合格した先輩激推し! 海外入試までの黄金スケジュール② ~これだけはなずせない!段取り&対策~
海外進学に向けて対策を進める上で知っておきたい段取りやスケジュールの情報をシリーズでお届けしています。今回は、“これだけは知っておくべき!”“やらないと大変なことに!”という、おさえておくべき必須ポイントを先輩たちが経験を元に語ってくれます。
今回の「ラボ協力隊」
Saki N. 先輩
アメリカ デポー大学(DePauw University)1年生。
中学生の時に国連の仕事に興味を持ったことが海外進学のきっかけ。現在は、大学で文化人類学部と音楽(ピアノ)専攻を目指している。
アメリカにあるコミュニティーカレッジのオレンジコーストカレッジ(Orange Coast College)1年生。フィルムと音楽を世界のエンターテイメントの中心であるアメリカで学びたいと思い海外進学を決意。
Emika K. 先輩
オーストラリア メルボルン大学(The University of Melbourne) ファウンデーションコース 1年生。海外進学への芽生えは、小さい頃から英語が好きだったことから。自然が豊かで、魅力的な建築文化のあるオーストラリアを選択し進学。
アメリカ スワースモア大学(Swarthmore College)1年生。
中学生時代の短期留学をきっかけに、海外の大学での学生生活に憧れを持つようになりアメリカに進学。
Q. 先輩が経験から見出した、スケジュールや段取りで“絶対はずせない”ポイントを教えてください!
TOEFL®テストとSAT®の受検受験は、目標スコアを決めて早めに到達するのがポイント!
TOEFL®テストとSAT®受検を高校3年生の夏以降まで残さないこと!です。そのために、“いつまでに〇〇点取れるように、こういうふうに勉強しよう”と、きちんと現実を見据えた目標を決め、その目標に向かって無理のない範囲でスケジュールを組むことをおすすめします。
私の場合、いつ頃からか「点数」からの現実逃避をするようになり、そして「点数」がプレッシャーとなり、結局最後の最後までTOEFL®テストとSAT®を残すこととなってしまいました。そのような精神状況の中、高校3年生の後半は、エッセイの内容、奨学金の取得方法など、もっと他に悩むべきポイントがあるにも関わらず、「あぁ、もう私はだめだ、点数が取れないと誰も認めてくれないんだ…。」と、とても意味のないことで延々と悩む羽目になってしまいました。
だからこそ、先に知っておいていただきたいのは、“絶対に必要!重要!“と思う試験ほどしっかりと自分の英語のレベルや現実を見た上でスケジュールを組むこと、そして着実にスケジュールに合わせて終わらせておくことが何より大事です。そうすると、終わった後に安心してエッセイなどに打ち込めると思います。
Isshin Y. 先輩
TOEFL®テストに気を取られすぎず他の検定試験も同時並行に勉強を!
TOEFL®テストの勉強をし続けてしまうばかりにSAT®・ACTに手をつけるのが遅くなってしまわないようにするのが良いと思います。TOEFL®テストは海外進学に必須な人が多いと思うので、TOEFL®テストを中心に考えてスケジュールを組むことが多いと思います。それも悪くないですが、実は、SAT®やACTの方が、難易度が高くて、英語力もより高い物が要求されます。TOEFL®テストのスコアアップに気を取られて、その対策ばかりをしていると、SAT®やACTの受験までにそれぞれのテスト特徴をつかむ対策というのが時間切れになります。個人的には、SAT®やACTの勉強や対策は結果的にTOEFL®テストの点数向上にもつながると思うので、早めに着手しておくことをおすすめしたいです。
Hibiki T. 先輩
早ければ早いほうが良いのは、TOEFL iBT®テストの対策です。
TOEFL iBT®テスト対策は海外大の受験を決めたらできるだけ早くから取り掛かっておいたほうが良いと思います。私は海外進学を決断したのが高校2年生の冬と遅かったので、高校3年生になってもTOEFL iBT®テストを受けたことがありませんでした。もちろんTOEFL iBT®テストを受ける準備をしたこともなかったので、まずは準備からと思い急ぎ対策をし始めたという経験でした。試験に追われて準備を進めるということは、気も落ち着かないですし、他の準備にも影響するので、なおさら早めの準備を強くおすすめしたい!です。
Emika K. 先輩
開催が少ないSAT®はスコアアップの機会もわずか。毎回確実な目標設定を!
SAT®は開催頻度が少ないので、対策を始める前に何月にあるか調べて、受けるごとに点数の目標などを決めると良いと思います。私は、高校2年生9月頃から対策をはじめて受検をスタートしましたが、高校3年生11月までに受けたのはSAT®、SAT Subject Tests™ともに、わずか2回ずつの受検でした。次回までには、“ここを伸ばしてこの点数までいこう…!“と決めて出題に慣れたり、自分が不得意なパートの対策をしていました。
そして、エッセイは出願の2週間前に書き終わって何度も見直したほうが良いと思います。見直したはず…と思っていても結構見落としているものです。私はいくつかの出願を終えた後にミスに気づいてかなり落ち込みました。
いかがでしたか?
先輩の助言からは、海外進学に必須となる英語外部検定試験を早めに終わらせる、またそのために毎回の受験には目標を具体的に設定するなどの対策をすべきだということが分かりました。高校3年生の後半は、エッセイ作成や奨学金の申請に向け、時間や気持ちにしっかり余裕を持たせるためでもあるようです。次回は、先輩たちに“これはやっておけばよかった!”という進学を決めた後だから言えるアドバイスをいただきます。
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※この記事でご紹介している内容は2021年9月14日現在の情報に基づいています。
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