【短期留学より長期留学派!の先輩に聞きました】海外大の学生として「入学→卒業する」メリット②
海外留学の手段として様々な選択肢がある中、ひときわハードルが高いようにも思える4年制大学への進学を決断した先輩に、現地の学生と同様に入学〜卒業までを経験するメリットをお聞きしています。今回登場するのは、高校卒業後に国内大学でも学び、アメリカ有数のリベラルアーツ大学へ進学したYuki Y.先輩。コロナ影響によるギャップイヤーを経て渡米した今、海外大進学の価値をどのように捉えているのでしょうか。
なりたい自分を目指して自己成長を追求。専攻の柔軟さ、現地での就職など選択肢の広がりも魅力です!
今回の「ラボ協力隊」
Yuki Y.先輩
バックネル大学 1年生。カナダに3年間住んだ経験があり、帰国後に英語力アップの必要性を感じて留学制度のある高校へ進学。学ぶ学問を確定せずに進学できる点、ダブルメジャーや専攻の変更など柔軟にできる点を魅力に感じ、アメリカのリベラルアーツ大学を選択した。
Q:国内大ではなく、「海外大」を目指した理由やきっかけは?
幅広い教養と寛大な人柄、学びに向かう姿勢。理想の人物像にふれたことがきっかけに。
高校2年生の夏に参加したサマーキャンプでアメリカのアマースト大学に滞在したことが、アメリカの大学進学を目指すきっかけになりました。アメリカの中でもトップリベラルアーツ大学として有名なアマースト大学ですが、そこにいる学生はとても生き生きとしていて、心から学問を学びに来ている姿勢が素敵だと思いました。
ほかにも、ハーバード大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)で学生にツアーをしてもらったのですが、幅広い教養や寛大な人柄をもった魅力的な人ばかり。自分もアメリカの大学で学ぶことで、そんな理想の人物像に近づけると思えました。
進路を具体的に考え出して日本国内と海外の大学を比較したとき、どちらの大学もそれぞれの良さがあると感じました。海外大は教授との近い距離や学生の学ぶ姿勢など、学問を追求する環境が整っていると思います。一方で、日本の大学では学校外に課外活動の機会がたくさんあり、学生の意思次第で有効に活用できる柔軟な環境があります。
これらのメリットとデメリットを比較して、自分が将来どのような人間になりたいかと考えたときに、海外大で学ぶことのほうが当時の私には光って見えました。最終的な決定打は、海外大に進学している学生や卒業生と話して、自分が理想とする人物像に近い人が肌感覚で多い気がしたからです。
もし授業など大学から提供されるコンテンツや環境の質などを比較しづらい場合は、実際にその環境にいた人と話してみるのも良いかもしれません。
Q:短期留学や編入ではなく、長期留学となる「進学」を選んだ決め手は?
過去の経験から得た学び、入学前〜卒業後の選択肢の広さを考慮しました。
高校2年生の時に1年間カナダに留学していたのですが、圧倒的に自分の成長を感じられたのは留学してから半年ほど経ってからだったと覚えています。その経験から、環境に深いレベルで適応するのに私は半年ほどは必要だということがわかりました。
なので、大学時代に留学するのであれば、短くても半年以上の期間はほしいところ。では、なぜ1、2年ほどの長期留学ではなくわざわざ4年間の留学にしたのかというと、あらゆる方面で選択肢が広がると感じたからです。
たとえばキャリア面では、海外大を卒業していれば現地の企業に直接入社できる確率が上がります。またアカデミック面でも、アメリカのリベラルアーツ大学に関しては専攻を決めずに入学できるため、自分が追求したい学問の選択肢が広がります。これらのメリットを考慮して、海外大に直接進学することを決意しました。
Q:実際に海外大へ進学して気づいたこと、良かったと感じることは?
海外での学生生活でしか得られない、刺激に満ちた日々。人間力が磨かれます!
海外大に進学するメリットを一つ挙げるとしたら、人間として成長できるということに尽きます。なぜなら、アカデミック・人間関係・娯楽・文化の面で刺激があふれているからです。
まずアカデミックの面では、膨大な量の課題が課され、日々体系化された学びを積み上げます。その上、寮で生活し、アメリカという日本とは異なる文化の中で、様々なバックグラウンドを持つ人々と人間関係を築きながら日々を共にします。
あらゆる刺激に満ちた海外大での生活を通して、人間として大きく成長できることを自分自身、実感しつつあります。これは半年や1年間の留学では、なかなか得られない価値だと思います。
壮大な夢を掲げて人間として成長していくのだ!
Q: 海外大で学びたいけど、コロナもまだ心配。進路を考える中高生へアドバイスをお願いします!
将来を左右する大学時代をどこで過ごすか。長期的な視点でベストな選択を!
新型コロナウイルスがまん延する中、なかなか国外に出ることが現実的でないように感じる人も多いかと思います。特に、アメリカなどの多種多様な意見を持った人々が集まる国では、感染予防の意識や対応もまちまちで、日本より感染リスクが高まる可能性もあり得ます。
ただ、人生の中で最も貴重な期間の一つである大学生活をどの環境で過ごすかは、その後の数十年がどう進むかにかかわる大きな決断です。その重要性を十分に考えたうえで、どのような環境の大学で成長したいかを考えるとよいと思います。
アメリカのコロナ対策に関してですが、私の大学では基本室内ではマスク着用が義務付けられています。さらに来学期からは、ワクチンを3回接種しており陰性証明書を取得していればマスクフリーになると聞いています。大学も徐々に普通の生活に戻ることを部分的に意識しているようです。
いかがでしたか?
高校時代に理想の人物像と重なる現地の大学生と出会い、国内大と海外大それぞれの良さを見比べて最終的に海外大進学を選択したYuki Y.先輩。学生時代を経てどんな自分になりたいか、という将来を見据えた視点は大学選び・環境選びにおいて重要なものといえそうです。
次回は、アメリカ ニューヨーク大学に通うMei T.先輩にうかがいます。
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