回は、英語のインプットにあたるリスニング、リーディングについてご紹介します。
今回の「ラボ協力隊」
Natsume T. 先輩
オーストラリア メルボルン大学2年生。南極・生態系について幅広く学びたいという気持ちから海外進学を決意。大学のファンデーションプログラム(学部入学準備コース)を経て、現在は進化・生態学を専攻。
Yasuko K. 先輩
アメリカ ミネルバ大学 2年生。中3の時、2週間の語学留学で英語力だけでなく人間的な成長を感じ、海外進学を考え始めた。4年間で7都市を移動しながら学ぶ全寮制の大学生として現在はソウルで学ぶ。コンピュータサイエンス専攻。
Hibiki T. 先輩
アメリカ オレンジコーストカレッジ2年生。フィルムと音楽を世界のエンターテイメントの中心であるアメリカで学びたいと思い海外進学を決意。高校卒業後はELS(語学学校)のプログラムをオンラインで履修し、カレッジへ入学した。
リスニング(Listening)おすすめ勉強法
英語を聞く習慣が重要。繰り返し聞いて英語の表現・リズムをつかもう!
Natsume T. 先輩
リスニングは… 得意でした!
テキストのリスニング、リーディング問題のシャドーイングがおすすめです!ラジオや映画も耳を慣らすにはいいですが、何回も同じ文章を繰り返した方が、そこで使われている表現や英語のリズムなどをつかみやすいと思います。
また、テキストを使うことで試験で使われる単語や表現を覚えることができます。とはいえ、テキストばかり読んでいると飽きるので好きな映画のセリフを唱えながら観たりもしていました。
Yasuko K. 先輩
リスニングは… 得意でした!
勉強法としてよく聞くものだとは思いますが、TED Talksを使っていました。私は学校まで徒歩20分だったので、通学時間を使って行きに1本、帰りに1本TED Talksを聞いていました。
とにかく英語を聞く習慣をつけることが近道だと思います。リスニングは他の3分野と異なり受け身の状態で伸ばせる技能です。リーディング、ライティング、スピーキングは自ら読んだり書いたり話したりしないといけませんが、リスニングの場合は黙って座っていてもそこに英語が流れていれば自然と耳に入り、その状態でどれだけ耳を傾けて内容が頭に入るかということが鍵になります。
時には勉強机に座って少し難しい英語の講義を聞いてみる、はたまた何か作業中にBGMのように英語のコメディーショーを見てみる。そのような強弱をつけながら日常の中に英語を「聞く」瞬間を増やしていくことは大きな手助けになるのではないかな、と思います。
Hibiki T. 先輩
リスニングは… 得意でした!
私は高校3年生の時に、4技能すべてでベネッセのGLC(Global Learning Center)のTOEFL®対策講座を受けていました。これが一番効果あったことは間違いないです。
高校の授業と違って全て英語で行われるので、回を重ねるごとに先生の言っていることがスムーズに理解できるようになりました。TOEFL®対策講座を受けないにしても、毎日英語を聞くことは本当に重要だと思います!
英文をたくさん読み慣れることが、速く・多く読解できる力につながる!
Natsume T. 先輩
リーディングは… 苦手でした
私はリーディングがとても苦手で、文章を読んでいるつもりでも頭に入っていない時がよくありました。私と同じように読み取るのに苦戦している人は、ペンで線を引きながら読んだり、ノートにメモをとりながら読んだりするのがおすすめです。
また、英語を読むことに慣れるためにアプリで英語のネットニュースを読んでいました。興味のあるテーマなら飽きずに読むことができたので良かったと思います。
Yasuko K. 先輩
リーディングは… 苦手でした
実は最後の最後まで苦手だったのがリーディング。大学に進学してからも“What if my reading skill were great.(リーディングスキルが高ければなあ…)” と考えることがあります。それは、大学に行くと当たり前ですが読む英語の量が格段に増えるからです。
リーディングと言ってもいろいろな読み方がありますが、海外大受験について言うと、いかに速くそして多くの内容を処理できるかが勝負だと思います。好きな洋書があれば読むといいと思いますし、そうでなければTOEFL®やSAT®などのリーディング問題をひたすら演習するのもありだと思います。特にTOEFL®のリーディング問題の文章は大学の授業で読むようなものを想定して作ってあるので、実際に海外進学・留学を目指している人には事前の練習にもなって良いです。
読む量が増えれば増えるほど処理速度と読解力は上がっていくと思うので、特にリーディングが苦手な人にとっては苦しい作業だとは思いますが、それが効率的な気がします。
Hibiki T. 先輩
リーディングは… 苦手でした
私の場合、一度読むだけでは意味が理解できなかったのでリーディングは苦手でした。また、集中力が続かないことも原因だったように思います。
対策としてはGLCのTOEFL®対策講座を中心に、文中の英単語でつまずかないようにTOEFL®用の単語帳を使って覚えるということをやっていました。一朝一夕にはいきませんが、とにかく何度も問題を解くことで改善されていったと思います。
GLCの講座を受けた効果はいろいろあったものの、リーディングについて私が思う一番の効果は継続する機会を得たことでした。私は集中力がすぐに切れるし一人だと怠けてしまいがちなので、他の生徒と一緒に同じ時間に集中して取り組めたことがとてもありがたかったです。
いかがでしたか?
海外大進学を果たした先輩たちですが、リーディングは苦手意識があった様子。集中して“量”をこなすことが受験突破に、さらに海外大で日常的に大量の英語文献にあたる基礎力にもつながっていそうです。通学時間の活用や、好きな映画をシャドーイングしながら観るなど、リスニング対策もすぐに真似できそうなものばかり。ぜひ参考になさってください。
次回は英語でアウトプットする力、ライティング・スピーキングのおすすめ勉強法をご紹介します。
【英語の成績アップにも、国内外大受験にも!本当に役に立った英語勉強法:シリーズ記事をチェック!】
Vol.1:高校のテストや国内大併願の英語の勉強、どうしてた?
Vol.2:海外大入試のための英語の勉強ってどんなもの?対策のコツは?
Vol.3:先輩のおすすめ!英語勉強法〈リスニング・リーディング〉(この記事)
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