海外大生体験談

【短期留学より長期留学派!の先輩に聞きました】海外大の学生として「入学→卒業する」メリット④

海外の4年制大学へ、現地学生と同じように受験を経て進学を実現した先輩たちに、その選択の理由や進学後に感じるメリットをお聞きしています。アメリカのデポー大学に進学したSaki N.先輩は、海外生活経験がなく不安は大きかったものの、リベラルアーツ大学への進学を決意。大きな夢に向かうきっかけになったのは、家族との何気ない会話でした。

 

純粋な憧れが海外大進学の出発点。新しい出会いとつながりを通し、未知の世界を満喫中です!

 

今回の「ラボ協力隊」


Saki N. 先輩 

デポー大学 1年生。中学に入って学び始めた英語は、当時教わった英語の先生がきっかけで一番好きな科目に。中学2年生から海外大進学を考え始める。3歳からピアノを続けており、大学では音楽と英語学をダブル専攻予定。

 


 

Q:国内大ではなく、「海外大」を目指した理由やきっかけは?

 

将来を考え、気づいた“海外”という選択肢。新たな目標を持ち向上心に火がついた!

 

中学2年生のとき、母との会話でふと出た言葉がきっかけでした。受験を終えて中高一貫校に進学後、環境が一気に変わり、「自分の居場所」を必死で探していた頃です。

 

新たな目標を見つけて勉強する気持ちが消えかかっていたのですが、母が唐突に、「何か就きたい職業とか夢とかあるの?」と聞いてきました。何だろうと考えていると、母が「国連はどう?」と。思いがけない一言に驚きながら、ネットでいろいろ調べてみるとアメリカの大学が出てきました。それをきっかけに、「私の将来に“海外”を視野に入れてもいいんだ!」と思えました。

 

当時、海外大受験がどんなものか全くわかっていない中で、私にとって曖昧ながらもとてもキラキラして見えて、大きな夢を発見することができました。「人と何か違うことをしたい」という私の向上心に火をつけることができたことが、海外大進学の最大の魅力でした(笑)。

 

 

Q:短期留学や編入ではなく、長期留学となる「進学」を選んだ決め手は?

 

多様な人々と切磋琢磨しながら、自分の学びをじっくり突き詰められることが魅力!

 

私は海外生活の経験が全くなく、正直なところ、英語にも、生活習慣にも様々な不安要素を抱えていました。それでも、海外大で4年間学ぶことを選んだのには大きく2つ理由があります。

 

まず、リベラルアーツという広い世界の中で自分の学びを突き詰めていくことができること。そして、アメリカという様々な人たちが集う国で、日々切磋琢磨しながら学べることです。

 

世界中から人・もの・情報が集まるアメリカでは、日本や他の国では感じることのできないスピード感の中で、日々多様な学びに打ち込んでいけると思いました。そんな環境で少し時間をかけながら(実際は風のように日々が過ぎて行きますが…)横断的に学ぶことで、ゆっくりと自身の感性をさらに豊かにすることができるだろうという期待を持って長期留学を選択しました。

 

 

Q:実際に海外大へ進学して気づいたこと、良かったと感じることは?

 

新しい出会いとつながりにワクワク。可能性のストッパーが外れ、成長真っ盛りです!

 

海外大での生活は、18〜22歳という、まだ人として成長期まっただ中で言語や生活面でものすごい苦労をすることになります。そんな中で、どうしても日本では会うことのできない人たちやコミュニティー、教授たちと出会えるだけでなく、4年間かけてさらにつながりを築き上げていくことができます。

 

ここでしか得られない出会いとつながりがもたらす未知の世界。次はどんな世界が待っているんだろうというワクワク感が、日々のほんの小さな瞬間までも、大きなストーリーに変えてしまう力があることを知りました!

 

そして、日々大変だからこそ、人に頼ること、素直に「わからない」と言えることの大切さを知りました。それがまた、私自身の可能性のストッパーをどんどん取り払っていくという感覚も得られています!

 

クリスマスはホストファミリーと。プレゼントをもらってすごく嬉しかった!

 

ホストファザーお手製のチョコレートカップケーキ。持ち帰ったものの多すぎて、どうしようかと悩みました(笑)

 

 

Q: 海外大で学びたいけど、コロナもまだ心配。進路を考える中高生へアドバイスをお願いします!

 

入学以来コロナの影響はほぼ感じません。海外大進学への興味をぜひ大切に!

 

私が進学したインディアナ州にあるデポー大学では、2021年の入学当初はどこでもマスクをすることが義務付けられていましたが、日本の大学ほどの規制はかかっていませんでした。

 

コロナにかかる学生も中にはいますが、引き続き授業は対面で行われています。また、手洗いなど基本的なことを守っていれば、図書館で勉強したり、友達と食堂で話しながら食べたりと、ほとんどコロナの影響は感じませんでした。

 

私は、海外大受験を経験することで「かけがえのない学び」ができたと思います。受験はどうしても結果を求めてしまいますが、私自身としては、知識としての学びだけでなく海外大を志す中で「自分ってどういう人間なんだろう」という内面の学びを経ることができました。

 

海外大進学は、きっと皆さんが考えているよりもわからないこと(脅しているわけではありません!)がたくさんあると思います。でも、きっと皆さんが考えている何十倍も面白くて、不思議で、終わった頃にはあの日々が懐かしく感じることのできるものなのだと思います。

 

今、「海外大進学に興味がある」と思っているその気持ちをこれからも大切に、ぜひ挑戦してみてくださいね!

 

いかがでしたか? 

ふとした会話をきっかけに、海外大進学という新しい目標を見つけたSaki N.先輩。憧れから出発し、自分自身の内面と向き合う中で、海外のリベラルアーツ大学で学ぶ必然性を見出して進学を実現しました。未知の世界との出会いをすすんで受け入れる姿勢に、学生生活の充実感が伝わってくるようですね。

 

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※この記事でご紹介している内容は2022年4月26日現在の情報に基づいています。
 

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