海外大生体験談

海外留学でどうする?どうなる? 親子の関係 ② ~海外進学につながった親の影響や親のサポートタイプは?~

海外進学をする先輩たちは、おうちの方とどんな関係性を築いていたの?をシリーズでご紹介しています。
海外進学には、普通の進学とは異なり、親の海外への深い理解や献身的なサポート、海外への志向が育つ特別な環境が必要なのでは…と考えている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、”親がどんなスタンスで先輩たちをサポートしてくれるタイプだったのか?“や、”先輩たちのご家庭は海外進学をするような、特別な環境だったの?“という疑問に4人の先輩たちが赤裸々に答えてくれます。

 

 

今回の「ラボ協力隊」


Saki N. 先輩

アメリカ デポー大学(DePauw University)1年生。

中学生の時に国連の仕事に興味を持ったことが海外進学のきっかけ。現在は、大学で文化人類学部と音楽(ピアノ)専攻を目指している。

 

Hibiki T. 先輩

アメリカにあるコミュニティーカレッジのオレンジコーストカレッジ(Orange Coast College)1年生。フィルムと音楽を世界のエンターテイメントの中心であるアメリカで学びたいと思い海外進学を決意。

 

Emika K. 先輩

オーストラリア メルボルン大学(The University of Melbourne) ファウンデーションコース 1年生。海外進学への芽生えは、小さい頃から英語が好きだったことから。自然が豊かで、豊かな建築の文化のあるオーストラリアを選択し進学。

 
Isshin Y. 先輩 

アメリカ スワースモア大学(Swarthmore College)1年生。

中学生の時の短期留学が機となり、海外の大学での学生生活に憧れを持つようになりアメリカに進学。

 


 

 

Q. 先輩の親はどのようなスタンスでサポートしてくれましたか?また、海外進学志向が親の影響を受けていると思うことは?

 

Saki N. 先輩

 

やりたいことに私が熱心である限り、常に見守ってくれていました。

 

両親は、私が目的を持って何かに取り組むことに対して何事にも応援してくれるタイプでした。が、海外受験に対して言うと、父は海外受験に関して全く乗り気ではありませんでした。母は、海外進学のきっかけを作ったぐらいの人ですから海外進学にも前向きに考えてくれましたし、そもそも、「やりたいことはどんどんやりなさい!」というスタンスでした。 それでも、父が母と共通していたのは、私が「やりたい」と言ったことの意味を考えてくれていることだと思います。

 

どんな挑戦をする場合でも「失敗」というリスクは必ずあると思います。父は、私がそのリスクを「大学受験」という場で取ることが不思議で、理解できなかったからこそ積極的な後押しではなかったものの、私の海外進学をしたい姿勢と努力をどこかで認めてくれていたからこそ、私はずんずん進んで行けたのだと今だから思います。(受験期は「なんでわかってくれないの!」と、ほとんど喧嘩状態でしたが…!)   

 

海外志向は特に無いタイプ。でも、私の海外進学への夢を真剣に応援してくれました。

 

そもそも自分が育った環境に“海外進学”という選択肢が現れることは本当に意外なものでした。親もそうだったのだと思います、というのも、私の両親は、いわゆる「海外」「グローバル」「英語」とは全く無縁の人です。 

 

もちろん、私が生まれたときに「よし、この子を“グローバルな子”に育てよう」なんてことは一つも考えていなかったそうです。それでも、私が海外へ進学したいという夢を持ち、それを実現できたのは、「両親との信頼関係」があったからだと思います。 前回の記事でお伝えしたような、“夢→国連→ニューヨーク大学→アメリカの大学!”という私の思考回路はとても単純なものでした。そして、海外受験をしたことのある人が周りに全くいないという絶対的に情報量が不足している環境にも関わらず「私は大丈夫だ!海外進学できる!」と思い続けていました。 怖いもの知らずの状態で信じ続けることができたのは、まさに親との信頼関係があったからです。

 

海外進学へのスタンスで本当に親にありがたいと感じたのは、そもそも海外受験に対して親が“賛成・反対”というスタンスでいるかではなく、親が子どもの希望である海外進学を心から応援しているかどうか、その信頼関係を子供の自分も分かっていることが大事なのだと気付いたことでした。反対されたとしても、その理由は親が「心配」だからで、子どもに“幸せになってほしい”という思いに変わりはないのだと思います。なので、自分の思いや姿勢を伝える信頼関係、会話を重ねることがとても大事です。

 

 

Isshin Y. 先輩 

 

ダメになりそうな時に背中を押してくれる親の存在はとてもありがたいです。

 

私の両親は、海外進学に限らず、何に対しても…ですが、「自分でやろう!」と決めたことであったり、「続けたい!」と考えていたりすることに真剣に取り組む限りは、全力で応援してくれました。それでも、途中で折れそうになったりした時には、感じ取ってくれて、話を聞いてくれたり、叱咤激励してくれるタイプだったと思います。ずっと程よい距離感で見守ってくれて、疲れた時には手を差し伸べてくれるスタンスであったことがとてもありがたかったです。何事も自分のやる気があることに集中できる環境を作ってくれていたのだなと感じます。

 

小さい頃から親の仕事に影響を受け、海外に自然と興味が広がりました。

 

 私が海外進学に興味が深まっていったのも、親が関係しているように思います。親が言語に関わる仕事をしていて、比較的小さい頃から他言語に触れることがあり、自然と海外の言語が好きになっていました。英語や中国語を学んでいたので、短期留学などでそれが実際に使える環境の素晴らしさを気づいてより海外に対して興味が広がりましたし、インターネットなどを通じて海外の情報に触れるようになったこともあり、どんどんと外に目が向いた理由の一つだと思います。育つ中で自然に親のエッセンスを受け取りながら海外進学への気持ちが膨らんだのだと感じます。

 

Emika K. 先輩

 

親は常に、私がやりたいことを止めることなく見守ってくれています。

 

私の親は、私がやりたいことに関しては、特に干渉することなくやりたいようにさせてくれました。普段から親に自分のこと(趣向だったり、目指したいことだったり、興味関心等…)について会話をよくしていたので、親も今私がやりたいこと、取り組みたいことをその時々に理解をしてくれて見守ってくれていたと思います。 

 

私の視野が広がるよう、目にする雑誌や新聞を親がそろえてくれていました。

 

私が海外に関心が向いたことに関して、親に特に何かを勧められたということはないのですが、思えば、親が子供新聞やNational Geographic の雑誌を定期購読していたことがちょっと影響しているかもしれません。海外そのものの情報でなくても、自分の生活以外に巻き起こっている世の中の情報や世界のニュースに写真など、様々な情報に触れたことが視野を広げるのに役に立ったのではないかと思います。

 

 

Hibiki T. 先輩

 

常に応援スタンスの親。海外進学も、早めの準備に協力をしてくれました。

 

基本的に私のやりたいことは全て応援してくれる親だったので、海外進学についても応援スタンスでした。特に私の場合は、突然高校2年生で海外進学を決意しましたが、それでもそのスタンスは変わらずにいてくれたので慌てることなく進学の準備を進めていくことができたと思います。 

 

英会話教室に通わせてくれた経験から、自然に英語や海外を感じられるようになりました。

 

海外進学に関しては、親も意外だったと思います。というぐらい、特に海外進学に関して、両親の影響を受けるような環境ではなかったです。が、考えてみると6歳という幼少期から英会話教室に通わせてくれていたおかげで初めから英語や海外に大きな壁を感じなかったのだと思います。なので、急な国内→海外の進路変更であっても、国内であろうと海外であろうと進学に対する障壁に違いはあまりなく進めることができたのだと思います。

 

 

 

いかがでしたか? 

先輩たちの親に共通していたのは、先輩たちのやりたいことを常に応援をしているというスタンスでした。海外進学のきっかけにつながっている環境は、親のちょっとした海外への興味だったり、英語などの言語に触れるなどが影響しているようでしたが、特別なものではなく、あくまでも先輩自身の興味が海外へ深まったことが決断に大いに影響していそうですね。日頃から応援してもらえるように自分のやりたいことを伝えるコミュニケーションを親としておくことも大事なようです。

※この記事でご紹介している内容は2021年8月17日現在の情報に基づいています。

 

ベネッセでは、グローバルな進路を実現する多様な学習プログラムをご用意しています。丁寧な個別カウンセリングをもとに、あなたの希望に合わせた、「あなただけの海外留学・進学」をプロの知識と経験でしっかりサポートします。

ご家族のサポート内容や留学費用に関する情報についても、

専門スタッフに相談いただけます!

お問い合わせはこちら

 

 

 

 

LINE UP

海外、国内を問わず、グローバルな進路を実現する
学習プログラムをご用意しています