合格した先輩激推し! 海外入試までの黄金スケジュール①
海外進学に向けて、志望校選定、英語の対策、課外活動、アプリケーションの準備、奨学金の対応…などと、やらなくてはいけないことは山ほどあります。そんな全てをやりきった先輩たち。一体どのようにしてこなしたのでしょうか。そこで、今回から4回のシリーズで、先輩たちが入試まで、“どんな段取りで、どのような対策をやってきたのかに”ついて語っていただきます。
今回の「ラボ協力隊」
Saki N. 先輩
アメリカ デポー大学(DePauw University)1年生。
中学生の時に国連の仕事に興味を持ったことが海外進学のきっかけ。現在は、大学で文化人類学部と音楽(ピアノ)専攻を目指している。
アメリカにあるコミュニティーカレッジのオレンジコーストカレッジ(Orange Coast College)1年生。フィルムと音楽を世界のエンターテイメントの中心であるアメリカで学びたいと思い海外進学を決意。
Emika K. 先輩
オーストラリア メルボルン大学(The University of Melbourne) ファウンデーションコース 1年生。海外進学への芽生えは、小さい頃から英語が好きだったことから。自然が豊かで、魅力的な建築文化のあるオーストラリアを選択し進学。
アメリカ スワースモア大学(Swarthmore College)1年生。
中学生時代の短期留学をきっかけに、海外の大学での学生生活に憧れを持つようになりアメリカに進学。
Q. 海外進学に向けて対策を開始したのはいつでしたか?また、入試までの対策と段取りを教えてください!
高校1~2年生でTOEFL®テストのスコアアップ!&課外活動を数多く!が鍵でした。
高校1年生の4月から海外進学対策をスタートさせましたが、私は、TOEFL®テストを真っ先に対策しました。自分が育った環境が、インターナショナルではなかったので、英語の読み・書き・話す能力が全く足りていないことに危機感を感じていたためでした。
対策の中でも重きを置いたのは、高校1年生から2年生の間にTOEFL®テストの点数をとにかくアップさせること。90点以上のスコアが取得できれば、希望する大学に出願ができるレベルと分かり、何よりも英語のスコアを伸ばせるだけ伸ばせられるようにTOEFL®テスト対策を中心に対策を開始しました。しかし、点数がなかなか伸びず、高校3年生の後半まで受験し続けたものの、結局は、高校3年生の5月の点数を大学へ提出しました…。
課外活動は高校1年生~2年生のうちに種類を増やして、活動の受賞歴を増やすことをメインに活動をし、高校3年生からはエッセイをメインに取り組みました。私の場合、奨学金を取ることを最優先していたので、3団体のエッセイを締め切り順に書いていきました。全部の奨学金申請が終わった11月頃から本格的に大学へ提出するエッセイを書き始めました。
入試までの期間でTOEFL®テスト対策と課外活動で具体的にやったことは、学年別に整理をすると次のような流れでした。
高校1年生 |
<TOEFL®テスト対策> 英単語をメインに対策。この時点でスコア77点でした。
<課外活動> 夏休みに海外プログラム参加をしました。学校の授業の一環で書道大会へ応募。その他、年間かけてエッセイコンテストへ応募(でも落選…!)。 そして、部活を頑張っていました。 |
---|---|
高校2年生 |
<TOEFL®テスト対策> 各セクション(reading, listening, speaking, writing)の部分対策を強化。でもスコアは79点と、あまり上がっていない…!
<課外活動>生徒会活動でメインの役割を担い積極的に活動!1年生の活動と同様に夏休みは海外プログラムに参加、学校の授業の一環で書道大会へ応募、さらに年間かけてエッセイコンテストへ応募(2年生の時も落選…!)しました。 |
高校3年生 |
< TOEFL®テスト対策> ひたすらreadingを練習し、スコアを88点まで上げられました。5月に受けたこの点数を大学へ提出!実は、SATも10月頃に受験したのですが、結果を見て大学へ出さないことに決めたので1回しか受けませんでした。
<課外活動> エッセイコンテストへ応募するも落選…(9月まで挑戦)。
<出願準備> 7月頃から推薦状を書いてもらうお願いに回る!
<エッセイ関連準備> 奨学金申請(3団体)や大学のアプリケーション用に準備を6月から開始しました。 〔6月〕自己分析 〔7月〜8月〕奨学金申請(1)のエッセイ作成 〔8月下旬〜9月〕奨学金申請(2) のエッセイ作成 〔9月下旬〜10月〕奨学金申請(2) の面接準備、奨学金申請(3) のエッセイ作成 〔11月〜〕大学提出用のエッセイ作成開始 〔1月上旬〕奨学金申請(3) の面接準備 〔1月15日〕大学書類提出締め切り |
Emika K. 先輩
TOEFL®テスト対策をメインに!限られる受験回数で目標をクリアしていきました。
私は、高校2年生9月頃からTOEFL®テストの対策をスタートさせました。SAT®も受けていましたが、TOEFL®テストを中心にとにかく問題の傾向に慣れていくことをメインに据えて対策をしていきました。
入試までに受けた英語外部検定試験の受験は下記のような感じでした。
高校2年生 |
〔12月〕 SAT Subject Tests™ |
---|---|
高校3年生 |
〔 2月〕 TOEFL 〔 4月〕 TOEFL 〔 5月〕 SAT® 〔7月〕 TOEFL 〔10月〕 SAT® 〔11月〕 SAT Subject Tests™ |
結局、私は対策開始からTOEFL®テストを受けたのは2回で高校3年生の夏に受けたスコアを提出しました。海外進学を決めて対策を開始した後から入試でスコアを提出できるまでに受験できる回数は、限られています。
その中でいかにスコアを上げられるかが大事なのですが、私の場合は、問題の傾向に慣れていくことが必要だったので、とにかくTOEFL®テスト特有の問題に慣れることを対策のメインに据えていました。
課外活動のスケジュールについては、
Isshin Y. 先輩
入試までのスケジュールは、英語外部検定試験の対策が中心でした!
私が海外進学の対策をスタートしたのは、高校1年生の9月頃からでした。最初の対策は、やっぱり英語からで、TOEFL®テストのテスト対策から始めました。理由は、自分のレベルや勉強の状況を考えると、自分にとっては取り組むのに相対的に簡単であったのと、英語力にまだ自信がなかったので、とりあえず基本を固めようと思いました。
入試までのスケジュールで肝としたのは、SAT®, ACT®の対策。英語外部検定試験を主軸にスケジュールを組みました。その合間で活動歴に書けるような諸活動(日本脳科学オリンピックやピアノコンクールに出場、教育関係のボランティアなど多数!)を続けていました。本当は、高校2年生12月のSAT®でテストスコアを出し切り終わらせたかったのですが、満足のいくスコアが取れなかったので、高校3年生でも英語の勉強を続け、最終的には高校3年生7月のACT®を最後にテストは終わりとしました。後は、エッセイを高校3年生9月以降から本格的に取り組んでいきました。
Hibiki T. 先輩
高3年からTOEFL iBT®テストを初受験!遅い準備スタートでもどうにかなりました。
対策を開始と同時に一番対策したことは、TOEFL iBT®テストです。正直に言うと、英語は好きではなく、特に文法が苦手だったのでより対策しなければ!と思っていました。さらに私は、海外大学への進学を視野に入れ始めた時期が高校2年生の冬と、かなり遅かったので、実は、高校3年生の6月頃のTOEFL iBT®テスト受験が最初でした。英検も受けていましたが、海外進学を決めた後は、TOEFL iBT®テストに集中していました。英語の検定だけではなく、もちろん、エッセイも高校3年生からのスタート。入試までの準備時間としてはとても短いのですが、国内進学と併願をしていたこともあり、国内進学の勉強の合間合間で対策をしていきました。
課外活動は、海外進学の準備というわけではなかったのですが、高校1年生から放送部の部活動を中心に活動していました。活動は番組作りに励み、よく放送コンテストに出場したりしていました。他の活動としては、委員会活動やボランティア活動もよく行っていたのでその活動内容をアプリケーションで書きました。
いかがでしたか?
どの先輩も、海外進学に基準となる外部英語検定試験を中心にスケジュールを組み、対策を考えていました。受験する回数が限られる外部英語検定試験は、スコアを確実に上げていくために入試までの目前の超えていくべき目標になるようです。その勉強の合間を縫って、課外活動も多様に活動されていることや、検定試験と課外活動の終わる頃エッセイの対策が始まるような流れも参考になったのではないでしょうか。
【関連記事をチェック!】
■合格した先輩激推し! 海外入試までの黄金スケジュール② ~これだけはなずせない!段取り&対策~
■合格した先輩激推し! 海外入試までの黄金スケジュール③ ~やっておけばよかった!対策~
■合格した先輩激推し! 海外入試までの黄金スケジュール④ ~~高校の生活&勉強と両立する方法~
※この記事でご紹介している内容は2021年9月7日現在の情報に基づいています。
ベネッセでは、グローバルな進路を実現する多様な学習プログラムをご用意しています。丁寧な個別カウンセリングをもとに、あなたの希望に合わせた、「あなただけの海外留学・進学」をプロの知識と経験でしっかりサポートします。
入試までの対策の仕方やスケジュールの組み方も
専門スタッフに相談いただけます!
▼