パンフレットには載らない! 我が校の濃すぎる特徴・裏話① ~ ウェスタンシドニー大学 ~
海外大進学に向けて国や学校を選ぶことは、自分の未来を決める重要なポイントですよね。パンフレットなどで学べる内容、生活のしやすさなどしっかり情報を収集することはもちろんできますが、やはり聞きたいのは通っている学生が伝える生の情報ではないでしょうか。ということで、“先輩たちに聞かないと得られない大学の情報!”を今回から5回のシリーズお届けします。第1回目は、オーストラリアに進学をしたY.H.先輩にウェスタンシドニー大学の魅力をお聞きします。
全員が親切!コロナ禍の交流イベントも手厚すぎる!ウェスタンシドニー大の魅力にハマっています
今回の「ラボ協力隊」
Y.H.先輩
オーストラリア ウェスタンシドニー大学(Western Sydney University)3年生。
英語力だけでなく専門的な知識や技術を身につけるため海外大学に
TAFEに一年間通い、編入でウェスタンシドニー大学に入学。B
Q. ウェスタンシドニー大学にキュンときた理由を教えてください。
A.学びたい観光学の専攻があったことと、明るく優しい学生の雰囲気を見て決めました!
私は、もともとオーストラリアでは最初にTAFE(職業訓練門学校)に通っていました。なので、その学校から編入という形で入れる大学を探し、その中でウェスタンシドニー大学を選びました。ウェスタンシドニー大学に、学びたいと思っていた観光学の専攻があるということが一番理由としては大きかったです。でも、一番決め手となったのは、オープンキャンパス。
オープンキャンパスへは専門学校の生徒として団体で訪れたのですが、そ
Q. 先輩から見たウェスタンシドニー大学の“自慢ポイント”を教えてください!
A.留学生にありがたい図書館に“STUDY SMART”という学習サポートなどで学習サポートサービスが充実しているので、とても勉強がはかどります!
3つあります!
ひとつめの自慢ポイントは、図書館に勉強に関してのアドバイザーが常駐していることです。
図書館の取り組みで生徒の学習をサポートするプログラムが行われているんです。その一つとして”STUDY SMART”というのがあり、図書館に駐在しているスタッフに課題のチェックやアドバイスを頼んだり、学習に関して全般の質問をだれでもすることができるサービスがあります。このサービスはオンラインでも受けられるのですが、私もよくエッセイやレポートのチェックをお願いして、文法ミスやよりよい文にするための的確なアドバイスをもらっています。
ふたつめは、図書館の他にも学校生活でなにか困った場合、勉強に関してつまずいた場合など、それぞれの状況に特化した相談できる場所があることも自慢です。学校の進路に困ったらUnit Cordinaterと言われる方がいて、
3つめは、キャンパスが8つもあることでしょうか。ウェスタンシドニー大学は、シドニーの中でも創立してから30年ほどしかたっていない比較的新しい大学ですが、創立50年以下の大学ランキングにて79位に評されるグローバルな大学でシドニー近郊に8つものキャンパスを持っています。さらに他の違う形態の教育施設などもいれると11にもなるみたいです!キャンパスはそれぞれ遠いのですが、実は、どこのキャンパスにも行くことができます。各キャンパスで学部が違い、学部ごとに特化した施設や設備があるそうです。
私が通っているキャンパスはシドニーの北西部にある Parramatta Campus と 2017年に完成されたばかりで最新施設がたくさん適用された Parramatta City Campusに通っています。
Q.ウェスタンシドニー大学に入る前に“知っておいた方が良いこと”はありますか?
A.入学してすぐの“履修登録“は、人気のある授業から埋まってしまうので早めに登録すべし!です。
私が今から思うと“大学に入る前に知っておきたかったな…”と思ったのは、「履修登録の手続き」です。この履修登録が、自分の学業・生活スケジュールを大きく左右します。
私は特に編入組だったのもあって、登録の仕方がよく分からなくて、入学式の時に先生に教えてもらいながら時間割を作りました。が、既に同学年の学生は休みの期間に行っていて、彼らは履修を休み前に登録済。私は後からの提出だったので、午後からの授業枠しか空いておらず午後4時スタートの授業で午後6時終わりの授業に出席するはめになってしまいました。夕方からの授業は個人的に一日のスケジュールが組みづらかったです。
特に人気があったり、枠数が少ない授業はすぐに埋まってしまうこともあるようなので、入学してから履修登録が必要であるということを知っておき、すぐに情報を集めて回ると良いと思います。
Q. 大学に入った後のことで知っておくべきアドバイスはありますか?
A. 入学してすぐのアルバイトはちょっと待った!まずは毎日のスケジュール感覚をつかむのがオススメ。
個人的に思うのは、大学入学してからの初めの頃はアルバイトと学業の両立はオススメしない!ということです。海外大学での生活は、学費や生活費がかさむため“少しでも足しにしたい…!”という気持ちは分かります。また大学のスケジュールは、一日の授業時間が平均3~4時間。一見、「楽勝じゃん!」と思うかもしれません。しかし、これはトラップで、授業に向けての予習の読み込みの量、課題をこなすための情報収集・処理、復習の時間が必要です。それを考えると、“授業時間の何倍も時間をかけないと、とてもこなせない量“なのです!
留学の大事な目的の一つとして学校を無事に卒業する事というのがあると思います。異国での仕事と慣れない授業で体を壊してしまったら元も子もないです。そのため、ある程度自分の中でペースをつかんでから、自分の体を第一に考えながら、両立していくと思います。
Q.ウェスタンシドニー大学で行われている「予想外でおもしろい!」ことはありますか?
A. オンラインのクイズ大会や、ヨガも! コロナ禍限定・学生同志のふれあいイベントが楽しいです。
コロナ禍になって出てきたウェスタンシドニー大学のおもしろいことといえば、オンラインでのイベントが増えたことです。大学のサイトがあるのですが、そこで毎週、いやほぼ毎日!のようにクイズ大会、ヨガ、エクササイズ、お料理など…様々なイベントを行っています。コロナ禍で通学が無いことはもちろん、留学生は帰国している人もほとんど。このような状況になってしまったことで、直接会う機会がないからこそ留学生はどうしてもつながる機会が少ないのですが、このオンラインイベントが良い触れ合いの機会になっていると思います。
大学に足を運ぶということが無くなったことで、一日のリズムがつかめなくなったり、一人暮らしの学生なんかは人とつながる手段が格段に減り、気が滅入ってしまう人もいると思います。それを解消するにはとても役に立っているのではないかなと感じます。この状況を利用してこのようなイベントを対応してくれた大学にも感謝です。
Q.先輩が大学や海外生活で知り合った「愛すべき、変?な“おもしろい友人・知人」”はいますか?
A. ビーチエリアの住人たちは、海が大好き。仕事も忘れて!?サーフィンをしちゃう人もいました。
シドニーは、住んでいるエリアによって、人のバックボーンがそれぞれ違って特色があってそれが魅力なのですが、有名なマンリービーチのエリアで住んでいた際は、“みんなやっぱり海が好きなんだなー”と思いました。サーフィンはもちろん盛んで大会なども行われていたのですが、そうじゃなくとも、海で何をするわけでもなく、ぼーっとしたり、本を読んだり、散歩したりする人もいて、生活の中に海が溶け込んでいました。 以前働いていたアルバイト先の方の話で“海好き”を表すエピソードがあります。
私が出勤する頃にはいつも店の鍵開け担当で先に来るはずの方が時間になっても来ていませんでした。奥さんは店に時間通り来たのですが、「旦那は(サーフィン好きで)朝から“ちょっといい波が来てるから乗ってくるわ~!”と告げて出てしまった!」とのこと、電話をしてもつながりませんでした。そこで「店長に相談だ!」ということで店長に連絡したのですが、実は、店長はその波に乗りに行った旦那さんの幼馴染。やっぱり海好きで「いい波だから行って来るわー!」と出かけてしまっていたようでした。結局、伝言ゲームのような形で店長の奥さんに事情を伝え、鍵を開けに来てもらいようやく開店することができました!
いい波を見たらサーファーの血がうずうずしてしまったんだろうなと思いました…笑。それぐらい海が人の心と生活にも溶け込んでいるおだやかなエリアでした。
Q.ウェスタンシドニー大学に興味がある高校生にメッセージをお願いします!
A. シドニーならではの自然も街もキャンパスごとに楽しめる大学。シドニー全体の雰囲気を味わいながら勉強をしたい方にお勧めです。
ウェスタンシドニー大学は、さまざまな学部やキャンパスがあるため、キャンパスそれぞれの地によって色んな顔がある大学だと思います。山の方にあったり、シドニーの街の真ん中にあったり…私のキャンパスはシドニーから少し離れた、Parramattaというところで、自然豊かなキャンパスで勉強していました。でも、街には電車1本で行けるためシドニーの雰囲気も楽しみつつ留学生活を楽しみたい方にオススメ!です。
私の留学先の部屋の写真
網戸が壊れた窓側(笑)が、私の勉強スペースでした。
机が無かったのでテレビ台を代用して、パソコンで作業する際は、膝の上にクッションを置いて作業をしていました。この場所でオンライン授業に参加したり、ミーティングに参加したり、「ひー!終わらないー!」と言いながら黙々と数々のレポートを書き上げていました。
いかがでしたか?
Y.H.先輩が通うウェスタンシドニー大学は、学生の勉強、生活面でのサポートが手厚い大学でしたね。学びを深めるための配慮だけではなく、相談窓口の多さやオラインのイベントの提供など学生の精神面も豊かになるようにサービスがあることが印象的な魅力でした。次回は、アメリカのU.C.バークレーの魅力を先輩に紹介していただきます。
※この記事でご紹介している内容は2021年4月6日現在の情報に基づいています。