一度きりの人生! 海外大で自分の可能性を広げたかった
世界で活躍中のGLC卒業生「海外進学・留学ラボ協力隊」が書き下ろし原稿、動画で 入試や大学生活についてレポートします。4月のテーマは「大学進学を考えたきっかけ」。 海外に「進学」するって特別なことと一般的には思われがちですが、 どのようなことをきっかけに目指すことになったのか、まずやり始めたことは?を 先輩たちがたっぷり語ります!記念すべき第1回目は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州のウィリアムズ大学に通う Yuichi Fukunagaさんにご登場いただきます。
Yuichi. F先輩
アメリカ ウィリアムズ大学(Williams College)
■海外進学を意識したきっかけ■
中学生のときに旅行したアメリカの「異国感」に驚きました
小さい頃から海外旅行にずっと憧れていて、いつか地元を飛び出して広い世界を見てみたいと夢見ていました。 そんな夢が叶ったのは、中学3年生の秋に行ったアメリカ旅行。どきどきしながら入国審査を通過して降り立ったカリフォルニアは、異国情緒に溢れかえっていてとても驚きました。時差ぼけで友達がバスの中で寝ている中、私は一人食い入るようにして車窓を眺めながら心を躍らせました。当時は、「いつかまたアメリカに来てみたい」と漠然と思っていただけだったのですが、まさかそれが現実になるとは思ってもいませんでした。
一番強く海外進学を意識したのは、カナダでの短期留学の際にトロント大学を訪問した時でした。それまでは「将来は海外で働きたいから外交官になろう、外交官になるには東大が近道だ」と思い東京大学を志望していました。 ですが、トロント大学に海外進学している日本人の先輩を見て、「こんな人生を歩んでいる人もいるのか!」と 目の前の可能性が大きく広がりました。そこから調べてみると、海外に進学している先輩の人生ストーリーがとても面白く、海外の大学受験プロセスを通して新しい自分の可能性に出会えるのではないかと直感で思い海外の大学を目指すようになりました。
■海外進学を決断した決め手■
高校生向けプログラムに参加し、背中を押されました
海外進学をする一番の決め手となったのは、高校1年生の終わりに参加したある選抜制の高校生向けプログラムの合宿でした。プログラム内で日本を代表する起業家の方や大企業で活躍されている経営者の方にお話を伺う機会がありました。また、プログラムに参加していた仲間は、すでに企業から受注を受け活躍している学生プログラマーであったり、学生団体を立ち上げて運営している高校生だったりと、普段通う高校内では出会うことのできなかった尖った人ばかりでした。
このプログラムを通して、様々な方と出会い、私は危機感を強く感じました。「自分は人生で何を成し遂げたいのか。本気で人生に向き合えているのか。」と自問自答し、今まで周りに流されるばかりで、自分の人生を自分で選択してこなかったことに強く後悔しました。海外の大学への進学も、当時は学校の担任の先生や家族、また高校の友人にも「やめておけ」と言われるばかりで、少し後ろ向きになっていました。ただ、このプログラムで出会った仲間との対話を通して、「一度きりの人生はやりたいように生きてやる!」と決意して、海外への大学進学に決意を固めました。
■海外に進学した今、感じること■
何をしたいのか、自分の頭で考え行動したことが今も役立っています
海外へ大学進学をすると決めた高校1年の意思決定は、私の人生をポジティブな方向に大きく変えたと思います。海外受験を決めてからの高校時代やギャップイヤーの間は、周囲の友人とは全く違った人生を歩みました。踏みならされた道を歩まなかった分、悩みや苦労を分かち合える人もいなかったので、自ずと頭を働かせ、自分の中に正解を見つけるのが当たり前になっていきました。
自分で行きたい道を決めて、自分の頭で考え行動したマインドセットと過程は、今の大学生活にも大きく役立っています。そもそも多様なキャンパスの中でも、留学生として、また非ネイティブとしてウィリアムズ大学に進学している学生はほとんどいません。この環境は刺激を多く与えてくれ、とても充実した学生生活を送っています。 なので、他の人から勧められたことをそのまま鵜呑みにするのではなくて、何をしたいのか自分で考えて行動することで、自分らしさを活かすことが大切だと思うようになりました。
最初のきっかけになった中学3年生の時のアメリカ旅行
一緒に写っているのは現地の中学校を訪問した時のバディ。
私の通うウィリアムズのライバル校である、アマースト大学に偶然進学していて、
世の中は本当に狭いなと気づかされました!
※この記事でご紹介している内容は2020年4月7日現在の情報に基づいています。