合格した先輩激推し! 海外入試までの黄金スケジュール③ ~やっておけばよかった!対策~
海外進学に向けた対策を経て合格に至った先輩たちにも、 “やっておくべきだった“と感じたポイントがあるようです。経験したからこそ踏まえておくべきだと感じた対策とはいったいどのようなものなのでしょうか。今回も4人の先輩のアドバイスをお届けします。
今回の「ラボ協力隊」
Saki N. 先輩
アメリカ デポー大学(DePauw University)1年生。
中学生の時に国連の仕事に興味を持ったことが海外進学のきっかけ。現在は、大学で文化人類学部と音楽(ピアノ)専攻を目指している。
アメリカにあるコミュニティーカレッジのオレンジコーストカレッジ(Orange Coast College)1年生。フィルムと音楽を世界のエンターテイメントの中心であるアメリカで学びたいと思い海外進学を決意。
Emika K. 先輩
オーストラリア メルボルン大学(The University of Melbourne) ファウンデーションコース 1年生。海外進学への芽生えは、小さい頃から英語が好きだったことから。自然が豊かで、魅力的な建築文化のあるオーストラリアを選択し進学。
アメリカ スワースモア大学(Swarthmore College)1年生。
中学生時代の短期留学をきっかけに、海外の大学での学生生活に憧れを持つようになりアメリカに進学。
Q. 海外進学を決めた先輩でも、“これはやっておけばよかった”と思う対策はありますか?
志望大学に行きたい理由を考え抜いておくこと!検定やエッセイに取り組む原動力なります。
「なぜその大学を受けるのか?」ということをもっとしっかりと考えていたらよかったなと思いました。 これは意外と海外進学を思い立った時にしっかり決めそうなことですが、最初から熟考するまで考え抜くことって難しいことだったりします。でも、最初にやりきっておかないと、英語外部検定試験のスコアを上げていくプロセス、エッセイを何度も書き直すプロセスに大いに影響します。「TOEFL®テスト、SAT®の点数のせいでその大学を受験できない!」「自分の課外活動は“素晴らしく”。だからその大学を受験できない!」というような迷いやマイナスに思ってしまうタイミングが出てくるからです。
その時に、「私が大学へ求めるものは、こういうもの!だからこそ、この大学でないとだめなんだ!」というプラスの意思を持って立ち止まる自分から前に進むことができるかどうかがとても重要です。なので、“この大学にどうしても行きたい!”と目標になるような理由や要素を高校1年生の頃から、また、海外進学を決めた時から少しずつ増やしていくことがとても大切だと思います。
Isshin Y. 先輩
書類準備を早めに!提出間際に手間取って時間が取られてしまいます。
コモンアプリケーションなど書類の準備・記入は早めにしましょう!(自戒の念を込めてお伝えします!)。一生懸命受験に向けて勉強をしたり、エッセイを書き直したりしている時、提出書類や記入は締め切りが長いのでついつい遅めに始めてしまいがちです。最後の提出の手間や時間については結構計算外のままスケジュールを進めていると大変な目にあいます。 それに受験本番が近くなればなるほど、集中してやりたい事柄が増えていき、時間が足りなくて気持ちばかり焦っていくようになります。なので、最後の提出のところにも気を留めて、準備や提出ができるものは早めに終わらせるのが吉!です。
Hibiki T. 先輩
どの準備でも先延ばしは自分を苦しめる結果に!思いついたら即行動がオススメです。
私はなんでも先延ばしにしてしまう性格なのですが、受験の準備をする際にそれは必ず裏目に出ます。それは、志望大学を検討する情報を集めることに始まり、英語外部検定試験も、エッセイや書類の準備も…全てにおいてです。それぞれ必要だというタイミングが異なって順に出てきますが、最後の受験のタイミングは待ってくれないのでそれぞれ先延ばしにしていくわけにはいきません!必要だとわかったらすぐに取り掛かることが何よりも重要だと思います。
私の場合は特に海外大学への進学を考え始める時期自体が遅かった(高校2年生の冬!)ので、もっと早くから海外大学を意識していればよかったと思いました。まだ国内進学なのか海外進学なのかを迷っている段階でも、少しでも海外進学に興味があれば、しっかり検討をするためにも情報をあつめ、さらにできる準備から始めたほうが良いと思います!
Emika K. 先輩
海外進学者は意外と孤独!あえて周りの人と積極的に関わることが大事です。
勉強や準備でもなく、メンタルを保つ対策!です。海外大学に出願する人は、ほとんどのクラスメイトと、出願する時期や大事な時期が違うと思います。なので、皆がタイムリーに話している内容が気になってしまう中それを振り払う必要があったり、自分だけ異なることを進めていく強さみたいなものが求められます。
だからといって私のように殻に閉じこもって自分だけに集中しよう!とは思わないでください。自分のことを理解しているのは家族のみ…と思わず、積極的に関わることは必要です。受験の進め方は違っても、息抜きになりますし、自分の選んだ道ではなくとも国内の進学の動きや皆がどういうことに集中しているのかなどは、勉強にもなります。特に海外進学をする人は、最後の出願前という段階では長いエッセイを何度も書き直す時期がやってきて、より自分の世界に入っていき息が詰まっていきます。そんな時、家族以外の人とのコミュニケーションは、エッセイを一人で書くための大事な支えになってくれると思います。
いかがでしたか?
海外進学の準備となると、つい勉強の対策やスケジュールや勉強の対策の具体的な内容をイメージしがちですが、準備を進めていく心得だったり、目標の定め方、精神的なケアの仕方など経験した先輩だからこそ分かるアドバイスだったことが印象的でした。次回は、最終回。先輩たちに高校の勉強とどのように両立していたのか?を具体的に聞いていきます。
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※この記事でご紹介している内容は2021年9月21日現在の情報に基づいています。
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